磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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週刊金曜日 2012-3-23

2012年04月16日 | 読書日記など
『週刊金曜日 2012-3-23』
     平井康嗣・編/金曜日2012年

特集名 3・11連続特集 4 放射能に分断される福島



「福島住民が原発責任者を告訴 国、東電、学者ら集団無責任体制を問う」 下「」引用。

「福島県いわき市の労働福祉会館で三月一六日、「脱原発福島ネットワーク」と「ハイロアクション福島原発四○年実行委員会」を中心とした「福島原発事故の責任をただす!福島原発告訴団結集会」が開催された。東京電力福島原発の事故で被害を被った住民が国、東京電力の責任者、学者らを業務上過失致傷容疑などで告訴することを決定。訴訟代理人は、水俣病や薬害エイズ訴訟の保田行雄弁護士と河合弘之弁護士だ。-略-
 東京電力の勝俣恒久会長、清水正孝前社長をはじめ、山下俊一氏など福島県内の医師らも被告目録に並ぶ。内閣総理大臣など政治家を含めるかどうかは今後検討する。原告数は一○○○人を目標としており、六月一一日に福島地方検察庁特捜部に集団告訴する方針だ。-略-」

「三井住友銀行をオキュパイ(占拠)」 下「」引用。

「原発再稼働を画策する巨大銀行に抗議しようと3月17日、「オキュパイ!三井住友銀行本店前アクション」が東京・丸の内の同本店前で開かれ、雨のなか約30人が再稼働反対を叫んだ。-略-」

橋下徹は新自由主義者……。下「」引用。

「竹中平蔵や猪瀬直樹を持ち上げている橋下は明らかに新自由主義路線-略-」

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「キューバ ハバナで「グローバル・ヒバクシャ・フォーラム」 日本やタヒチからの参加者とともにのカストロ氏登場」

「22年前にもあった「作り話」「うそ」発言 石原慎太郎東京都知事に訂正・謝罪を求める3」本多勝一。下「」引用。

「--石川達三も「南京大虐殺はあった」と言っている。
石原 私にはそう言っていない。
 -略-
 私は二二年も前に週刊誌『朝日ジャーナル』(一九九○年一一月七日号=注2)で書いた拙文「石原慎太郎代議士と中国人とどちらが『うそつき』か」を思い出しました。南京事件を石原氏は「中国側の作り話」「うそ」と断言していしるのです。
 では石原東京都知事に質問しましょう。
 1. 南京で日本軍が中国人四○万人を殺したと、どこに私が書いたのですか?
 2. 私が「最後に修正した」とは何のことですか?   (つづく)」

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「露呈する東電のひとりよがり体質 国会事故調で官邸介入に不満漏らした武藤栄氏」 下「」引用。

「福島第一原発事故を「拡大」させた責任はだれにあるのか。特に震災発生直後の対応はどうだったのか。関係者の対応はどうだったのか。関係者の証言から浮かび上がるのは、やはり東京電力の体質の問題だ。-略-」

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首相と吉田所長。下「」引用。

「官邸による技術的事項への関与もそうだが、特に吉田所長の携帯電話番号を首相が聞き出し、まわりの幹部は何を話していたのか知らないというのは意外だった」

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親米保守の事故調。下「」引用。

「実は、民間事故調を設置したのは、船橋洋一元『朝日新聞』主筆が理事長を務める一般財団法人「日本再建イニシアティブ」。
 元外交官の天木直人氏はこう批判する。
「確かに民間団体の調査であるにの違いない。しかしそれは民間団体の一つに過ぎず、決して政府にタイル国民という意味での民間ではない。我々の立場を代弁しているものではありませ。親米保守の人たちが中心と思える指摘な報告書です。こんな一団体の報告書をあたかも民間を代表する報告書のように大きく取り上げる大手新聞各紙とはまもとなジャーナリズムなのか。偽メディアによる。偽原発調査報告書であると読み流せばいい」」

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「常道化した被爆後の世界 放射能に分断される福島」 下「」引用。

「3・11から一年が過ぎた。あれは過ぎたことでしよう、大震災前に戻そうという「空気」がある。はたしてそれでいいのか。原発震災が深刻な福島のいまを伝える。」

南相馬の若松丈太郎・詩人(七六歳)。下「」引用。

「若松さんは震災後、『福島原発難民』と『ひとのあかし』という二冊の本を出している。そのなかに収められている「神隠しされた街」という詩は、一八年前にチェルノブイリを訪ねたすぐあとに、書いた。
 自分が住む原街は福島第一原発から二五キロのところにある。もし事故が起こったら、チェルノブイリから三○キロ圏内にある街のように、ひとっこ一人いない街になってしまうのだろうか。まるで神隠しにあったように……。そんな詩だ。
 出版後、「まるで予言」と注目され、取材が相次いだ。「でも、なんか違うんですよね。何かが」。若松さんは、そう言った。」

「福島県いわき市で発行する『日々の新聞』」

「原発事故でさらに追い詰められた南相馬市民 総額3億円の支払いを命じた産廃裁判のゆくえ」下「」引用。

「みずからのいのちや生活を守るため、南相馬市の住民は産業廃棄物処分建設の中止を求めて闘ったが、裁判で敗訴。総額三億円の支払いを命じられた、身ぐるみ剥がされる窮地にの。昨年三月には原発事故も重なって、住民は希望さえ失いかけている。
 福島県南相馬市原町区大甕(おおみか)の「ため池」周辺は、江戸時代から田畑と山々の折りない警官で誉れ高い。この地域に約九万六○○○平方メートルの産業廃棄物施設を建設しようとする「原町共栄クリーン」と住民とで、足かけ一二年にわたる裁判が繰り広げられている。
 -略-住民らは同企業から「業務執行妨害」として損害賠償請求の訴訟を、逆に提訴された。
 土地の売り手側のOさんらは、買い手側の櫻井市長らより一足早く昨年二月に仙台高裁によって、損害金約一億円五四八○万円の支払いを命じられた。上告したが、同年九月には最高裁が棄却し、判決は確定した。一方、買い手側の櫻井市長ら計一億五四八○万円を同企業に対して支払うように命じた。櫻井市長らは判決を不服として最高裁に上告したが、今のところ音沙汰がない。
 住民側と同企業は施設をめぐりさらに三つの裁判を提起した。これらの提訴に奔走する住民を昨年三月、原発震災が襲った。訴訟だけで手一杯なところに放射能問題が加わり、住民は精神的、経済的そして肉体的にズタズタになっていく。中には借り上げ住宅や他県や避難し、日々のパンに事欠く人たちも出てきた。-略-」

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【数多くの訴えを裁判所に】 下「」引用。

「原発事故のために現在、二万四○○○人が避難を余儀なくされている。各地の住民はこれまでも原発の危険性や問題点を踏まえ、原発建設中止や稼働停止を求め、数多くの訴えを裁判所に起こしたが、司法はそれを認めなかった。司法の理解や判断が誤っていたことは、今や多くの国民が認識するところとなっている。これは原発に限ったことではなく、産廃問題についてもまったく同じである。最高裁がこれまでの見解を改めることができるのかどうか、その上でどういう判断を出すのか、注目したい。」

もくじ

「震災1年 20キロ圏内のいま 収まらない憤りと次代への希望」尾崎孝史(写真・文)。下「」引用。

「福島からはるか西へ約六○○キロ。震災から一年のこの日、福島県大熊町で津波の犠牲になった、ある母と子を「偲ぶ会」が母の故郷・岡山で開かれた。一五○人の親戚や友人が集い、二人の思い出を語り合った。
「黙祷をお願いします」
 午後二時四六分。二人の、夫であり父の木村紀夫さんは、「君たちを助けてやれずに申しわけなかった」と後悔の念を伝えて手を合わせた。会場のテレビには、政府主催の追悼式典が映し出されている。原発事故の影響で救助に向かうことも許されなかった。あの日の記憶が甦る。
「震災直後、行方不明者の捜索に入れなかったのは、誰の責任なんですか? 東電は式典に出向いて謝罪すべきだった。事故の収束を宣言すればそれでいい、みたいな態度が許せない」
 木村さんの憤りは収まらない。娘の遺体は、いまだに見つかっていない。自宅は原発から三キロ地点。あらゆる手を尽くして、警戒区域に眠る娘の捜索を続けるつもりだと木村さんはいう。」

「引き際を見極められない ギャンブルに陥った日本へ 原発直後にメルトダウンを指摘したガンダーセン氏に聞く」

裁判官と健康被害が公表されない原因。下「」引用。

「彼らは資金面で圧倒的に有利です。たとえば訴訟にも、多くの専門家や弁護士を雇ったうえで臨めます。基本的に権力に味方しがちな裁判官は、ただでさえも政府による認可を取り消すことに及び腰だというのに。
 米国では長く勝ち目のない闘いであることが目に見えているため、法廷外で示談が成立し、個別に補償を提供するケースが多いのです。これは健康被害が公表されない一因でもあります。」

世界で二番目に高い電気料金と書かれてあった……。

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「放射能と暮らしはじめた町「東北最大の室内遊戯施設」ペップキッズこおりやま」平井康嗣。下「」引用。

「三月一一日、郡山市内で福島市民たちちの車座集会を傍聴していると、県内の参加者から「郡山市では、子どもの外遊びを禁止しているので、砂場もある施設を市がつくりました」と発言があり、参加者がどよめいた。噂には聞いていたので確かめるべく、終了後そこへ向かった。
 郡山駅西口から歩いて一五分ほどの大通り沿いに、その「ペップキッズこおりやま」はあった。地元のスーパーマーケットの倉庫だった建物と土地を提供、遊具施設も寄付して郡山市が運営している。
 九○分入替制無料で、この日は整理券を発行して入場制限をする人気ぶり。-略-」

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「【座談会】福島の草の根運動から原発のない社会を目指す」 下「」引用。

「危険」と言うと、風評被害になる。
「そんな話はいくらでもありますよ。県内どこでも。」

「私は子どもに内部被曝させたのか…… 後手に回る行政に悲しみ憤る母親たち」清野かほり。

「地元は県外処理を望んでいない!? 瓦礫めぐる異論反論」








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