『サンデー毎日 2012-4.1』
山田道子・編/毎日新聞社2012年
特集名 早稲田・慶應
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/98/6f1e0281982d8a0d77d99b816c1c26b6.jpg)
「「3・11復興予算」を弄ぶ霞が関の「血税ドロボー」 ▼自衛隊機、巡視艇、弾薬、調査捕鯨、関西の税務署…被災者無視の争奪戦」 下「」引用。
「霞が関では被災者を無視する“何でもあり”の「復興予算」の分捕り合戦が繰り広げられているのだ。それだけではない。経済産業省には各局から10人程度の職員を集めた特命チームが存在する。経産省幹部の話。
「このチームは経産省と被災地の連携を掲げ、フランス語で『結びつき』を意味する『リエゾン』と呼ばれている。被災自治体を巡回してる。被災自治体を巡回して経産省の支援制度を説明することが任務ですが、管轄する補助金の利用に繋げて実績を作り、財務省とにの予算折衝を有利に進めたい意図があるのです」
予算枠を広げるため被災地を抱き込んで利用しようというわけだ。それぞれの思惑で動く省庁の姿から窺えるのは、相変わらずの“縦割り行政”。復興が遅々として進まない理由の一つだ。たとえば震災から1年が過ぎてもコンビナートの防災対策さえ進んでいない。-略-
震災に向き合うどころか、復興マネーを弄ぶ霞が関。これでは被災地から白アリならぬ「血税ドロボー」と言われても仕方がない。」
「東電の「プルトニウムは飲んでも大丈夫」“派遣教員”東大教授“逆ギレ”反論の東大話法」 下「」引用。
「「プルトニウムは飲んでも大丈夫」。放射能への不安を鎮めるどころか猛反発を招いたこのセリフで、一躍“時の人”となった東大大学院の大橋弘忠教授(59)。マスコミを拒む一方、ひそかに“逆ギレ”反論をブチまけていた。-略-」
大橋教授のホームページで反論していたという。東大話法であり、たんなるハッタリである。
大橋教授の郷原弁護士に対する暴言。郷原「この人は学者ゴロにすぎない」。下「」引用。
「さらに、九電の「やらせ問題について」では、第三者委員会委員長を務めた郷原信郎弁護士(57)に対する“暴言”もあった。私は、佐賀県から依頼されて登壇したもので、話す内容や質疑などについて九州電力からの連絡は一切なかった。客観的にみれば、この種の討論会は、推進派も反対派も動員をしてそれぞれの立場から質疑を行うのは当然であり、違和感はない。国会答弁でも何でも同じだろう。目立ちたがり屋の弁護士さんが「やらせやらせ」と言い出し、それに社会全体が翻弄されただけではないだろうか〉
傲岸不遜を地でいくような発言に、郷原氏も「大橋氏は小出氏らの発言に噛み付き、ケチをつけているだけ。学者ではなく『学者ゴロ』『原発ゴロ』にすぎない」と怒りをあらわにする。-略-
公開討論で大橋教授と対峙(たいじ)した小出助教はどうか。
「(反論を読んで)ただただ、あきれました。こんな人が東大教授なのですね。もともと東電の人だから、こんなことをやってきたのでしょう。『技術的』『客観的』など何の根拠も示さないまま、自分勝手な論理を主張するだけで、『いまどき小学生でもこなんな議論しないだろう』と彼に言葉を返したい。福島原発の事故が起きてしまっている現実をまず見るべきだし、自分がどういう役割を果たしてきたのか、胸に手を当てて考えるべきでしょう」
本誌は大橋教授に再度取材を申し込んだが、東大広報課を通じて「多忙につき取材(面談、書面とも」お受けできない」との回答だった。大橋教授が向き合うべきは、学内の身内ではなく国民ではないのか。」
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「坂東眞砂子 怒りの寄稿「福島第一原発事故、一年後」 下「」引用。
「バヌアツに住む作家の坂東眞砂子さんはかねて電気に頼らない生活を目指している。臍の緒から栄養補給されなければ胎児が死んでしまうように、電気の供給が断たれておしまい、というのは避けたいと願うからだ。原発事故から1年、坂東さんの怒りを記す。-略-」
「あわや!の事故も1カつき間隠蔽 韓国・古里原発で12分電源喪失」
「再稼働批判に熱弁&デモ行進 存在感際立つ「反骨の科学者」」下「」引用。
「京都市で3月10日に開かれた「バイバイ原発3・11京都」で、一貫して原発の危険性を訴え続けている京都大原子炉実験ところの小出助教(62)が講演を行い、デモ行進の列に加わった。-略-「日本が法治国家であるなら、福島県の大半の地域は私のような特別な仕事の人しか入れない放射線管理区域にしなくてはならない。それなのに政府は汚染地帯に子どもまで残している。こうした事態を招いた政界、経済界、学界などの人は刑務所に入れるべきです」-略-さらに「政府は『40年で原発をなくします』と言うが、それは今後40年も原子力を使うという意味です。舌の根も乾かないうち、さらに20年(の延長)と言い、もう大飯原発を再稼働させると言っている。何が何でも稼働させたいのが政府です」などと話した。-略-」
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山田道子・編/毎日新聞社2012年
特集名 早稲田・慶應
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「「3・11復興予算」を弄ぶ霞が関の「血税ドロボー」 ▼自衛隊機、巡視艇、弾薬、調査捕鯨、関西の税務署…被災者無視の争奪戦」 下「」引用。
「霞が関では被災者を無視する“何でもあり”の「復興予算」の分捕り合戦が繰り広げられているのだ。それだけではない。経済産業省には各局から10人程度の職員を集めた特命チームが存在する。経産省幹部の話。
「このチームは経産省と被災地の連携を掲げ、フランス語で『結びつき』を意味する『リエゾン』と呼ばれている。被災自治体を巡回してる。被災自治体を巡回して経産省の支援制度を説明することが任務ですが、管轄する補助金の利用に繋げて実績を作り、財務省とにの予算折衝を有利に進めたい意図があるのです」
予算枠を広げるため被災地を抱き込んで利用しようというわけだ。それぞれの思惑で動く省庁の姿から窺えるのは、相変わらずの“縦割り行政”。復興が遅々として進まない理由の一つだ。たとえば震災から1年が過ぎてもコンビナートの防災対策さえ進んでいない。-略-
震災に向き合うどころか、復興マネーを弄ぶ霞が関。これでは被災地から白アリならぬ「血税ドロボー」と言われても仕方がない。」
「東電の「プルトニウムは飲んでも大丈夫」“派遣教員”東大教授“逆ギレ”反論の東大話法」 下「」引用。
「「プルトニウムは飲んでも大丈夫」。放射能への不安を鎮めるどころか猛反発を招いたこのセリフで、一躍“時の人”となった東大大学院の大橋弘忠教授(59)。マスコミを拒む一方、ひそかに“逆ギレ”反論をブチまけていた。-略-」
大橋教授のホームページで反論していたという。東大話法であり、たんなるハッタリである。
大橋教授の郷原弁護士に対する暴言。郷原「この人は学者ゴロにすぎない」。下「」引用。
「さらに、九電の「やらせ問題について」では、第三者委員会委員長を務めた郷原信郎弁護士(57)に対する“暴言”もあった。私は、佐賀県から依頼されて登壇したもので、話す内容や質疑などについて九州電力からの連絡は一切なかった。客観的にみれば、この種の討論会は、推進派も反対派も動員をしてそれぞれの立場から質疑を行うのは当然であり、違和感はない。国会答弁でも何でも同じだろう。目立ちたがり屋の弁護士さんが「やらせやらせ」と言い出し、それに社会全体が翻弄されただけではないだろうか〉
傲岸不遜を地でいくような発言に、郷原氏も「大橋氏は小出氏らの発言に噛み付き、ケチをつけているだけ。学者ではなく『学者ゴロ』『原発ゴロ』にすぎない」と怒りをあらわにする。-略-
公開討論で大橋教授と対峙(たいじ)した小出助教はどうか。
「(反論を読んで)ただただ、あきれました。こんな人が東大教授なのですね。もともと東電の人だから、こんなことをやってきたのでしょう。『技術的』『客観的』など何の根拠も示さないまま、自分勝手な論理を主張するだけで、『いまどき小学生でもこなんな議論しないだろう』と彼に言葉を返したい。福島原発の事故が起きてしまっている現実をまず見るべきだし、自分がどういう役割を果たしてきたのか、胸に手を当てて考えるべきでしょう」
本誌は大橋教授に再度取材を申し込んだが、東大広報課を通じて「多忙につき取材(面談、書面とも」お受けできない」との回答だった。大橋教授が向き合うべきは、学内の身内ではなく国民ではないのか。」
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「坂東眞砂子 怒りの寄稿「福島第一原発事故、一年後」 下「」引用。
「バヌアツに住む作家の坂東眞砂子さんはかねて電気に頼らない生活を目指している。臍の緒から栄養補給されなければ胎児が死んでしまうように、電気の供給が断たれておしまい、というのは避けたいと願うからだ。原発事故から1年、坂東さんの怒りを記す。-略-」
「あわや!の事故も1カつき間隠蔽 韓国・古里原発で12分電源喪失」
「再稼働批判に熱弁&デモ行進 存在感際立つ「反骨の科学者」」下「」引用。
「京都市で3月10日に開かれた「バイバイ原発3・11京都」で、一貫して原発の危険性を訴え続けている京都大原子炉実験ところの小出助教(62)が講演を行い、デモ行進の列に加わった。-略-「日本が法治国家であるなら、福島県の大半の地域は私のような特別な仕事の人しか入れない放射線管理区域にしなくてはならない。それなのに政府は汚染地帯に子どもまで残している。こうした事態を招いた政界、経済界、学界などの人は刑務所に入れるべきです」-略-さらに「政府は『40年で原発をなくします』と言うが、それは今後40年も原子力を使うという意味です。舌の根も乾かないうち、さらに20年(の延長)と言い、もう大飯原発を再稼働させると言っている。何が何でも稼働させたいのが政府です」などと話した。-略-」
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