磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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人は愛するに足り、真心は信ずるに足る-アフガンとの約束-

2010年12月02日 | 読書日記など
『人は愛するに足り、真心は信ずるに足る-アフガンとの約束-』
   中村哲・著/沢地久枝・聞き手/岩波書店2010年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「オバマ大統領に送る平和へのメッセージ
戦乱と干ばつに苦しむアフガンの地で“命の水路”を切りひらく日本人医師の崇高な闘い」
「人として最後まで守るべきものは何か、尊ぶべきものは何か、示唆するところを汲んでいただければ幸いである」(中村哲)
「日本は、日本人はどうなってしまったのかと暗い思うになるとき、しかし中村医師とその活動を支えてきた日本人がいる、と自問自答する。いま何がなされるべきか、できるのか。若くもなく頑健な体躯の持主でない中村医師に私は強い示唆を受けている。その仕事を支える一人でありたいと切実に思う」(澤地久枝)」



表紙の裏に書かれてあります。下「」引用。

「ソ連の軍事介入とその後の内戦、かつてない異常気象による大干ばつ、そして激しいアフガニスタン戦争の進行。アフガニスタンはいま、苛酷なまでに劣悪な生存条件に喘いでいる。パキスタン北西部およびアフガニスタン東部で一九八四年以来、ハンセン病治療をはじめとする医療活動を続けてきた中村医師は、医療協力だけの限界を痛感。常態化した水不足を克服すべくボランティアの協力を得て、「土建屋」として一四○○本の井戸を掘り、全長二四キロ異常の用水路を造るなど、アフガン復興の先頭に立って邁進してきた。その結果、戦乱と大干ばつに苦しむ不毛の地は今や三○○○ヘクタールの緑野として蘇り、何万人もの命が救われることとなった。本書は、人々の篤い信頼と尊敬をかちえ、アフガン再建の道筋を示した日本人医師のありのままの姿を伝える。」

伯父が火野葦平(作家)だという。逮捕された火野と父。下「」引用。

「一九三○年、中村医師の父勉が若松市議会議員選挙に立候補し、火野葦平が運動を支援した(落選)。翌三一年、若松沖仲仕労働組合(約二百五十名)が結成され、炭積機建設反対の港湾ゼネスト(三日間)断行。火野とともに中村勉が深くかかわった。のち両名とも検挙、起訴。三三年、中村勉は実刑判決を受けている。」

火野、自決……。下「」引用。

「中村 やっぱり、敗戦直後の体験が最大の心の傷だった。
澤地 戦争中の責任を問われて“追放”の指名を受ける。あれはきつかっただろうと思います。-略-
中村 -略-あのとき、同僚で、「鬼畜米英」「滅私奉公」と言っていた仲間が、次々に変わっていくじゃないですか。-略-それが耐えられなかったみたいです。-略-」

もくじ

中村は西南学院で、クリスチャンになったという。

現地で、伊藤和也ワーカー拉致殺害事件。

天皇・皇后がペシャワール会の活動に耳を傾けられたという。

アフガニスタンでは、煙草はつくっているが、たばこ会社はないので、手で巻いているという。


657 憲法を変えて戦争へ行こうという世の中にしないための18人の発言

【YouTube】

アフガンに“水と食糧”を 洪水と闘う日本人 中村医師

アフガニスタン 永久支援のために-中村医師次世代へのプロジェクト-









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