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湯川秀樹先生の名言が六つあります。
1 一日、生きることは、一歩、進むことでありたい。
2 未知の世界を探求する人々は、地図を持たない旅行者である。
3 真実は、いつも少数派。
4 自然は曲線を創り、人間は直線を創る。
5 アイデアの秘訣は、執念である。
6 中間子の発見はまだまだ大きい宇宙の中の一つの星を発見したようなものです。
天才から見た天才論。特に、世阿弥は天才だと述べていることに注目したい。
湯川先生の注目した点は以下のようです。
能は二曲三体である、歌と舞という二つの基礎技術、ならびに老体・女体・軍体という三種の基本役柄。
老後の初心忘るべからず、初心者の初心は大したことのない初心であること。
作能の秘訣は名所旧跡を織り込むこと、歴史上有名な人物を登場させること。
名言のように一日、芸で生きることは、一歩進むことでありたいと思います。
世阿弥への天才である根拠の分析点に大いに共感し、芸に共通する普遍的なコツを研究したいと考えています。