故 郷
古木 怜
故郷の母は すでになく
帰る機会も 遠くなる
時の流れは 姿を変えて
はるか彼方の 地になった
昔ばかりが 懐かしい
旅立つ寒い あの朝は
季節はずれの 雪が舞う
母が手編みの マフラー巻いて
母に別れを 告げました
辛い十九の 春でした
都会の水に 馴染めずに
故郷恋しと 泣いた夜も
そんな弱さを 叱った母も
いまはこの世に もういない
遠いあの日が 懐かしい
古木 怜
故郷の母は すでになく
帰る機会も 遠くなる
時の流れは 姿を変えて
はるか彼方の 地になった
昔ばかりが 懐かしい
旅立つ寒い あの朝は
季節はずれの 雪が舞う
母が手編みの マフラー巻いて
母に別れを 告げました
辛い十九の 春でした
都会の水に 馴染めずに
故郷恋しと 泣いた夜も
そんな弱さを 叱った母も
いまはこの世に もういない
遠いあの日が 懐かしい