磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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戦争の記憶を武蔵野にたずねて 増補版 武蔵野地域の戦争遺跡ガイド

2007年08月14日 | 読書日記など
『戦争の記憶を武蔵野にたずねて 増補版
   武蔵野地域の戦争遺跡ガイド』
  「武蔵野の空襲と戦争遺跡を記録する会」
     牛田守彦、高柳昌久・著/文伸・ぶんしん出版2006年

ボクの住む三多摩も昔は戦場だった……。この本は素晴らしいです。こんな本を広島や長崎でも出していただきたいと思うほどです……。よくできた本です。イデオロギーに染まらず、たんねんにそして雑学も豊かな著者たち……。



帯の裏がわにかかれてあります。下「」引用。

「いまから60年ほど前、この武蔵野地域は「一大軍需工業地帯」でした。そして、太平洋戦争の末期、1944年から翌年にかけて、アメリカ軍による空襲のため、大きな被害を受けました。その傷跡は、60年という時の移り変わりにも関わらず、確かにこの地域に残っています。」


戦争遺跡ということも書かれています。下「」引用。

「いま全国では、地域に残る戦争の傷跡を、“戦争遺跡”と呼び、その調査・記録・保存・見学(公開)の活動とそれらを求める運動が活発に展開されています。戦争遺跡を「平和の砦」にしようというのが、そのねらいです。」


歴史教材として、よいように思われます。

増補版とうってあることの説明。下「」引用。

「二○○五年に出版した千六百部は、好評のうちに完売しました。
 このたび、新たに「ひばりが丘、東久留米コース」を新設し、三鷹エリアを東部西部に分け、内容を充実させた増補版を出す運びとなりました。」


ICUの高校の先生である高柳昌久さんがおられるので、詳しいです。
ICU創立者の名をとったマクリーン通りは、本来は三鷹研究所の道として作られたもの。

キムタクのことも書かれてありました。下「」引用。

「三軒屋の道
 この現在はレンガで舗装されている小路は、木村拓哉・常盤貴子らが出演した人気テレビドラマ『ビューティフル・ライフ』(二○○○年)や、歌舞伎役者坂東玉三郎が監督を行った泉鏡花原作の映画『外科室』(一九九二年)のロケに使われました。
 そんなICUキャンパスの中でも美しい場所なのですが、実はこの道は中島飛行機がこの土地を買収する前からあった道なのです。」

陸軍と海軍の対立は工場にもあったと書かれてあります。

この地域の住民の方で平和を願う方で元気な方はぜひ読んでいただきたいものです……。









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