河出文庫 怪獣文学大全

『河出文庫　怪獣文学大全』
　　東雅夫・編/河出書房新社1998年

いぜん紹介した本に関連して、興味をもったので、手にした本です。



■目　次■
「ゴジラ」の来る夜　武田泰淳　　9
発光妖精とモスラ　中村真一郎・福永武彦・堀田善衛　　62
闇の声　Ｗ・Ｈ・ホジスン（大門一男訳）　　108
マタンゴ　福島正実　　128
マタンゴを喰ったな　橋本治　　175
更にマタンゴを喰ったな　橋本治　　182
マタンゴ　大槻ケンヂ　　188
科学小説　花田清輝　　190
ガブラ　香山滋　　204
マグラ！　光瀬竜　　231
日本漂流　小松左京　　294
レッドキングの復讐　井上雅彦　　309
ゴジラの来迎　中沢新一　　319
巻末エッセイ　思い出の「マグラ！」　光瀬竜343
収録作品解説　東雅夫　　346

「発光妖精とモスラ」は三人で分担しているようです。
【上】草原に小美人の美しい歌声　中村真一郎
【中】四人の小妖精見世物となる　福永武彦
【下】モスラついに東京湾に入る　堀田善衛


初出一覧をみると、いろいろな雑誌・文芸誌に掲載されたものを集められたようです。

原爆の実相や、戦争、被害などをきちんと把握したものではないようにボクには思えました……。

……娯楽作品ですね。




■Ifukube ゴジラ・シンフォニック・コンサート■