法政平和大学マラソン講座 天皇問題を考える

『法政平和大学マラソン講座　天皇問題を考える』
　　　　オリジン出版センター1989年

どうも混乱してしまう冊子です。思ったことをそのまま書けばいいなんて、社会人のすることではありませんよ！　と、これがもし実習であるなら、スーパーバイザーに指摘される方が多いかと思います。



まず、書いておかないといけないとボクが思うのは、昭和天皇自身が『戦争責任』が天皇自身にあると主張されていたことです。

当時の日本国民は、国家神道に組み込まれていたと思いますが、天皇や皇室関係の神社などは一線を引かれていたようです。

ボクが通っていた吉田幼稚園の神社。
節分で有名な神社も国家神道とは一線をひいていました。
明治神宮もそうされていたようです。

だからといって、天皇の責任が回避できるわけではないとも思うが……。

－－国家神道の頂点は、伊勢神宮。
その伊勢神宮を宮司務めていた方が、靖国神社に戦犯を祀られましたね。
それを昭和天皇は非難されていたように伝えられてもいますね。
それに対して、この本では、天皇制をやめて伊勢神宮の宮司さんを大統領にしようという。
－－ブラック・ユーモアとしてもついていけまん。

当時は大きな社会問題だった本島市長の昭和天皇の『戦争責任』。

本島等さんは右翼と関係があったら、その裏切りを許せなかったのだろうという書物もあります……。

思想の科学　1990　4　NO.127

本島は参加できないので、文書を送ったという。
そこで2点をつけくわえるという。
1　天皇の戦争責任について
　朝鮮、韓国、中国などの人を侵略した事等、どう受け取られているか？
2　激励文が来たこと
　天皇は新聞やラジオで知っていたではないか？


新聞やテレビでチェルノブイリのことも書かれてましたね。
－－多くの社会的責任にある方たちは、きちんと責任をとってくださいね。
もし、事故が起きたら……。
－－誰もその時には責任なんて取られるわけがないとも思いますが……。

「天皇に戦争責任」をアンケートで。
アンケートで決めることではないと思う。
反対に０となった時、それでいいのですか？


『マッカーサー回想録』は史料としてあやふやだという。下「」引用。
「そもそも八五歳で亡くなる前の年に完成、ということはお年寄りには失礼ですが、やはり、かなり記憶もいい加減になっておりますし、自分に都合のいい思い違いが多いんですね。」

－－これは年令差別ですね。
ヒロシマ・ナガサキの証言されている方たちも同じように言われたらどうするのですか？
－－しかし、『マッカーサー回想録』には明らかな間違いがあるようです。


NHKの視聴料を払わずと、自慢気に書かれている人や、辻元清美が関西弁の「ケンカ」について書いています。

天皇の戦争責任に非常に過敏な人たちのことに焦点をあててほしいと思いました……。








INDEX