『福島第一原発潜入記-高濃度汚染現場と作業員の真実-』
山岡俊介・著/双葉社2011年
帯に書かれてあります。下「」引用。
「『原発文化人50人斬り』の著者
佐高信氏推薦!!
「山岡君は無鉄砲過ぎるが、
ジャーナリストとは本来そういうものである。
福島の渾沌、原発労働者の実相に戦慄する!?」

作業員として潜り込まないかという話がきたという。
作業員は無理で不法侵入することに……。下「」引用。
「ボク「オイオイ、話が違うじゃないか。それじゃあ、もし捕まったら、どうなるの?」
安藤「ヘタをすれば、不法侵入で逮捕やね。運よく逮捕されてなくても、撮った写真は没収されるんじゃないかな」
ネタ元「せっかくのチャンスなんだから、ダメ元でやってみろよ。あんたも記者なんだから、それぐらいのリスク負わないと、いいネタは取れんゾ。俺が知っている限りでは、いままで、そんな真似して侵入した報道人は誰ひとりとしていないしな」」
住民も被害。下「」引用。
「被害は被曝ばかりではない。今回、福島原発から半径20km以内が「警戒区域」となり、住民が強制移住させられた結果、何が起きたか。
住民は仕事を奪われ、避難所や見知らぬ土地でストレスフルな生活を送ることになった。将来への希望もなくなる。飼い犬や猫とも別れ、手塩にかけて育てた牛を餓死させた。地震や津波の被害ならまだ諦めもつくが、自分の家は以前のまま存在する。これでは、諦めがつかないだろう。こんな理不尽な被害も、原発事故が引き起こしたものだ。-略-」
Jヴィレッジへ。
「防護服に黒マジックで下請け企業の名を記入」
「簡単に潜入できた福島第一原発。」
定期バス……。下「」引用。
「ボクらが乗ったJヴィレッジ発、福島第一原発行きの午前9時定期バスは、ゆっくりと走り始めた。Jヴィレッジを出ると、バスはすぐに国道6号線に合流。そして、ボクたちがJヴィレッジに向かう際、道を間違えて走っていた福島第一原発から20km圏境界の警察の検問所の前で停った。」
「町全体が神隠しにあったかのような惨状」
ガラスバッジも携帯。下「」引用。
「安藤さんいわく。
「自分の場合、Jヴィレッジと免震棟で毎回計2回の線量計の交付を受け、その高いほうの数値を毎回、戻ってきたとき、Jヴィレッジのうちの元請けの担当者のところに行って申告し、パソコンに記録してもらっています。また、これとは別にガラスバッジ(※)も携帯しています。-略-」
編集担当は靴で大騒ぎ! ←常識のある人だ。下「」引用。
「実はボク、原発に潜入したときと同じシューズで出版社に行ったのだ。靴紐を結ぶ必要のない、白と赤のシックなデザインが気に入っていたジョギング用シューズだった。
その事実を告げると、編集担当は絶句して、こう怒鳴った。
「ヤバいですよ。会社中が汚染されます。現場のチェックで問題ない!? そんなわけないでしょう。原子建屋のすぐそばまでいって、近くの水溜まりにも触れているんでしょう。クリーンなんてことはあり得ない」
ボクが冗談でシューズを近づけると、顔を引きつらせ、こうつけ加えた。
「まず、そのシューズは厳重にビニール袋にくるんで直ちに破棄してください。それから本を出すうえで条件があります。必ず、最寄りの医療機関で被曝検査を受けてください。ただし検査は自費で。自分の健康に関する検査なんですから、社の経費を出しませんよ」
ボクはこの条件を呑み、シューズは泣く泣く処分した。-略-」
【特別附録 その1 「福島第一原発」作業員インタビュー】 下「」引用。
「「火力発電所で仕事があるからというから、Jヴィレッジに行ったら、本当の作業現場は福島第一原発だった…」-略-」
【特別附録 その2 原発作業員本音座談会】
フクシマ50について。下「」引用。
「むろん、そういう立派な人もいるよ。だけど、仲間内の噂ではカネに釣られてやってきている素人も多いって聞きますよ。
--私が現場に潜入したときも、入れ墨が見えている人がたくさんいました。ごっつい体と、いかつい顔の方が目立ちましたね。」
小沢一郎は岩手県には原発を作らなかったと噂されているようだ……。
--中曽根康弘みたいだな!? 田中角栄は新潟につくり、それで総理へ。
【特別附録 その3 樋口健二氏インタビュー】
【岩佐訴訟】殺人=「阪大で断定されたのに、なぜ全面敗訴なんですか?」 下「」引用。
「本当は岩佐さん以外にも、何人もの方が訴訟を起こそうとしたのですが、わずかのカネによる懐柔、あるいは脅しによって潰されています。」
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目 次


山岡俊介・著/双葉社2011年
帯に書かれてあります。下「」引用。
「『原発文化人50人斬り』の著者
佐高信氏推薦!!
「山岡君は無鉄砲過ぎるが、
ジャーナリストとは本来そういうものである。
福島の渾沌、原発労働者の実相に戦慄する!?」

作業員として潜り込まないかという話がきたという。
作業員は無理で不法侵入することに……。下「」引用。
「ボク「オイオイ、話が違うじゃないか。それじゃあ、もし捕まったら、どうなるの?」
安藤「ヘタをすれば、不法侵入で逮捕やね。運よく逮捕されてなくても、撮った写真は没収されるんじゃないかな」
ネタ元「せっかくのチャンスなんだから、ダメ元でやってみろよ。あんたも記者なんだから、それぐらいのリスク負わないと、いいネタは取れんゾ。俺が知っている限りでは、いままで、そんな真似して侵入した報道人は誰ひとりとしていないしな」」
住民も被害。下「」引用。
「被害は被曝ばかりではない。今回、福島原発から半径20km以内が「警戒区域」となり、住民が強制移住させられた結果、何が起きたか。
住民は仕事を奪われ、避難所や見知らぬ土地でストレスフルな生活を送ることになった。将来への希望もなくなる。飼い犬や猫とも別れ、手塩にかけて育てた牛を餓死させた。地震や津波の被害ならまだ諦めもつくが、自分の家は以前のまま存在する。これでは、諦めがつかないだろう。こんな理不尽な被害も、原発事故が引き起こしたものだ。-略-」
Jヴィレッジへ。
「防護服に黒マジックで下請け企業の名を記入」
「簡単に潜入できた福島第一原発。」
定期バス……。下「」引用。
「ボクらが乗ったJヴィレッジ発、福島第一原発行きの午前9時定期バスは、ゆっくりと走り始めた。Jヴィレッジを出ると、バスはすぐに国道6号線に合流。そして、ボクたちがJヴィレッジに向かう際、道を間違えて走っていた福島第一原発から20km圏境界の警察の検問所の前で停った。」
「町全体が神隠しにあったかのような惨状」
ガラスバッジも携帯。下「」引用。
「安藤さんいわく。
「自分の場合、Jヴィレッジと免震棟で毎回計2回の線量計の交付を受け、その高いほうの数値を毎回、戻ってきたとき、Jヴィレッジのうちの元請けの担当者のところに行って申告し、パソコンに記録してもらっています。また、これとは別にガラスバッジ(※)も携帯しています。-略-」
編集担当は靴で大騒ぎ! ←常識のある人だ。下「」引用。
「実はボク、原発に潜入したときと同じシューズで出版社に行ったのだ。靴紐を結ぶ必要のない、白と赤のシックなデザインが気に入っていたジョギング用シューズだった。
その事実を告げると、編集担当は絶句して、こう怒鳴った。
「ヤバいですよ。会社中が汚染されます。現場のチェックで問題ない!? そんなわけないでしょう。原子建屋のすぐそばまでいって、近くの水溜まりにも触れているんでしょう。クリーンなんてことはあり得ない」
ボクが冗談でシューズを近づけると、顔を引きつらせ、こうつけ加えた。
「まず、そのシューズは厳重にビニール袋にくるんで直ちに破棄してください。それから本を出すうえで条件があります。必ず、最寄りの医療機関で被曝検査を受けてください。ただし検査は自費で。自分の健康に関する検査なんですから、社の経費を出しませんよ」
ボクはこの条件を呑み、シューズは泣く泣く処分した。-略-」
【特別附録 その1 「福島第一原発」作業員インタビュー】 下「」引用。
「「火力発電所で仕事があるからというから、Jヴィレッジに行ったら、本当の作業現場は福島第一原発だった…」-略-」
【特別附録 その2 原発作業員本音座談会】
フクシマ50について。下「」引用。
「むろん、そういう立派な人もいるよ。だけど、仲間内の噂ではカネに釣られてやってきている素人も多いって聞きますよ。
--私が現場に潜入したときも、入れ墨が見えている人がたくさんいました。ごっつい体と、いかつい顔の方が目立ちましたね。」
小沢一郎は岩手県には原発を作らなかったと噂されているようだ……。
--中曽根康弘みたいだな!? 田中角栄は新潟につくり、それで総理へ。
【特別附録 その3 樋口健二氏インタビュー】
【岩佐訴訟】殺人=「阪大で断定されたのに、なぜ全面敗訴なんですか?」 下「」引用。
「本当は岩佐さん以外にも、何人もの方が訴訟を起こそうとしたのですが、わずかのカネによる懐柔、あるいは脅しによって潰されています。」






