母音発声の効果を検証するために稽古でも曲を唄う前に母音発声を行って曲を唄うようにしている。15~30分程度だと効果は感じられないが1時間ほど発声すると効果があるように感じられる。出来るだけ自然に声が走るのを待つことにしているので無理に母音発声をしないように心掛けている。声の出し方には個人差が出やすい。また、響くポイントを教えるのは難しいだけでなく声が走ると感覚を伝えるのは難しい。声を出すときの緊張感や恐怖感を克服しないと滑らかに声を出すことは出来ない。そこで、声を出すときのアドバイスを心がけている。それは大きなキャンパスに自由に絵を描くように声を出すと言うものだ。描くということを念頭に置くことで言葉はつながるようになる。声で描こうと言い換えても良い。先ずは、好きに描けば良い。枠にはめるのは後からで良い。そのように思うだけで緊張感や恐怖感から解放される。
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