磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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サンデー毎日 2011-11.27号

2012年01月17日 | 読書日記など
『サンデー毎日 2011-11.27号』
   山田道子・編/毎日新聞社2011年

特集名 小沢一郎すべてを語る



「水俣病も薬害エイズも断罪された 東電経営陣に刑事責任を問うべし」佐高信。

立ちいかなくなるのは原子力ムラ。下「」引用。

「彼らにも、あなた方と同じように反省のハの字もありません。それどころか、安全神話が崩れたら、少し方向転換して原発を止めると日本経済は立ちゆかなくなるなどと言っているのです。立ちゆかなくなるのは電力会社からのCM料や研究費が縮小される彼らの経済ではないのか、と皮肉りたくもなります。」

東電の刑事責任。下「」引用。

「奥村さんは新著『東電解体』(東洋経済新報社)で、「放射能漏れによって人体に危害を加えられた従業員や住民に対す刑事責任」を問題にしています。
 たとえば、水俣病の患者たちはチッソの吉岡喜一元社長や西田栄一元水俣工場長を殺人罪で告訴し、これを受けて熊本地検は二人を業務上過失致死罪で起訴しました。この裁判は最終的に最高裁で禁錮二年、執行猶予三年の刑が確定しました。胎児性水俣病患者の七人の死亡についてだけの責任を認めた極めて軽いものでしだか、それでも有罪としたのです。
 次に刑事責任が問われたのが薬害エイズ事件のミドリ十字(現田辺三菱製薬)で、血友病の患者に対してミドリ十字の非加熱血液製剤を与えたために、患者がHIVに感染し、死亡したという事件で、大阪地検はミドリ十字の松下廉蔵元社長と須山忠和前社長を業務上過失致死罪で起訴しました。この裁判はやはり最高裁までいって、二○○五年に松下被告は禁錮一年六ヵ月の実刑判決を言い渡されて結審しています。
 私は、あなたは松下被告や須山被告以上の刑事責任を問われて然るべきと考えますが、いかがですか。もちろん、あなただけでなく、歴代の経営陣の責任も追求されるのは当然でしょう。」

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「福島第1原発周辺の介護事情」 下「」引用。

「先日、福島県南相馬市を訪ねた。福島第1原発周辺地域の介護事情を把握することが目的で、主な視察先は「特別養護老人ホーム」2カ所と南相馬市内の中核病院1カ所で、高齢者の生活事業や介護士などのマンパワーの状況を関係者に聞いた。-略-
 今回、一部指定が解かれたとはいえ、すぐに施設事業が再開できるわけがない。まずは介護士や看護師といつたマンパワー確保の課題がある。マンパワーを確保してから順次、入所させていくことになる。-略-
 原発死後前でも医師や看護師が不足しており、遠距離の病院へ救急患者を搬送することが多々あったが、さらに病床数が減ったことで問題は深刻化している。特に街に戻ってくる住民は高齢者が多いため、今後、脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞などの患者への対応が迫られるケースが増えると予想される。
 現場では、放射能問題が深刻なマンパワーが不足に拍車をかけて、結果として患者や高齢者に大きな影響を与えている。金銭的な賠償問題も重要だが、医療や介護現場で働く人の確保も忘れてはならない。」

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「子どもの給食は本当に安全か 1都8県83自治体の「放射能検査」」
福島の実施率が低い……。下「」引用。

「原発がある福島の実施率は意外に低い。なぜか。
「自治体が発注している検査機器の生産が追いつかず、納品が遅れているのです。また小さな自治体では機器購入の予算が捻出できないとも聞いています」(福島県の担当者)
 とはいえ福島市の検査は、原発事故後8カ月たった11月から始まったばかりである。「正直に言って、我々の勉強不足もあって、夏ころまで市が入手できる食品検査器があることすら知らなかった」(市の担当者)。小学3年の長男を持つ福島市の40代の母親は憤る。
「事故当時の行政の対応は許し難かった。知事は『地産池消』を推奨し、市長はひたすら国や県の指示待ちで、首長不在も同然でした」

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