robo8080のブログ

ロボット製作や電子工作など。

GR-SAKURA+KRS-2542HVで移動ロボットを作ってみた。(その1)

2012年09月19日 | GR-SAKURA

近藤科学のサーボモータ、KRS-2542HVのバルク版を入手。

KRS-2542HVは車輪用の回転モードがあるらしいので遊んでみた。

 

 

まず、KRS-2542HVを動かすために、ICSコマンドの仕様シリアルサーボ制御方法(2)ICS編」を見てみた。

通信フォーマットを見るとチェックサム等がないしモータを動かすだけなら簡単そうだ。

 

KRS-2542HVの単体動作テスト完了。ここを参考にさせてもらった。

PCから C# で作ったテストプログラムで動作するのを確認。

 

いままでシリアルコマンド式のサーボは、Dynamixel AX-12A、フタバのRS304MD、近藤科学のKRS-2542の3つを使ってみた。

単純に位置を制御するだけだったらKRS-2542が一番簡単だった。

サーボモータのI/F回路は、これの回路例Bを参考にさせてもらった。

この回路ではDynamixel AX-12A、フタバのRS304MD、近藤科学のKRS-2542の3種類のサーボが動いた。

  

KRS-2542HVの車輪用回転モード使ってみたいのだが、これに簡単につけられる車輪がなかなか見つからない。

いろいろ探した結果、ちょっと加工すればこの組み合わせでうまくいきそうだ。

・Dynamixel AX-12+用タイヤ 

・近藤科学 ローハイトサーボホーン

このサーボホーンの出っ張りがタイヤの凹みにピッタリ。

ネジ穴が微妙にずれているので、ドリルで開けなおしてやる。

 

 

次はこれをGR-SAKURAボードにつなぐ。

GR-SAKURAでシリアルの偶数パリティ設定はこれで出来るという情報を頂いた。

GR-SAKURAでKRS-2542HVを動かす実験。うまくいった。

  

 

回転モードもうまくいった。さて車輪を作ろうかな。

  

KRS-2542HVの設定内容。

下図のようにIDを変更して、回転モードに設定。

あと、手抜きしてサーボからの応答は見ないので、スレーブにして応答を返さないようにしている。

 

 

近藤科学KRS-2542HVを回転モードで使う車輪が出来た。

  

 

回転モードで動かしてみた動画はこちら。

GR-SAKURAで近藤科学KRS-2542HVを動かす実験。

 

  

回転モードで使う車輪が2個出来た。

ちょうど良い長さのネジが無かったので見栄えは… あと、サーボの固定方法をどうするかが悩ましい。

  

 

車体が出来た。サーボはとりあえず両面テープで固定。

後輪はホームセンターで買ったキャスター。高さがちょうど良い。

  

 

車体全体を仮組してみた。

  

車体が完成したので次はソフトだ。

以前作った”Bluetooth+Wiiリモコン”で操縦できるようにしてみる。

 

GGR-SAKURAのUSB HOSTにUSB Bluetoothドングルを挿し、Wiiリモコンで操縦できるようにした。

(下の方で出てくるSBXBTモジュールを使った方が簡単かもしれない。)

動画はこちら。

GR-SAKURAで移動ロボットを作ってみた。(1)

 

 

今度はWiiリモコンの加速度センサーで動かしてみた。

GR-SAKURAで移動ロボットを作ってみた。(2)

 

 

KMR-M6のカメラ制御用にサーボを取られてしまったロボット。

このままではかわいそうなのでKRS-2542HVを追加発注した。

 

 

今度は、PS3コントローラで操縦できるようにする。

PS3コントローラを使うためにランニングエレクトロニクスさんのPS3コントローラ版SBXBTモジュールを使用することにした。

PS3コントローラ版ファームウェアはまだ開発中ということだったが、購入時にお願いして書き込んでおいて頂いた。

SBXBTモジュールにはWiiリモコン用ファームウェアもあるので、Wiiリモコンを使いたい場合はランニングエレクトロニクスさんに相談してみると良いかもしれない。

 

まず、XBeeエクスプローラUSBに付けて単体動作確認した。

特に問題なくサクッと繋がった。

使用したUSB Bluetoothドングルは、”PLANEX Ver3.0+EDR BT-Micro3E1XZ”。

こんどはGR-SAKURAにつないでみる。

  

 

GR-SAKURA+KRS-2542HVのロボットにPS3コントローラ版SBXBT取り付けた。

サーボを一個KMR-M6に取られてしまったのでまだ動かせない

XBee用のピンソケットが入手できたらGR-SAKURAに直接取り付ける予定。

GR-SAKURA上のXBee用ソケット使いたいのだがピンソケットの入手で悩む。

通販の送料の方がピンソケットより高くついてしまう。

 

 

SBXBTと通信実験をしてみた。SBXBTの通信速度は2400bps。

ぐぬぬ。GR-SAKURAのシリアルポートが2400bpsだと動かないっぽい。

試しに115200bpsで実験にしたらちゃんと動いた。

4800bps以下は設定出来ないバグがあるという情報を頂いた。

  -> 対策方法はこちらのルネサスのユーザーフォーラム。(ユーザ登録してログインしないと見れない?)

 

シリアルポートのバグ対策をして、やっとGR-SAKURAとPS3コントローラ版SBXBTの組み合わせが動いた。

注文していたKRS-2542HVが届いたので、もう一つの車輪も付けなければ…

 

 

車輪取付完了、PS3コントローラで操縦できるようになった。

動画はこちら。 

GR-SAKURAで移動ロボットを作ってみた。(3)

 

 

XBee用ピンソケットを入手したのでGR-SAKURAにハンダ付けして、SBXBTモジュールを載せてみた。

どこも干渉するところは無さそうだ。次は動作確認。

  

 

GR-SAKURA上のXBeeソケットにSBXBTモジュールを載せたバージョンできた。

特にトラブルもなくすんなり動いた。ちょうどいい長さのネジが無かったので見栄えが悪い...

 

 

(その2)へ、つづく...


近藤科学の多脚ロボットKMR-M6でボールを追いかけるロボットを作ってみた。

2012年09月16日 | KMR-M6

近藤科学のBluetoothモジュールKBT-1を入手。

 

 

KMR-M6にKBT-1を組み込んだ。

HeartToHeart4との接続がうまくいかないので取説をよく見直したら、DipSWの設定が間違っていた。

老眼で細かい字を見るのがつらい。

 

 

カメラ制御用に、バルク版のKRS-2542HVを入手。

ネジもケーブルもついていないが、正規品の半額以下だった。

 

 

無線LANカメラとパン・チルトを制御するサーボを追加した。

組み立て中。

 

 

完成!!

 

うむむ、へまをしてKRS-2542HVのギアを壊してしまった。

 

サーボアーム組み立て中に手を滑らせてバキッと。

しょうがないので別のロボットで使っていたKRS-2542HVを拝借。

交換用のギアを買わないと...

 

 

カメラ制御用サーボの追加は出来たので、今度は制御ソフトを作る。

以前Processing+mbedで作った物体追跡ロボットを改造しようかな。

 

 

まず、動作テストのために、PCからパン・チルトの制御と歩行モーション再生ができるようにしてみた。

ここを参考にさせてもらった。

Bluetoothモジュールを使ったリモートブレイン 

 

動画はこちら。

近藤科学のKMR-M6にWiFiカメラとパン・チルトを制御するサーボを追加。

 

 

以前作ったプログラムを改造して、カメラ単体での追尾はほぼできるようになった。

Wi-Fiカメラの画像をPCで処理して、指令値をBluetooth経由でKMR-M6に送っている。

PC側の処理は、”Processing”を使っている。

あとは追尾ゲインの調整。その後は歩行モーションとの連動をつくる。

 

 

 動画はこちら。

近藤科学の多脚ロボットKMR-M6でボールを追いかけるロボット(1)

 

 

歩行モーションとの連動をデバッグをする。

カメラでの追尾と連動して歩行でも追尾する様になってきた。

だが、車輪型のロボットと比べ、歩行速度を上げるとカメラ画像のブレが大きくなりやすく追尾が不安定になる。

 

RCB-4HVの設定がイマイチわからない。

モーションの再生とは独立して、外部から通信でカメラ制御用のサーボを動かしたいのだが、モーションを再生するとカメラ用のサーボが初期位置に戻ってしまう。

以前はちゃんと出来ていたような気がするが、どこかいじったかな。

 -> HeartToHeart4のシステム設定に項目があった。

 

歩行モーションを調整して、なんとかうまく追尾できるようになった。

動画はこちら。 

近藤科学の多脚ロボットKMR-M6でボールを追いかけるロボット(2)

 

 

さらに、手動操縦と自動追尾を切り換えられるようにした。 

動画はこちら。

近藤科学の多脚ロボットKMR-M6でボールを追いかけるロボット(3)

 

 

-以上―


がじぇるねGR-SAKURAを使ってみた。

2012年09月09日 | GR-SAKURA

 

注文していたがじぇるね GR-SAKURA-FULLが来た!

早速、味見をしてみた。

 

 

こういう箱に入っている。お菓子の箱みたい。

 

 

mbedみたいにピン配置のカードが付いている。が、残念ながらこちらは紙製。

 

 

がじぇるねSAKURA試し中。

USB0の仮想COMポートが認識されない。何か別途ドライバが必要なのかな?

 -> USB仮想COMポート用ドライバはここにあった。

 

TCP通信がうまくいかない。

最初の一回目の受信はうまくいくが、二回目以降client.available()が0しか返さない。

色々試したが、やはりTCP受信がうまくいかない。最初の一回だけ受信出来て二回目以降受信しない。

ここのArduino用プログラムを参考にした。

 -> GR-SAKURAのTCP/IPライブラリに不具合があるという情報を頂いた。

     (今はもう直っていると思うが、まだ試していない。2012.9.9)

 

とりあえずTCP/IPは保留にして、以前に色々実験したものをGR-SAKURAでも試してみることにする。

まず、Arduino用に作ったRCサーボ制御プログラムが、そのまま動くことが確認できた。

 

 

次は、mbedで作ったカメラ+RCサーボの物体追跡を、GR-SAKURAでやってみた。

比較的簡単に移植できた。

 

 

動画はこちら。

がじぇるねGR-SAKURAで物体追跡をやってみた。(その1)

USBカメラの画像をPCで処理して、シリアル経由でGR-SAKURAに指令値を送っている。

 

がじぇるねGR-SAKURAで物体追跡をやってみた。(その2)

 

 

次は、以前スイッチサイエンスで買って、そのままになっていたArduino用LCDシールドキットを使ってみる。

 

 

ハンダ付け完了。

LANコネクタが干渉するが、とりあえずセロテープで保護。

 

 

Arduino用LCDシールドが動いた。

GR-SAKURAのJ2を接続しておく必要がある。

GR-SAKURAのサンプルプログラムは一か所だけ修正。

LiquidCrystal lcd(12, 11, 10, 5, 4, 3, 2); -> LiquidCrystal lcd(12, 11, 5, 4, 3, 2);

  

 

とりあえず味見は終了。つぎはUSB HOSTを使ってみる。

-以上―