以前に買う買うと言ってたにもかかわらず購入をためらっていた
Blackstarの1Wオールチューブアンプ:HT-1Rを先週末ついに購入しました!
発売後から欲しかったのになかなか買うキッカケがなかったんですが
先日ずっと使ってたGuyatone H&M10が音が出なくなってしまい、
まぁ単純にプリ真空管がヘタっただけだと思うのですが
とりあえず嫁の手前は壊れたことにして(爆)
新しいものを買う・・・というストーリーで購入しました(笑)
(H&M10も、そのうち真空管を買い直してまた使いますよ、もちろん)
で、早速ですがHT-1Rのレビューというか使用レポを。
2ちゃん・・・もとい、2チャンネル仕様ですが、クリーンチャンネルは
「クリーン」という言葉で期待してしまうような、「鈴の音のような
キラキラした繊細なクリーントーン」・・・というような音は出ませんね。
でも、真空管ならではのファットでウォームな感じですから、
これはこれでなかなか良いのではないでしょうか。
ドライブチャンネルは、これはもうBlackstarのペダルのような
素晴らしい歪みが堪能できます。
既に保有しているVHTのアンプにも似た、改造マーシャルみたいな
僕好みの歪みが手軽に出せて嬉しいです。
噂のUK/USAサウンドを切り替えるISFダイヤルですが、
僕の場合は左(ゼロ)に振り切ったUSAサウンドが好みですね。
歪みはメチャ歪みます。
7弦ギターを繋ぐと、気持ち良い重厚ヘヴィサウンドが出ます。
難点・・・という難点は特に見当たらないのですが、強いて言えば
音ヌケが今一つというか、音が今一つ前に出て来ないかも。
いや、オールチューブで音量はあるので、ボリュームを上げれば、
いくら1Wとはいえ充分うるさいんですが、何と言うか、うるさくても、
音の壁が迫ってくるだけで、音像というか音の輪郭があんまり
前に刺さってこない、みたいな。
まぁこのサイズのアンプにそこまで求めるのも贅沢かも知れません。
小さいキャビネット、小さいスピーカーのせいでしょうか・・・
それも、アンプを斜めにして、スピーカーを耳に直接向けることで
かなり改善できたかな、とは思いますが。
あとは・・・歪みの音があまりに気持ち良過ぎて、練習しようと思って
弾き始めても、ついつい歪みチャンネルで弾き過ぎてしまい、
本来の練習用アンプとしてはクリーンチャンネルで練習すべきですが
その練習時間が減ってしまう、ということでしょうか(笑)
まぁ、たかだか2.5万円程度の商品ですからね、万人がベタ褒めするような、
全ての点において満点をあげられる商品であるはずが無いですよね。
チューブアンプのマニアに言わせれば、これよりもっと音の良い
チューブアンプはたくさんあると思います。
そりゃ、まぁ、そうでしょう。
目指す音も違えば、コストも値段も違うでしょうし。
だから、これはこういうものだ、と割り切って、自分のニーズに合う人が
選べば良いのだと思います。
とりあえず、僕の場合は;
*ギター部屋にはVHTのコンボアンプを置いているが、
居間でギターを弾くときのために、小型のアンプが欲しい。
*基本的にはオールチューブのアンプであって欲しい。
*居間に置いといても、嫁に「邪魔よ!」と怒られないような
小型サイズであって欲しい。
*練習が主目的なので、弾いた音が素直に出てくる
クリーントーンは必須。
重視すべきは、どちらかと言えば歪みの音の気持ち良さよりも
クリーントーンでの反応の良さ。
(必ずしもクリーントーンの“音の気持ち良さ”ではない)。
*とは言いつつ、別途ペダルを接続しなくても、メタラーの自分にとって
気持ち良い歪みが堪能できるドライブチャンネルもあれば尚良し。
*ステージで使うわけではないから、フットスイッチ等で
ワンタッチで素早くチャンネル切り替えができなくても良い。
*できるだけ安く買いたい。
という僕のニーズにはピッタリでしたので、買って大変満足しています。
僕が買った某楽器店では、僕が買う2日前に行った際には未開封在庫が
3つ積んであったのに、僕が買いに行った日にはラス1でした。
スゴイ勢いで売れてるんだなぁ~と思い、同時にそれも納得!と思う出音でした。
気になった方は、是非楽器店でチェックしてみてください!