磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

絵本 まっ黒なおべんとう & 【本日のニュース】

2006年05月21日 | 読書日記など
『絵本 まっ黒なおべんとう』
   児玉辰春・文/長澤靖・絵/
      新日本出版社1995年

表紙裏に書かれてあります。

「一九四五年八月六日広島市街に原爆投下。建物疎開の作業にでかけたまま、しげるは二度と帰ってこなかった--。原爆資料館にある弁当箱にひめられたかなしいお話。」



おばあさんが孫たちに語りかける
形式になっています。

おばあさんが若かったころ、
子どもが原爆で亡くなられたことを、
せつせつと語っていかれます。

この絵本は今では原爆資料館で
見ることができるようです。

原爆資料館では、
いろいろと解説して
くださっています。

「滋(しげる)くんの弁当」をクリックしてください。

この絵本をつくるために、何度もしげるくんのお母さんの
所に作者は行ったそうですが、涙で言葉にならなかったという。

この弁当は、アメリカのスミソニアン宇宙航空博物館から、
戦争終結五十周年記念事業として展示に貸してくださいと
要請があったというが、おかあさんは一度は断られました。
「弁当」は息子さんそのものだというのです。

しかし、説得されて、平和のためということで、
貸し出しを許されたようです。

だけど残念なことに、横やりで展示会はできませんでした

【本日のニュース】
「被爆少年の弁当再現 平和学習の教材に '06/5/21
 広島原爆資料館(広島市中区)の展示の一つで、原爆で死亡した折免滋君=当時=が持っていた弁当を、同市内のホテルと資料館の売店が再現した。予約販売しており「修学旅行生の平和学習の教材にしてほしい」と呼び掛けている。

 滋君は一九四五年八月六日、爆心地から約六百メートルの地点で被爆。三日後に母親のシゲコさんが、黒焦げになった弁当を抱きかかえて死亡しているのを見つけた。-略-」
くわしくは、ここ(中国新聞)をクリックしてください。


くちなしの花 八月 ヒロシマ ヤケノハラニ ナル

イワサキ・ライブラリー4 ヒロシマ心の旅路





もくじ





エンタメ@BlogRanking


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。