あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 ![]() 054 阿国の歌舞伎は男が女de…… 「日本に来たころは、阿国は女性で歌舞伎というのは女性だったと聴いたでござる……」 「そういうのなら、何か違うところがあったってことか?」 「違ったのでござるよ。どう違ったかわかるでござるか? クイズでござる!」 聡明なむこうの世界の茜に質問するオカネスキー。 「そうだなあー、男と女がいれかわったら、元のまま……。なら、男が女になるってことくらいかあなー」 「そのとおりでござるよ。さすが、むこうの世界のオカネさま!」 「男が女で女が男だったのかあー。じゃ、まるで、この世界だ」 「そうでござるなあ。むこうの世界のオカネ様には……」 「そうか、オカネスキーにとっては、当たり前のことか……」 自分を基準にして物事を考える茜にとっては、違和感をもつことであった。 常識とは我が内なるものにすぎない。 それが世界を支配しているように思っていた茜。 いい経験をしていると思う茜。 むこうの世界の茜もこちらの世界の茜も、前向き人生である。 ちょっとユーモラスになるほどの、前向きな考え方をするほどである。 国会議員や官僚などは、自分の基準だけが、その基準で日本を動かしている……。 そして、日本の行政はうまくいかない。それは当然のことだろう。 さらに、これはアメリカの政治家の方が強いだろう。 イラクや中東での活動もイラク人の立場、常識とは違うのに、平気でアメリカの基準をおしつけて、世界基準などという。 それは、イラクだけではなく、日本でも同様。日本は小泉総理がアメリカの基準を導入して、格差社会が激しくなっていった。 Japan As No.1と言われたとき、その優位さをすべてとっぱらっていくのが正しいかのような論理……。 --話しが横道にそれてしまいました……。 「歌舞伎ができた室町時代は、日本の文化の基本ができたころという人もいるでござるよ」 「そうか、新しいものが生まれるときは、柔らか頭だったということだね。新しい文化が生まれるときには、新しい理念が必要だろう。そう思わないかい、オカネスキー!」 「そうでござるか? 少し考えてみたいでござるよ。あわてることもござるまい……。」 「古い理念の政治家どもが、改革、改革といっても、何も改革されていない気が私にはするよ……。まったく、あの福島って総理大臣は傲慢すぎる!」
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