あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 009 ME TOO!(私も……) 「当時の森総理はクリントン大統領にあうからって、英会話の勉強をしたのよ。インスタントにね」 「うーん、それは外交だから、インスタントでもした方がいいわよ」 「でも、挨拶よ……。挨拶くらい中学生でもできるんじゃないの?」 「私も自信ないなあー」 「でも、初歩的な会話なのよ。ハウ・ドュ・ユー・ドュー。とかよ」 「そうなの? それなら英会話の最初ね」 「その通りよ、一生懸命、丸暗記したようよ。最後にMe Too!を学んだのよ」 「私も習った、習った!」 「Me Too!」 「英子も習ったのね」 「Me Too!」 みんな笑っている。 「そして本番。森総理はハウ・ドゥ・ユー・ドゥーを間違えて、フー・アー・ユー?にしてしまったのよ」 「あなたは誰って? アメリカの大統領に?」 「クリントン大統領はユーモアで切り返したのよ。アイム・ヒラリーズ・ハズバンド。つまり、ヒラリーの夫ですって挨拶をしたのよ」 「そうしたら、森総理は通じたと思って、うれしくなって“Me Too!”って返事したらしいわよ」 「“Me Too!”……、アハハハ……。それじゃ、森総理はヒラリーのハズバンド!」 全員爆笑。 「でも、そんなのウソなんでしょう」 「これは、舛添大臣が外務省に問い合わせて、事実だって語っていたそうよ」 「そんなこと、わざわざ問い合わせなくってもいいのにね!」 「だから、ジャパン・バッシング!からパッシング、そしてジャパン・ナッシングになってしまったのよ」 「そんなことあるかしら……」 「アメリカの民主党は日本よりも、中国を重んじているらしいわね……」 「そんなバカ丸出しのことを言われたら、そうなるのも仕方がないんじゃないの?」 「ありゃりゃ、おもしろいと思って話したのに……」 「笑いごとではありません!」 「す・み・ま・しぇん!」
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