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映画評と映画与太話

トータル・リアリティ(1997)

2006-06-18 | 映画評・クレッチマン
本邦未公開でビデオ発売のみだったらしい「トータル・リアリティ」、そこそこおもしろいSFだった。
…といってもですね、字幕無しの英語で見たので、細かいいきさつはよくわからなった。
なにせ、チュニス司令官が1998年で何をしようとしてたのか不明 < 致命的です(^^:
でも、追いつ追われつの展開はわかる。だからアクション映画は好き(^^;;;

DVDのパッケージに書いてあった粗筋を訳してみよう。
2128年、同盟軍はチュニス将軍のファシスト軍を倒した。しかし、勝利には高い代償が。地球はずたずたになり、回復には数世紀かかる。
チュニス将軍はただ降参したわけではなかった。彼はタイムマシーンを乗っ取り、現代(1998年ね)の地球へ。その行動は人類の生存を脅かしかねない。
同盟軍の死刑囚ランドは決死隊に選ばれる。チュニスを追い世界を救え。失敗は死を意味する。(rukkia乱暴訳)

で、この悪役チュニス司令官がトーマス・クレッチマンだ。戦艦に乗っている時から制服じゃなくてロングコートで、ちょっと年季の入ったロック・ミュージシャン風。そして白髪まじりの短髪コマ塩頭である。
チュニスの副官もわりとよかったんだけど、名前不明。

決死隊はみんな軍紀違反の死刑囚。
主人公のランド(デヴィッド・ブラッドリー)はともかく、フランクル(Brian Faker)ともう一人の男はもともと問題児っぽい。ウィンゲイト(Misa Koprova)もちょっと化粧が厚めのねーちゃんだ(でも一児の母らしい)。
48時間以内に戻ってこれないと死んじゃうらしい。あら大変だ。

そんなこの広い地球で一人の男をどうやって探すんだろう、と思ったらなんと未来人はみんな首に何か埋め込まれてて、それを探知して探すらいい。ふーん。

で、キーになるのはジョン・ブリッジ(Michael Mendelsohn)という学者(?)、彼の著書に書かれた思想を元に未来のファシストが管理社会を築いたらしいのだ。ジョンの別れた妻キャシー(エリ・プージェ)が巻き込まれてうんぬんかんぬん、という展開になるわけだ。

主人公、いい人なんだけどいまいち萌えないのがこの映画の欠点か。
まあ、この手の映画、よっぽどのことじゃないとスペクタクルやSF的整合性は求めてないから(^^;


萌え度:ごま塩頭もかっちょええ
好き度:
鑑賞:DVD(2006.6)

原題:Total Reality
監督:フリップ・ロス
配役:デヴィッド・ブラッドリー(ランド)
   エリ・プージェ(キャシー)
   トーマス・クレッチマン(チュニス司令官)



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (マスタード)
2006-06-18 20:09:05
rukkiaさま、こんにちは。

深夜の映画缶のマスタードです。

以前、スターリングラードの件を紹介していただきありがとうございました。

こちらで紹介していただいてからさらに5名の同意を得ることができ、ひとえにrukkiaさんのおかげだと思っております。



当方トータル・リアリティの日本語版レンタル落ちのビデオを持っているのですが、チュニス司令官がジョン・ブリッジを狙って1998年に行ったという説明が最初の方でちらっと出てきてたと記憶しています。

全編にわたって説明不足の感が否めない映画ですが、たぶんチェニスは未来を変えたかったんじゃないかと思いますよ。
マーケットプレイスにもなかった (rukkia)
2006-06-18 21:16:19
おお、マスタードさんはビデオをご覧になっていたのですか。

もう、遅れてきたファンはそーいうところがつらいぜー。

ブリッジを狙ってるらしいところはなんとかわかったのですが、なのに何故国会議員を誘拐してタンクに!?



英語がわかりたーい。



スターリングラード、ぼちぼち増えたようでなによりです。

まだぼちぼちすぎて、発売までは遠いと思いますが…。

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