磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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広島通信-ヒロシマの継承-

2008年09月13日 | 読書日記など
『広島通信-ヒロシマの継承-』
   ヒロシマ・ナガサキを考える会・編著/石川逸子・著/
     ヒロシマ・ナガサキを考える会1989年

全68号の復刻版
--通し番号がないので、困ります……。
このように、まとめて出版される場合は遠し番号をつけてほしいです。



「広島通信1 1966.3
広島県詩人協会
広島市国泰寺町・浅野図書館内」

サルトルの訴えがあったという。下「」引用。

「-文学は何ができるか-
     栗原貞子
-略-サルトルは「飢えて死ぬ子供を前にして『嘔吐』は無力である」「作家は今日飢えている二十億の人間の側に立たねばならず、そのためには、一時文学を放棄することも止むを得ない」と発言してごうごうたる話題をバラまいたと言われています。-略-原爆の前には作品も作家も存在せぬわけですから……。」

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バーバラ・レイノルズの文章がいくつか掲載されていました。
「さらば 広島」バーバラ・レイノルズ」バーバラ・レイノルズ(著)
「懐かしい日本の皆さんに」バーバラ・レイノルズ(著)
「日本の皆さん、ありがとう」バーバラ・レイノルズ(著)

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--ABCC。

ABCCに勤務していた人の文章。下「」引用。

「あの頃の広島 北畠隆
 私は昭和29年から3年間広島に住みABCCにおいて放射線医学の研究と診療に従事した。-略-
 新潟大学医学部 放射線医学教室」

診療していたというのか?
--具体的に教えてもらいたいものです。
広島の多くの人たちの書かれていることと違いますから……。

また、問題があると書いている記事もあります。下「」引用。

「ABCC特集
 私たちは考える
     清水清

 原爆傷害調査委員会(ABCC)の在るべき姿が今日なお議論されなければならないことは、政府が長い間この問題に触れることを極力避けてきた怠慢によるものと指摘せざるをえないであろう。
 ABCC問題はその歴史的経過からみてかなり複雑で、占領行政終結の時点で見過ごしてきた政府の無責任さが今日まで尾をひく結果を招き市民感情に厚いカベを作らせている。-略-」

また、教師も書いています。下「」引用。

「ABCC幻想
 -略-「単純にABCC撤去」などと叫べない思いを抱き続けていた。
 だが、今にして業務報告目録を遂一たどっていると、その重味、というかう、怖れ、というか、米原子力委員会、ペンタゴン(国防総省)にABCCの資料が直結していることの真偽はともかく、これだけの調査、研究、データが、誰の手に握られているか、どこが主体を持って研究、運営をプロモートしていくかが非常に重大な感じをまぬがれない。
 先日、被爆者団体代表数名とABCC側と話し合いを持った。米側の提出した日米対策運営案の今回の動機がドル対策以外の何ものでもないとの印象を受けたが、動機はともあれ、日本側への完全移管ではないその、半々運営、負担案にすら日本政府は消極的である。「唯一の被爆国」と自称する日本政府こそ完全移管に本腰を入れてもらいたい。
     森下 弘(被爆教師の会々長)」

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専門なら、すべて専門家に委ねてしまうというのも、こういうケースではあわないと思う。

--ベトナム戦争で傷ついたダオちゃん、広島へ。
「広島のダオちゃん」原田東岷・著
「ダオちゃんさよなら」原田東岷・著

「脇役を生きる」高橋昭博・著
--修学旅行のことが書かれてある。下「」引用。

「「ヒロシマへ修学旅行に行きたくない」と言って反対していた生徒たちが、だんだんと「行かなくてはいけないのだ……」という気持ちに変わってきたと、旅行短刀の関谷先生からいただいた手紙を読んで私は大変力強く感じた。」









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