磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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歴史ミステリー 竜馬の黒幕

2006年03月01日 | 読書日記など
歴史ミステリー 竜馬の黒幕


なんかすごいタイトルだったのですが、
知っていることがほとんどでしたが、
どうも大切な要素が抜けているのに、
強引な推理でびっくりしたと
いうのが私の感想です。

あれがもし、本当の龍馬なら、
大きなことはできなかっただろうと思います。

本日、Upした本では違う龍馬像がかかれてあります。
私はその本の著者の意見をとります。

日本をせんたく申し候という文章を、
その本から引用させてもらいます。

「誠に歎くべき事は、長門の国に軍初まり、後月六度の戦に日本甚だ利少なく、あきれてはてる事は、その長州で戦ひたる船を江戸で修覆いたし、また長州で戦ひ申候。是れ皆姦吏の夷人と内通いたし候ものにて候。右の姦吏などは余程勢もこれあり、大勢にて候へども、龍馬二三家の大名と約束を固くし、同志を募り、朝廷より先づ神州を保つの大本を立て、それより江戸同志(はたもと大名その余段々)と心を合せ、右申す所の姦吏を一事件に軍(いくさ)いたし打殺し、日本を今一度せんたくいたし候事にいたすべくとの神願にて候」(文久三年(一八六三)六月二十一日書翰)」


よく読んでいただければ、
龍馬の黒幕がシーボルトのわけがないと、
この文章でもご理解できると思います。

もし、シーボルトが黒幕ならば、
龍馬は二心あるものですね。
そうではないと思います。

龍馬たちが完全に幕府と対峙しなければならないと
心するのは、幕府の多数派(勝や一翁を除く)が、
フランスに莫大な借金をし、
武器を調達してもらったり、
あるいは派兵さえも計画しはじめた時だ
という説があります。

そうなったら、強国(フランス)の植民地になるのは
清国などの例をみれば理解できることだったと思います。

龍馬は小龍から、外国の話も聞いていたともいいます。
その龍馬があのような軽薄な態度にでるとは、
僕には思えません。

まあ、細かなことは、龍馬を主人公にした
小説も書きたいので、ここでは遠慮させて
いただきます。m(_ _)m




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