爪が減り過ぎている時にはセロテープ一枚でも効果があります。安定して爪を厚く補修するにはアクリルの粉、アロンアルファー(ゼリー状)、ネイルチップ、Nail Repairなどを使いましょう。
長い時間練習を続けるためには爪の状態を弾きやすく調整しましょう。厚さの微調整は爪専用のヤスリを使いましょう。
少し糸道をヤスリでつけておくとしっかりと糸を捉えることが出来ます。爪が厚いと糸道が付きにくいので弾く前に少しつけておく方が良いです。それには自分の糸道を毎日、観察しておかねばなりません。適当につけてしまうと爪が厚いので弾き難くなります。
爪の補修 動画 https://www.youtube.com/watch?v=cqlZkTS-HOI&t=30s
糸を押さえる爪の角度は直角(90度)になるようにする。そのためには人差し指がYの字になるように押さえます。すなわち、人差し指の少しそらして押さえるようにする。爪を直角に押さえることで、正確な勘所を押さえることが出来ます。中指や薬指は人差し指のようにそらさないようにしましょう。小指の位置は常に全体の指の下に来るように押さえて薬指の押さえが甘くならないように注意しましょう。薬指よりも上に小指が来てしまうとしっかりと勘所が押さえられなくなってしまいます。
人差し指の中央に糸が通るためには糸道が中指寄りにつくことが望ましい。すなわち、人差し指の爪全体が見えるように押さえます。
爪は短すぎても、長すぎても勘所は押さえにくくなります。糸道が大きくなるとハジキの時に糸がしっかりと押さえられず、動いてしまいます。そうなるとしっかりとした音を出せなくなります。
手ほどきのことを糸道をつけるとも言います。糸道がつくためにはある程度の練習を積んで、爪が同じ位置の勘所を押さえられないと爪に溝がつきません。糸道がつくことは脱初心者には必要不可欠なことです。