磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原子力と環境の経済学 スウェーデンのジレンマ

2008年11月14日 | 読書日記など
『原子力と環境の経済学
   スウェーデンのジレンマ』
     ウィリアム・D・ノードハウス(著)/
       藤目和哉(監訳)/電力新報社1998年

どうしてアメリカ人が、スウェーデンのことをここまで書けるのか?
中国のことでもそうだったけど。



この著者は原発推進派という感じの方です。
どうしてこんな数値が出てくるのか?
さっぱりわからなかったです。

そして監訳の方ははじめに書かれています。下「」引用。

「原子力発電はまるで“おとぎ話”のように有望な技術として認識されてきた。アメリカ、日本、フランス、ドイツそしてスウェーデンなどの高所得の国において、化石燃料からの脱却方法としての原子力は安全で安くそして環境にもやさしい選択肢としてとらえてきた。
 ああ、しかし!我々はこの二○年ほどの間におとぎ話の夢から醒めてしまい、きらめいていた四頭だての馬車である原子力は元のカボチャに戻ってしまった。」

訳者が五人もおられて、監訳が一人。
それでいて、数値などの間違いがあるのでは?

スウェーデンでは、1980年の国民投票で、
原発をフェイズアウト(徐々に消し去ること)が決められた。


原子力ジレンマなどという言葉を用いていますが、
どうもどの国でもあるような気がするのですが……。
まったく原発が安全と、魔法にかかったままの人たち以外は……。

火力にかえたら、二酸化炭素が増えるのも当然のこと。
スウェーデンは排出権取引もしないという。

スリーマイル島の事故は、反原発キャンペーン
何十億ドルの効果があったという。

何でも金に換算しないといけないらしい。

こんな本を出されなくっても、
ソフトエネルギーなどに変更されて、
電気料金が上がったら、国際競争力も
低くなるのは当然のことでしょう。

しかし、未来思考と現在維持のみで、
未来に大きな借金をつくっているのと、
どちらが健全な経済運営かは、
考えるまでもないでしょう。

そして、アメリカでも納得いける説明をする学者もいます。


【原子力】世界の潮流はウソだった!





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