磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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クラスター爆弾規制交渉

2008年09月25日 | 読書日記など
NHK総合2008年6月5日
クローズアップ現代

クラスター爆弾規制交渉
ノルウェー“小国”の外交戦略


クラスター爆弾の禁止条約をまとめあげた。

--一時は存続さえあやぶまれた多国間交渉。

合意できたのは、ノルウェーのたくみな外交だったという。

ノルウェー外相「国際社会への貢献はわが国の文化だ」



一国だけでは解決できない問題が増えているという。

イスラエルとパレスチナでも重要な役割をはたしているノルウェー。

■クラスター爆弾禁止条約 参加国■



参加した国の99%くらいが、禁止となったという。

【被害者】ダニエル・リッチ

畑にあった金属片をとりあげ投げたら、爆発したという。

29万発のクラスターを投下。10%が不発弾。

今も被害者が生まれているという。

111ヵ国による禁止条約に参加。

■ノルウェーの仲介外交■
・1993年パレスチナ和平交渉
・2006年スリランカ和平交渉

グローバル化がすすむ時代、紛争地帯が遠いからといっても不利益をえてしまう。

☆世論をたかめる☆
NGOと組み世界各国で訴える!

・イギリス、フランス、ドイツなどは例外を作れという……。
高性能のクラスター爆弾を開発しているという。

・フランスは抵抗勢力とみられることを気にしていたという。
フランスへ飛び交渉。新型爆弾2種を例外にするという……。
・ドイツなら技術的な問題はクリアーできるではないかという。
ドイツも協力姿勢へ。
・イギリスは頑なである。
孤立させる作戦に出た。

■例外となる爆弾■
・小爆弾が10個未満
・軍事目標をとらえる機能
・自爆装置など


イギリスはブラウン首相がすべてのクラスター爆弾を廃止すると声明を出す。

日本も賛成にまわる……。


【外交は武器】

・共通の利害をうみだしていくことが大切。

・世論をつくりだしていく。

・良き友人が欲しければ、良き友人になるべき。

・キリスト教による人道主義の文化があるという。

・小国だからできることもあるという。

・平和への人材が豊富。民間との協調。

■参加していない国■
アメリカ、ロシア、中国。
世界の70%のクラスター爆弾を保有しているという。

実際に使う時に、とまどわせる効果も条約にはあるだろうという……。

わずか10ヵ月で、成立させたという。


【磯野鱧男の感想】

例外があったとはね……。

日本も世界平和というのなら、ノルウェーのような外交をするだろうなあー。

常任理事国になりたいのも、常任理事国のように、核兵器保有、死の商人の国になりたがっているように思えてならない……。

--以前、クラスター爆弾は成功したのだから。このことを核廃絶に生かせたらいいと書いたことがある。

しかし、核廃絶にこれは直接に生かせないだろうなあー。

日本の外交を考えたら……。

ノルウェーの人たちとも協力しあうことは大切なことだろう……。











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