りりあんのめーぷるしろっぷ

季節感あふれる身辺雑記。

花菖蒲と紫陽花

2016-05-31 | Weblog
1916年5月もあと数時間で終わろうとしています。
この時期、もよりの神社では例年ささやかな菖蒲祭りが催されるので、
花菖蒲めあてに、ふらりと神社に出かけていたのですが、
昨日、出かけたついでに神社に立ち寄ったときは、菖蒲のことはまったく失念していました。
それだけに、薄暮の境内の池に花菖蒲が咲いているのを目にしたとたん、あまりの美しさに足が止まりました。
毎年、どなたの趣味で花の色が選ばれているのかは存じませんが、正直がっかりする年もありました。
でも、今年の花は紫の濃淡でまとめられていて、それもうれしかったです。

花菖蒲といえば、アリダ。で、散歩の道すがら紫陽花もすでに咲いていて、こちらはもちろん総司。
その二人を思い出す季節なんですね。
しみじみと懐古モードに浸ろうとしていたら、おっとっとと足元をすくわれるように、
今年初めて、金鳥の夏のCMがテレビで流れて・・・個人的には苦手な夏がすぐそこまで。

いまさらの感が強くて、気が引けるのですが、
以前、予告していたレポを簡単に片づけておこうと思います。
ローカル番組の「僕だけがいない街」の番宣レポです。時機を逸してしまったので、他で出たことのない話題だけをごく簡単にまとめます。

3月15日 FM福岡「シネマフルライフ」(平川監督と二人で出演)
 監督の藤原評は――芝居に嘘がない。これが一番大事。集中力が異様に高い。
 MCの質問「違和感を感じることがありますか? たとえば女性が髪を切ったとか」に答えて――
 鈍感なタイプ。(あとになって)あそこで気づいておくべきだよな、男としては、と。
 鈴木梨央さんについて――女の子たちがパンツ!パンツ!とげらげら笑っているのを、
             同じ11歳の梨央ちゃんはシリアスな目でじっと見ていた。
 (この話を聞いたときは、何の話かまったくわからなかったのですが、「行列のできる・・・」を観て
  合点がいきました。でも、あの子たちの年齢に関しては誤解があったようですが)

 最後に、MCの女性の藤原評――イメージどおり、藤原さんは気さくな、誰も緊張させない、フラットな方。

もう一本、簡単にまとめるのは3月27日の「めんたいワイド増刊号」。
福岡竜馬アナウンサーとのロケでした。訪れた場所は、18年前にリバイバルということで、
小学校の旧校舎を再利用したレストラン。教室に入ると、黒板に「日直 竜也」などと書いてあって、
なかなか細かい仕込みがしてありました。
その日直さんは教室に入るなり、さっさと後ろの席に座って、「俺、だいたいここ。窓際の一番うしろで楽してるタイプ」
小学校時代はサッカー少年だったなどの話をしつつ、出された給食セット(ソフト麺に懐かしいの感想)とシーザーサラダ。
ドレッシングはなぜか太い注射器に入っているのを客がサラダにかけるシステムで、このとき事故が!
注射器を手にした日直さん、福岡アナにドレッシングを盛大に振りまいてしまいました。
爆笑しながらのひと言。「言い訳させてください。コレ(注射器)が悪い」
場所を変えて、お寿司屋さんへ。ここでは階段ずし(らせん階段状に盛り付けた握り寿司に「幸せ、溜息しか出ない」)と
とんこつ鍋(「これはうめえな。はじめて食べた」)を食したあとで、
アナに画力に自信があるとか? と振られて「どこぞの情報ですか、それ。書けと言われれば書きます」と答えて
出されたお題が「西部ライオンズのファンということで、あのライオンの横顔を」
非常に苦しみつつ(「ああ、難しい・・・ガチで書いてるんだけど・・・こんなんだっけ?」)描きあげた絵は
ライオンというより魚のような・・・画力に関しては舞台あいさつの一件で広く知れ渡ってしまいましたが、
独特のユーモアと感性があるというか、なんだか不思議だけど楽しくなる絵なんですよね。
でも、いまだに小栗くんのオールナイトニッポンにゲストで出たとき、絵具で汚れた服を指摘されて、
直前まで油絵を描いていたと説明していた件。あれはいったい何だったのだろうと思います。

あと別番組で、例によって何かおいしいものは食べましたかと聞かれて、イカを食べましたと答えたのですが、
MCに感情を噴出する場面についての話の流れで、「透き通ったイカを見たときに、叫び声は出ませんでしたか?」と振られて
「はい、出ました」「なんて?」「さすがですね・・・おイカ様に向かって、さすがですと叫びました」の会話が
ちょっと笑えました。

思ったより長くなってしまいましたし、書きながらもいまさら感が募ってきましたが、
とりあえず、約束をはたせて、ほっとしました。おつきあい、ありがとうございました。


4 コメント

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ありがとうございました。 (RUMI)
2016-06-02 11:30:54
素敵なローカル番組のご紹介♪
地方に行くとご当地のおいしいものを食べさせていただける、て結構ありますよね。これまでも九州では特にそういうことあったような。
ライオンズのレオくんの絵、どなたかがツィッターだかで挙げてくださったの拝見しました。確かにあれは、ライオンではなかったような気がしますが(笑)、おっしゃる通り、独特のユーモアというか不思議な可笑しみがあって、もちろんファンの贔屓目ではありますが、大好きです♪そうそう、あの油絵の件、あれ以来話題にされたこともありませんよね?
監督が「芝居に嘘がない」とおっしゃってくださったこと、嬉しいです。雑誌のインタビューでも「本物だ」と言われたこともあって、何よりも現場のスタッフさんに認めていただけるのが嬉しいですね。ただ、この「嘘がない」を聞いて、私が一番に思い出したのは、「『そんな涙は嘘っぱちだ』と怒られそうですけど、、」というあの言葉でした。嘘のない芝居をすること、19年間、守ってこられたのはそのことなのかなと、思っています。

6月になりましたね。
ももちゃん、叔母さま、お変わりなくお過ごしでしょうか。
秋の舞台の日程も出ました。ドラマの撮影は順調のようですし、ハリウッドの大作映画の吹き替えという新しい声のお仕事もまた楽しみにさせていただきたいと思います。
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>RUMIさん (りりあん)
2016-06-05 10:57:07
レオくんの絵、ご覧になりましたか。「不思議な可笑しみ」ですよね。あのあたりのセンスは、買い物の達人で選んだ縫いぐるみに通じるような感じもします。直球の可愛さではなく、ほんのり不気味さもあって、カイドウくんに少し通じるのかなと。あの縫いぐるみはハリスツィードっぽい生地にも、私個人としては魅かれたのですが・・・。
油絵の件は謎のままですよね。あの当時、アメリカの舞台で話題になっていた二人芝居の「ロスコー」か?などと思ったりもしましたが、結局あの芝居は田中哲司さんと小栗くんで舞台になりましたしね・・・ギドク監督からのオファーにしても、ご本人が話さなければ、あったこと自体、知らずに終わっていたわけですし・・・水面下ではいろんなことがあるのでしょうね。

>嘘のない芝居をすること、19年間、守ってこられたのはそのことなのかなと、思っています。
本当にそう思います。「嘘のない芝居」で思い出すことはいろいろありますが、たとえば初演の「ハムレット」のとき、台詞を覚えたからいいというわけではなく、そこから感情を埋める作業をしていかなければ、といううような話をされていたことがありました。再演の稽古でも蜷川さんに「中身をいれろ」とダメだしされていましたね・・・今日、ようやくその稽古中の蜷川さんのドキュメンタリーが放送されます。一部を拝見しただけでも胸が詰まるような稽古で、しかも今は、生前の蜷川さんに対するあれこれの思いは別にして、やはり失ったものの大きさを日増しに強く感じさせられる状態なので、未放送部分を含めた2時間のドキュメンタリーはしんどいですけど、心して観なければ・・・と思っています。

秋の舞台に連続ドラマ、楽しみですね。ハリウッド映画の吹き替えも。洋画を吹き替え版で観ることなどなかったので、これはこれでまた新鮮な体験をさせてもらえそうです。

いつも、ももと叔母のこと、気にかけてくださってありがとうございます。一人と一匹、ありがたいことに、とくに変わりなく穏やかな日々を過ごしています。これから、じめじめした梅雨から暑い夏へと移る季節、RUMIさんも体調など崩されませんように。
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こちらで (RUMI)
2016-06-18 01:49:57
お祝いを言わせてくださいまし。
「お子さまのお誕生、心からおめでとうございます!」

この1か月余り、気持ちがあちらこちらに行ったり来たり、心が揺さぶられて、感情が整理できずに不意に涙が出たリする日々を送っています。
亡き演出家の追悼番組は録画はするもののなかなか見ることができず、唯一久しぶりに観た「天保12年のシェイクスピア」では、おまけの映像で井上ひさしさん共々お元気な姿を見て、泣けてしまったりしていました(恥)。
それでも鋼太郎さんとの音楽対談番組はしっかり観たのですが、これがもう、、、濃かった、、、
あの10曲に対しては、それぞれ、いろいろなところで言われていたなという気持ちや、個人的に思いが強い舞台の思い出や、初めて聞いて「そうか~」と思ったお話や、本当に様々な感情を抱いて、何なら一晩中でもお話しできそうな勢いです。ただ、最後に聞きたい曲にあの、卒園式の時の歌を選ばれたのには、ちょっと意表を突かれました。俳優としてこれほど特別な人はいないのに(それが、ご本人にとって幸せなことかどうかは分からないのですが)、このシンプルな卒園式の歌を最期の曲として選ぶ、という感覚のごく普通の正直さというのか愚直さというのか。改めて大好きだなと、、、

舞台の戯曲は図書館で借りて読みました。新しいビジュアルも見て、キームは案外はまりそうかもと思うと同時に、ジャーンは難しい役のように思いました。濃密で小さい空間にふさわしいような本だと感じたので、どう演出されるのか。期待と少しの恐れでお待ちしています。
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>RUMIさん (りりあん)
2016-07-04 20:00:25
またまた返信が遅れてしまい、申し訳ありません。

お祝いごと、ありましたね。時期的なこともあり、心から喜ぶ気持ちとともに、こうして生命がつながっていく・・・などとしみじみと感じたりしました。

鋼太郎さんとの音楽番組は、期待以上の内容でした。でも、私はなんといっても、最近ではほとんど映像を見る機会がなくなっていた、「滝の白糸」の映像がうれしかったです。カーテンコール付きだったのも。サンクトゥスは、個人的には初演の「ハムレット」のカーテンコールの曲として記憶に刻まれていたので・・・あの曲を「演劇的」と評されたのも胸にずんときました。
卒園式の曲は、世代の違いでしょうか、聞いたことのない曲で、でも、あの曲を選ぶ普通の感覚というのは、
以前トーク番組で話していた、イギリスの役者がリュックを背負って、ひとりで劇場に行って・・・というのをいいなと思う感覚と近いような気がします。長く俳優をやっていても普通の感覚をなくさないところ、本当に素敵ですよね・・・と、ここで金鳥のCMが。ヘルシアのCMはどんなコンセプトなんでしょうね。楽しみです。

舞台の戯曲、もう読まれたんですね! あらすじだけ読んで、難しい役になるかもしれないと思っていました。栗山さんの演出、久しぶりの木場さんとの共演、楽しみにしています。RUMIさんの言われる「少しの恐れ」はいったいどういうこと??と興味がわいています。

ようやく、仕事やあれこれの用事の山場を過ぎたので、いまは「インディペンデンス・デイ」から、ドラマの放送日まで、ゆったり、楽しみに、待機中。この暑さには早くも、心身ともに萎えそうですけど。
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