磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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被爆体験記ピカに灼かれて 第3集、第4集、第5集

2008年11月19日 | 読書日記など
『被爆体験記ピカに灼かれて 第3集、第4集、第5集』
   生協原爆被害者の会、広島医療生活共同組合/
     生協原爆被害者の会、広島医療生活協同組合
       1979年、1980年、1981年

「かけがえのない平和を守るために」下「」引用。

「いま世界の平和は非常に不安定の状態であるといってよい。資本の力の論理、大国のエゴイズム等が重なり合って一触即発の危機ともいえよう。この不安定な平和が崩れたときはどうなるのか。過去の世界大戦なぞに比較することの出来ない、無惨な地獄絵図と、破壊が、一瞬のうちに世界の主要都市を、いや全人類を巻き込んで、地球全体が廃虚と化するであろう、と僕も、君も、そして世界の多くの良心が感じている。原爆のためである。-略-」

命というものを大切にしてもらいたいものです。
地球は核戦争でも存在するだろうが……。

気象ゾンデのことも書かれてありました。下「」引用。

「祇園の三菱が大きな爆弾がやられたなあと思いました。しばらくすると、落下傘三個が風に吹かれて可部町の北部の田に落ちました。これは下に何か物をつけていますので、時限爆弾であろうと思っていましたが、軍部より近よるなとのことで、田に水をあてて近よりませんでした。」

「何故「原爆カルテ」なのか」丸屋博・著。 下「」引用。

広島共立病院は一度診察をうけた患者さんのカルテは「生涯カルテ」として、五年後、十年後も同じカルテで診察が行われるようになっています。これは、その人のカルテに記載される一つ一つの出来事が、二年後も、三年後も、どの医者にでもうけつがれることを大原則にしたものです。-略-
 このために、広島共立病院は、開院の最初から「原爆カルテ」として被爆者の生涯管理をつづけて行きたい、と思っているのです。
      (広島共立病院院長)」

「国、自治体は被爆二世の健康管理と医療に対する公費給付をいそげ」深川宗俊・著。下「」引用。

「被爆二世に原爆放射線の遺伝的影響が現われているという証拠は、原爆三○年の時点ては認められないのである。」と勇気ある判断を示した。両氏が判断の資料としたものは、すべてABCCが公表したものである。しかし、ABCCの陰惨な生いたちとその歴史を知る私には、ABCCの公表資料についていまだに素直になれないのである。」

「被爆二世問題の医学的解明を望む声」下「」引用。

「 NHKは、昭和四十七年六月三~五日にわたり、「広島市民の原爆についての意識調査」を行なった。-略-被爆二世の実態わ明らかにすべきだという意見について賛成した被爆二世七六・三%-略-国や自治体は被爆二世のためにいますぐ何をすべきか、という第二十問では、1、健康診断。2、生活実態調査。3、不安の解消。4、被爆者なみの扱い。-略-」

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