磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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被爆三〇年「核問題を考える」-連続三回講演記録-

2008年11月14日 | 読書日記など
『被爆三〇年「核問題を考える」-連続三回講演記録-』
   草の実会平和問題研究グループ1975年

タイトルどおり、三回の講演のことが書かれてあります。
--16ページの薄い冊子です。



■目 次■
1. 原爆被爆の思想と行動
 日本原水爆被害者団体協議会事務局長
  山梨大学教授 伊藤壮  1
2. 原子力と私たちの生活
  講師 高木仁三郎  7

index

3. 世界をめぐる核の現状と日本
  軍事問題研究家 藤井治夫  12
 
場所 
 1. 3. は高円寺東電サービス・センタ
 2. 中野区文化センター

「1. 原爆被爆の思想と行動」 下「」引用。

「私は東京の叔父を頼って上京し、やっと現在の日本橋高校に転入できた。昭和二十年十二月一日、転学の日、先生が、お前は広島で原爆にあったそうだけれど、その話をみんなに話してやってほしいといわれ、一時間授業をつぶした。これが私が広島の話をした最初である。友人たちは大変ショックをうけ、話が終ると私のところにきて、実は東京も三月十日の空襲は大変だったよとその激しさを語った。そこで私ははじめての原爆体験は自分だけでしまっておくものではないということに気が付いた。それを人前に出して話さなければならない。-略-」

これは今では、間違っていると思う……。下「」引用。

「アメリカは二十年頃から、広島、長崎に原子爆弾の傷害調査所(ABCC)をおいて原爆の調査を進めていた。しかし、原爆被爆者の治療には全然役立てていない。何故か。アメリカは自国で原爆の人体実験をやっていない。広島、長崎に投下したことは、原爆実験のためである。。」

アトミックソルジャーなどがいますね……。

index

でも、初期にはいなかったので、完全に間違っているともいえないですね……。


「2. 原子力と私たちの生活」で、わかりやすい説明がある……。下「」引用。
 
「年間一万人ないし十万人人が死んでもエネルギーの方が大切ですよというのが許容量というわけです。又これは専門家と称する人々が勝手にきめたもので、我々は何ら相談をうけていないわけです。そうした恐ろしい体質を原子力は基本的にもっています。-略-」

「3. 世界をめぐる核の現状と日本」
きちんと学んでくれていたらよかったのに……。下「」引用。

「政府はベトナムのようなまずいことを再びやるまいと、そこから今後の戦略を導き出そうとしている。中でも問題になっているのは戦費で、千四百億ドル(約四二兆円)が使われ、それから得られたものは挫折感だけである。-略-」

イラク戦争はベトナム戦争よりひどいものと総括されるかもしれない……。










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