磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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加害者家族 幻冬舎新書 す-4-2

2011年11月10日 | 読書日記など
『加害者家族 幻冬舎新書 す-4-2』
   鈴木伸元・著/幻冬舎2010年

世の中のことを考えていない大手メディア。
--原子力ムラは、こんなことにも大きな暗い影を落していることだろう……。
しかし、この本では、そのようなことは書かれていない。



本書では……。下「」引用。

「-略-これまであまり光を当てられることのなかった加害者家族の実態に焦点を絞った。加害者家族が心ならず背負ってしまった十字架の重さと、償いのありようを探ってみたい。」

テレビでは、菅降ろしのため、福島原発事故に関連する自殺をとりあげていた……。
それ以後の放送はみられない……。

この国のメディアは、国民に不幸があったほうがいいのではないか?
そうしたほうが、何かのときに、国民をコントロールするために使える駒になるのだから……。
そんなふうに思っているのではないか?

加害者家族、自殺する人も多い……。下「」引用。

「身内の犯罪を機に職を失ったり何度も引っ越したり、子どもがいる場合は転校を繰り返さなければならないなど通常の社会生活が送れなくなる。さらには四六時中鳴り止まない無言電話、インターネットによる住所や勤務先などの個人情報の暴露、自宅への落書きなど想像に絶する誹謗中傷が行われる。
 過酷な現実に耐えきれず自殺する人も多い。現に連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勉元死刑囚の父親は多摩川の河原に身を投げた。被害者家族の悲嘆や苦悩は計りしれないが、加害者家族もまた人生が暗転し、平穏な日々に戻ることはできない。-略-」

もくじ

これも、加害者家族だけに限らず、人権や人の命を軽んじている社会の影響だろう……。
その大きな根源に、原子力ムラは存在する。

津波で死んだ人の8割が、原子力ムラの原発推進したがいための基準によるという。
--自殺者、あるいは犯罪者の数も生み出した可能性は高い……。原子力帝国というのは、それほど根深い巨悪なのだ……。

巨悪が正義ぶる世界……。それが日本の現実……。

index

この本は……。下「」引用。

「-略-2010年4月初めに放送したNHK『クローズアップ現代』「犯罪“加害者”家族たちの告白」の取材をもとに、番組では紹介されなかった情報などを大幅に加筆して、まとめたものである。
 番組の取材・制作にあたっては、国谷裕子キャスター、岩堀政則統括(当時)、そして特に荻野太朗チーフ・プロデューサーにお世話になった。この難しいテーマに取り組むことに賛同してもらわなければ、放送に至ることは不可能だったと思う。さらに、ロケの現場で共に悩み、静謐(せいひつ)でありながら鋭いメッセージを込めた映像を構築してくたれ米津誠司カメラマン、音声の石井和友さん、編集の阿部きくのさんに、さまざまな形で助言・指導していただいた。制作スタッフの方々には感謝の言葉しかない。-略-」











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