磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原発詩集

2008年09月13日 | 読書日記など
『原発詩集』
  武内辰郎・著/オリジン出版センター1988年

当時としては斬新なものだったのかもしれない……。



■目 次■

I 原発詩集
レジュメ  7
声をあげよ  13
素描  19
断章  23
叛を病む  26
一つのきっかけ  36
戦火と原子炉と春嵐  42
II 天皇詩抄
自戒  47
痣  50
雅歌  53
橋上洗礼  58
続・八月の悲歌  65
エピローグ  69
 あとがきにかえて  75


著者は軍歌の世代のようです。下「」引用。

「自戒
 --一九四五年五月二十五日のために

軍歌の
メロディの
ふと唇(くち)を洩れ出る限り、
己れの
裡(うち)なる天皇制を
撃つことは出来ぬと知れ。
-略-」

「あとがきにかえて」。下「」引用。

「本書は、“原爆”と“核”のはざまで、ともすれば、かすみがちだった“原発”にたいするおお方の着目をうながしたという意味合いから、編まれたものである。ほかにいうことはない。しかしながら、原発問題と表裏の関係において、天皇の戦争・戦後責任は、いっそう意識的に追求されねばならないという半面がある。このことを、これらの詩の読後に吟味し、批判をしていただきたいと思う。」

天皇制は少しは平和憲法にふさわしいものになったといえるかもしれない……。

--マスコミ、教育……。
戦時システムが残っているという人たちがいる。

こちらの戦争責任・戦後責任の方がより重要に私は思える……。

天皇にすべての罪をきせて、その他には責任はなかったということこそ、アブノーマルだとボクは思う。

自衛隊にしても、恩田などが生き残り育てたものだという……。

そのことを伝えないことの方が恐ろしい……。

多くの事が知らせていないことが恐ろしい……。

民主主義の手法さえもとらない人たちや、その思想もまた恐いし、平和的ではない。

そして、原発をつくりあげたシステムもまた平和的でもないし民主主義でもない。

--いつものことが大きいです……。

そして、平和学を学びたいし、学んでいただきたい。

クラウゼヴィッツ人は平和主義ではない……。









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