磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ほるぷ平和漫画シリーズ19  おれの鎮魂歌(れ・く・い・え・む)

2007年03月26日 | 読書日記など
『ほるぷ平和漫画シリーズ19
   おれの鎮魂歌(れ・く・い・え・む)』
     小池一夫・作/石井いさみ・画/
      古城武司/ほるぷ出版1984年、1986年2刷

これは悲劇を描いているといっていいかと思います。悲劇も、二度とこんなことが起きてほしくないと思うものならば、平和につながるのではないでしょうか?



もくじ

カラスなせ鳴く……原作 小池一夫
         劇画 石井いさみ……3

白地に黒く死の丸染めて……原作 小池一夫
             劇画 古城武司……111

 第1章 そのとき、ぼくは17才だった……121
 第2章 知っているのは空と海だけ……161
 第3章 道連れは死神の翼……210
 第4章 開聞岳(かいもんだけ)の絶唱……254



「カラスなぜ鳴く」は、カラスと呼ばれたトランペッター・佐山強司。
彼の妻は盲目。生き甲斐は妻……。
戦場へも妻を連れていくという設定。
こんなことがありえたのか? 
豹をかっていた日本兵もいたのだから……。

日本動物誌4


そして、指揮官黒田大尉は、カラスのファンだった。
一個人としては、そうであるが、日本兵としてのつとめもある。
満州とソ連との国境線を守る……。

当時のスローガン「満蒙は生命線」。

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二人の葛藤……。
そして、音楽の素晴らしさ、戦争のむごさ……。
いいかえれば、文化の素晴らしさ、文明のむごさ……。

音楽で平和を訴える人はジョン&ヨーコだけではない……。


「白地に黒く死の丸染めて」は、特攻隊の話しです。
だれが特攻隊員になるかを書いた名簿をとどける仕事をすることで自責の念を感じて「死神」と自称する主人公……。

今なら、自分勝手な人が多いので、「死神」なんて思う人は少ないでしょう。

当時の人たちが、人情に厚かったから、そんなふうに思われたのでしょうね……。

同期の桜なんて、今の人たちにはありませんね……。

いつものことに関する方たちは、まさに「死神」ですけど、まったく自覚をもっておられません……。









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