磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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眠れない話 刻々と迫りくる日本の大事故

2006年09月22日 | 読書日記など
『眠れない話 刻々と迫りくる日本の大事故』
    広瀬隆・著/八月書館1988年

この本もベストセラーであり、話題にもなった本です。
この時代は反原発でしたが、今は脱原発ですね。
その存在さえも、許すべきではないという方が理性的に思えます。



チェルノブイリ事故のことが書かれてあります。

高知県の原発計画は、藤戸町長が原発を白紙にすると
辞表を提出したそうです。
坂本竜馬をだした高知、自由民権を生み出した、
高知県らしい行動かもしれませんね。

岡山の放射性物質のことが書かれありました。

ガラス固化体も危険。各国で巨費を投じて、
考えだされたものが、こんなに役立たずだったのです。

ヨード剤配布準備をしたそうです。下「」引用。

「福井県の原子炉を目の前に抱える小中学校の先生たちの呼び掛けではじまりました。ご承知のように、チェルノブイリ事故のあと、ヨーロッパ全土でお母さんたちが薬局に駆け込んで、甲状腺に放射性のヨウ素が濃縮するのを防ぐために、いやがる子どもたちにヨード剤を飲ませした」


交通遮断機のことが書かれてあります。
これは、原発事故を起こした時、外に出さないためのものと
書かれありました。元気な人なら山越え、海越えできるので、
役に立たないものでしょうね。

しかし、自動車で搬送しなければいけない人たちの
命はどうなるのでしょうか?

原発メーカーの日立社員の言葉などが書かれてあります。

脆性破壊、クリープ変形や延性破壊などの
ことが書かれてあります。

「原発は金になる」と敦賀市の高木市長は発言された。


旧軍閥関連のことが書かれてありました。



原子力文化について書かれてあります。
梅原猛「“原子力は日本の神に似ている”」
豊田有恒(SF作家)「ここで廃棄物の貯蔵施設の問題になる。どうしても利用できない高レベル放射性廃棄物は、ごくわずかの量である。暴論に聞こえるかも知れないが、全部まとめてロケットで太陽に向けて発射しても、片付くだろう」

こんなのは暴論もいいとこですね。

朝日ジャーナルの愚かさが書いてあります。同。

「“朝日ジャーナル”のような知識人が、自ら取った筆のおかげで次々と正体を現わしてきます。原子炉に目を向けず、社会現象の解析に余念のない人間は、みなそう見えますね。活動の目的が「勝利」にある人間は、実におそろしいものです。子どもたちに対する愛情が出発点にない。子どもを置き去りに論争している」


電力会社は水俣病から学んでいないと著者は書きます。

「権威より愛情」で考えてほしいものです。




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