磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

きみはヒロシマを見たか-広島原爆資料館-

2008年08月22日 | 読書日記など
『きみはヒロシマを見たか-広島原爆資料館-』
   高橋昭博・文/NHK取材班・文/
     土田ヒロミ・写真/日本放送出版協会1982年

広島の原爆資料館にも、歴史がありますね。
--いきなり、あんなふうになったわけではありませんね。
歴史を大切にして、伝統をつくりあげていって欲しいものです。



高橋昭博さんが書いておられます。下「」引用。

「昭和34年のことである。私は市の職員として原爆資料館に勤務することになった。当時、館内の展示はいまのように整理整頓されてはいなかった。系統的でなく、無雑作に写真が展示され、瓦などが積重ねて置かれている状態だった。-略-」

高橋昭博さんが初代館長のことを書かれています。下「」引用。

「この時の館長は長岡省吾さんだった。長岡さんは広島大学地質学授業嘱託をしていた関係から、戦後すぐ原爆による被害の実態をとらえるため、市内各地で数多くの被爆資料を拾い集めていた。それらが、やがて木造の中央公民館の一角に設置された原爆参考資料陳列室に展示されることになり、昭和30年8月、原爆資料館が開館すると同時にそこに移管され、長岡さんが初代館長となったのである。」

『ヒロシマノート』批判、高橋昭博。下「」引用。

「大江健三郎の『ヒロシマノート』-略-あの本はヒロシマをあまりにも美化している。被爆者は強く美しいという見方だから、そのような本を決して私は評価しないと反論した。そして「ヒロシマにはもっとドロドロとしたものが、平和運動の中にも、被爆者どうしにもある。それがあの本にはまったく出てきていない。」

原点-ヒロシマ、高橋昭博。下「」引用。

「荒木広島市長も国連で「まず原点ヒロシマに来て、被爆の実態を確認することが必要だ」と演説した。
 原点--つまり、原爆資料館に展示されている、37年前に被爆した人たちの遺品の数々を直視することが必要なのである。これらの遺品は決して過去の単なる資料ではなく、生きている、私たちを未来へつなぐ、重みのある資料なのである。」

高橋昭博が子供のころ。下「」引用。

「1年半の闘病生活の後、学校に戻った高橋さんのケロイドの手を取って、先生が「よく生きられた」と涙を浮かべて言ってくれたのを覚えている。」

人影の石
有名な写真のことが書かれありました。その写真は……。下「」引用。

「紙屋町の住友銀行広島支店入口の石段に残った人影。爆心地から280メートル。昭和21年末ごろ撮影(松重美人さん撮影)」

--「人影の石」に座っていた女性の遺体収容作業をした人の証言があります。

そして、それは母だという人のことも書かれてありました。


そして、平和運動のことも掲載されていました。

ニューヨークの反核大集会についても書かれてありました。

平和運動の原点ということも、忘れてはいけないことだとボクは思います。


幻の声-NHK広島8月6日-








index

index

index

目 次





エンタメ@BlogRanking






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。