杵屋六郎ブログ

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ナガシの止めバチ

2018-07-31 22:46:51 | 日記

ナガシの最後の音を止めバチと呼んでいるが、基本を理解する上で重要だ。
①ナガシは色々な曲で頻繁に登場する。
②ナガシを上手く弾くにはナガシの二バチ目を大きくして次第に細かなバチにして弾く。
③唄はナガシの止めバチを聞いたら節を折る。
④ナガシの止めバチは終わりと分かるように少し大きめに弾く。
⑤ナガシの止めバチは次に来る手順の重要な布石になるので、曲の間や運びを理解するには避けて通れない演奏技術につながる。
⑦囃子も止めバチを目安に次の展開を予想することが多い。
⑧タテ三味線はナガシの止めバチの意味を十分に知って、それを演奏に活かすことが必要だ。

教えないことも教えることの一環

2018-07-30 20:33:31 | 日記
教えることが全て良いとは言えない。自分自身で考えたり、問題点を解決する技を発見したりするには教えないということも大切だ。
①餌をもらう事ばかりに慣れると自分で餌を取ろうとしなくなる。
②芸における確実な答えはないとも言える。一時的に合っていても時間や年と共に答えが変化すると思っている方が正しい。
③少しでも正確な答えを得るには、常に正しい答えを考え続ける姿勢が必要だ。これは教わることではない。
④言葉では説明がつかない部分はあえて説明をする必要はない。こういう時はあえて教えない方が正しい。

曲の覚え方⑦無本で弾き唄い出来るまで練習

2018-07-29 22:07:47 | 日記
本当に覚えたかどうかの最終確認は無本で弾き唄いが出来るかで判断しよう。
①弾く筋肉、唄う筋肉の動きをマスターするまで練習することが大切だ。
②弾き唄いの音源を録音しておくことは自分の演奏を反省する資料にもなる。
③演奏は自分自身との闘いに似ている。人との競争ではないと悟れるようになる。
④稽古の数を尽くせば自然に無本で弾き唄いが出来る。
⑤楽譜に頼らないで覚える癖がついて来ると覚えることが楽しくなる。
⑥先ずは教わった通りに出来ているかを判断する。
⑦次に自分の表現できるベストな弾き唄いを目指そう。
⑥最終的には遊芸を楽しめる段階にまで練習を積もう。

徹底して聴く

2018-07-28 19:03:39 | 日記
この曲を覚えようと思ったら徹底してそれだけを聴く。自然に覚えるまで聴く。他の努力はしなくても聴くだけで覚えられるようになる。
①唄、三味線のいずれかを決めて聴こう。漠然と聞いても耳を通過するだけでは覚えられない。
②楽譜を見ながら手順の動きや唄の音程の変化を把握しながら聴こう。
③一緒に唄いながら聴こう。
④一緒に三味線を弾きながら聴こう。
⑤再生速度を変えて色々な速度で聴こう。
⑥常に先を予想しながら聴こう。
⑦隙間時間を利用して電車に乗っている時や僅かな時間も活用して聴こう。
⑧徹底して聴く癖がつくと聴くことが身に付くので聴くことの苦痛がなくなる。
⑨唄や三味線の演奏パターンを見つけられるまで繰り返し聴こう。
⑩口三味線を言いながら聴こう。
⑪何度聴いても飽きないようなお手本を選んで聴こう。

曲の覚え方⑥後(うしろ)から覚える

2018-07-27 21:42:02 | 日記

曲の流れを把握したら、覚える時は頭からではなく、後(うしろ)から覚える。
①後の練習をしっかりしておくと曲が進行するに従って自信を持って演奏できる。
②一度に覚える範囲を少なく設定しておく方が覚えやすい。
③口三味線を言いながら記憶に残るように反復練習をする。
④筋肉が覚えるまで時間をかけて反復練習をしよう。
⑤カルタとりで下の句から上の句を連想するように、曲においても音のつながりをイメージできるようにしよう。