磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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脱原発社会を創る30人の提言

2011年11月15日 | 読書日記など
『脱原発社会を創る30人の提言』
   池沢夏樹、坂本龍一、池上彰、他・著/コモンズ2011年

帯に書かれてありますが……。下「」引用。

「脱原発社会とは
近代文明のあり方を問い直し
次世代のいのちを思いやること
30人の心に沁みいるメッセージ」



アメリカの詩人=ゲイリー・スナイダー。下「」引用。

「「限りなく成長する経済は健康にはほど遠い。それは癌と同じことだから」と言う。」

坂本龍一。下「」引用。

「原発は日本の総電力量の約3割を占めるので、原発が全部なくなると1980年代の暮らしに戻らざるをえないと言われますがり、ぼくは80年代どころか、60年代の暮らしで十分だと思っています。いわゆる昭和の『三丁目の夕日』みたいな暮らしです。」

80年代でも、坂本龍一の生活は豊かでしようね……。
--私はずっと貧乏ですが、もうじき貧困かもね?

二つのエネルギー。下「」引用。

「実際には原子炉内で発生しているエネルギーは2種類あります。その一つが核分裂のエネルギーです。もう一つが「崩壊熱」と呼ばれるエネルギーで、ウランの核分裂によって生み出された核分裂生成物そのものが出すエネルギーです。
 原発が長期間にわたって運転された場合、原子炉内で発生しているエネルギーの7%分は、この崩壊熱です。今度の地震が発生したとき、原子炉内には制御棒が挿入され、ウランの核分裂反応自体は止められないものと思います。しかし、そこに放射性物質が存在するかぎり、崩壊熱を止めることはできません。」

ドイツとの比較。下「」引用。

「ドイツのメルケル首相が7基の古い原発停止を決めたのは福島原発事故から4日目でしたが、日本では2カ月後でした。もうひとつは、「要請」だったこと。原発を止める決断を中分電力に任せたわけですが、停止命令を出して国の責任で止めるべきでした。3つめは、浜岡原発以外の原発を止めないと言ったこと。これは大失態で、政府が無原則であることが露呈されてしまいました。」

自分の書いた文を読んでますか? 上野千鶴子さん! 下「」引用。

「金に目が眩むと……原爆の核と原発の核が同じく危険であるとおもえなくなるのだろうか?」

福祉が切られるということは、多くの人が苦しむ状況に追い込まれるということなのですよ。

とんでもない本に推薦をよせている人が脱原発だったのですか? 理解できません……。

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「有機農家と支援者を引き裂く放射能」

「原子力の軍事利用も平和利用も民衆の生活を破壊する」中村尚司。

京都へ移住計画……。下「」引用。

「JIPPO事務局の高木美智代さんと相談して、私たちたがコーディネーターを務めらそうな事業を
構想してみた。短期的な緊急支援、中期的な避難所の設営、長期的な移住地の準備の順で進める必要がある。
 近年、京都市に編入された旧京北町には、過疎化や高齢化により耕作放棄された農地が少なくない。そのような地区に南相馬分村を移設し、廃校された小・中学校を活用することも可能であろう。今後も蓄積放射線量が増える一方なら、こうした事業の推進が必要となる。その場合、京都市だけでも教育委員会、農林振興室、住宅室などの多くの関連部局と調整しなければならない。
 18世紀後半に起きた天明の大飢饉では、相馬地方の人口が3分の1に激減した。その際、真宗門とが北陸から相馬に大移住したように、今度は逆に県外への移住が可能かもしれない。-略-」

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