窮 鳥
あずま 優
街に小雨が そぼ降る夜に
君は泣き泣き 飛び込んで来た
叱ったのかい 可愛い君を
疲れたのかい 二人の暮らし
ここでよければ 泊まっていなよ
心安らぐ 時のくるまで
あの日あの朝 このおれよりも
あいつ好きだと 背中を向けた
あと追いかけて 留めたくなった
諦めたんだ 二人のために
ここでよければ 泊まっていなよ
君がいたなら 部屋も明るい
若さばかりで 生きてるけれど
いつか何かを 果たせるあいつ
喧嘩はしても 愛してるなら
あいつと未来へ 歩いてほしい
ここでよければ 泊まっていなよ
きっと笑顔で 来るよ迎えに