魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

「鎌倉殿の13人」…ちょっと言葉にならない…

2022-05-30 00:48:00 | 本・映画・テレビのこと
先週も大分ダメージありましたが、今週。
すみません、八重さんが…俺たちのガッキーが…
いや、多分、先週の予告で予想はついていたんですけどね…
頼朝のことを「気の迷い」とまで言い切った、八重さんが。
あんなに幸せだったのに。
ひどいよ…
しかも義村の無駄な筋肉に目を奪われてる間に…
八重さん。
金剛に「私だけの母上なのに」と言われてる八重さんの目に、もうひとりいた我が子の姿が映らなかったとは言えない。
「死んだ子の歳を数え」ない母親はいないんですよ…
救えなかった我が子を、八重さんはずっと憶えていて。
それは小四郎と一緒になって、可愛い金剛を産んで、幸せな家族を持っていたとしても、ずっと心の中にあって、引っ張られてしまったんだな…と。
救えなかった、ひとりで川に沈んだ我が子を、ずっと救いたかった。
願いが叶ってしまったんだよな…
でも、幸せだと思ってたんだよ、八重さん…

これで、義村は小四郎に一生の負い目が出来た。
三浦は北条を裏切らないし、裏切られない。そういう男ですよ、ヤマコーさんは…

今回、戦もなく(平泉は滅んだけれども)パッパも流石✨と和むほのぼの回かと思って油断していた…
りくに息子が産まれた事で彼女が息子を跡取りにするために躍起になる事は目に見えているし。
八重さんを失った小四郎が、これからどうなって行くのか…

私も子どもがいる母親なので、本当に今週の八重さんロスが、八重さんの気持ちが痛い。
失ってから、また子どもが産まれたからって、誰もその子の代わりにはならないんだよな…と思いました。
とにかくつらい。

来週またつらいんだろうな…
私が子どもの頃の大河って「正しいことを貫こうとしてきたヒーロー」で、滝田栄家康みたいな織り目正しい子どものがっけんまんか学研漫画みたいな主人公の描かれ方しかしてなかった感じだったんだけど、平清盛はその最たるもので、本当に生々しく迫って来る。
そうだよな、同じ人間なんだよな、歴史を作ってきた人たちも。
そう思います。
しかし八重さんロス…
ダメージでかいです。
そしてまた来週、善児出て来るやん…
でも、観ますよ、来週も。


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「鎌倉殿の13人」〜帰ってきた義経・・・ってそういうこと・・・

2022-05-22 20:53:48 | 本・映画・テレビのこと

・・・鎌倉に帰ってきたよ、義経。

って、首桶じゃん‼︎

「鎌倉殿の13人」、今回は本当に、鬱になる・・・

初っ端から、蝉の抜け殻トラウマ発動する大姫からスタートの今回

それに対して心配する政子に「そのうち治るだろ」って言い放ち、大姫を入内させるという頼朝。お前に人の心はないのか。

小四郎、おまえ変わったな・・・分かっていて、静のことも義経に話したんだろ・・・

頼朝も「義経を生きて帰すな、お前も手を下すな」って命じたんでしょ、小四郎がもうそういう策を弄することができるって踏んで。

もう、女装した頼朝を馬に乗せて走ってた頃とは違うんですよね・・・

静憎しで義経を襲わせた正室・里の最期、自分が招いたこととはいえ、容赦がない結末。

比企の娘として利用した女によって狂った義経の運命。最期にそれを告白する里。

電光石火で刺し殺す義経、怖・・・。

そして憎まれた静御前も。

「お前は捨てられた」という言葉が、静の誇りに火をつけた。

政子の温情も、小四郎の忠告も、彼女には届かず、産まれたばかりの赤ちゃんは善児に。

しかし善児怖い。

「前は百姓だった」善児が、優秀なアサシンになった経緯って一体・・・

「寝首を掻くなら簡単」と言い切れる善児が、この先どれだけ人を手にかけるのか

善児に、殺られなかった義経。

御館に褒められて、泣く義経。蟋蟀退治に精を出す義経。自分の娘を抱っこする義経。

静を「あいつらしい・・・」と微笑む義経。畑仕事をする義経。全部、穏やかで、漂白されたような義経。

頼朝に受け入れられなかったことに失望して、自失し、平家を滅した男が蟋蟀退治をしていると自嘲する義経が、悲しい。

自分を認め、受け入れてくれた御館が守ってきた平泉に手を出すなら容赦しない、と言い切るが、小四郎はここで義経を確実に殺さなければならないと確信したのではないだろうか。

前回の最後で、義経に平泉に行かずに九州に落ち延びるように言った小四郎、従わなければ取る道はひとつ、と決めていたのだろうね。

「あなたは人を信じ過ぎる」

この義経評が悲しい。

静のことを聞き、我が子も殺された義経は再び剣を持つ。確実に、平泉を滅しにかかるであろうこと、そして自分も守りたかった藤原氏に殺されるだろうことを分かっていて。

罠を仕掛ける義経、鎌倉をどう攻めるか策を持っていた義経。

まさに「軍神」だった。

弁慶とのやり取りがコミカルで悲しい。「立ち往生って、こうやってやるんだ・・・板に刺さってたんだ」(違う)

弁慶の戦いぶりを覗き見て笑う、最期まで、少年のような義経。

でも、小四郎が出てったところから逃げられますよね・・・?ワンチャンありますよね・・・?

って完全に判官贔屓

キラキラ義経だったタッキー義経とは違う、死なないで欲しい義経だった。

戦の天才であったという描写、今回は獅童さんによって説得力を増していた。

義経が語った鎌倉攻略、実際に新田義貞がやって鎌倉を滅ぼしたという。

義経が「三浦の息子の方」を攻略しておく、と言った山本耕史さんは、ずっと小四郎のそばにいるんですよね・・・。

さて、予告で八重さんが!八重さんどうなるの!?

また来週も地獄に落としてくれよ、三谷幸喜先生‼︎(ヤケ)

 

 

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「鎌倉殿の13人」果たせぬ凱旋…義経の「おまゆう」が聴けるとは

2022-05-16 01:20:00 | 本・映画・テレビのこと
今日も鎌倉殿はキツかった…
「平家を滅ぼすためだけに生まれてこられたようなお方」
と言うパッパのセリフがつらい…😭

源氏の兄弟を翻弄する後白河法皇・ゴッシー酷すぎない?武士だって人間‼︎コマじゃない‼︎
こいつ幽閉した清盛は正しい…
義仲の時も隠れて姿を現さないし、あまりの手のひら返しに、何度も聞き返す公家たちよ…公家だっておかしいって思うよ?
一矢報いたのがパッパと小四郎。
「おっかねえよ」
などと怖気付き、りくに怒られてたパッパですが、やるときゃやるよ‼︎
西国に地頭を置く事を了承させてきた北条家親子✨えらい❗️
今回も、パッパ素敵だったなぁ…
パッパの声が良いね。
流石、歌舞伎俳優さん✨バシッとキマる。
義経が夜陰に乗じて訪れた時も見逃してくれた。
もっと経験を積めば良い、と励ますパッパ。あれだけのことが出来たんだから、どこでも生きていけると小四郎。
でも九郎はどこで生きていけるの?
早く平泉に行って慰めてもらってくれ、九郎…

伊予守任官から、ひょっとしたら義経、兄上に会える?なんて流れからの、絶望の挙兵。
女の嫉妬から、夫を死に追いやってしまう愚かな里の前。
里の前と静、2人残して去るクズ・義経よ…そういうとこだぞ‼︎
そして自分に関わりないとなれば、命は助かる、静かも子どもも。そう思って静を去らせる義経。
「勝った」と勝ち誇る里の前。
義経と平泉まで行くのはたしか側室だったと記憶しているから、彼女はどうなるのだろう?
嫉妬は政子も同じだけど、自分の行為の重さに慄いていた。
その政子は、いよいよ「御台所」らしくなっていき、静の助命も願い出る次回も見ものですね。
菅田将暉・義経は、中の人の輝きを余すところなく描き切ってくれてますね。
明るさ、真っ直ぐさ、可愛げ、若さゆえの残酷、経験がないゆえの無謀、肉親への思慕、弟キャラ、身体能力の高さ、儚さ。
こんな菅田将暉さんが観られて、判官贔屓にもなりますよ…
初回「何こいつこわい」からの「お兄ちゃん、お願い、弟に会ったげて‼︎」まで、心を揺さぶられ、惹きつけられましたよ…
御館の元へ帰った甘えん坊義経も観られちゃうのかな〜

今週のの八重さん、あっぱれ八重さん。頼朝にキツかった。でも正しい✨
来週さ、予告に善児映ってたよ…
(絶望…)


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「鎌倉殿の13人」第18回 壇ノ浦に舞った男 海の底の都再び

2022-05-09 00:53:00 | 本・映画・テレビのこと
つらい…つらいです…
「どんどんつらくなっていく」のは予想されている事なんですが…毎回のダメージがデカい。
大姫の、狭い肩。こんな小さい子なのに。
八重さんの渾身のちょび髭も、大姫の心を少しも動かす事ができない。 
(八重さん、明るくなったね!良かった(๑˃̵ᴗ˂̵)
そして、ついに壇ノ浦。
「平清盛」の平氏一門が甦ってきて…重盛のこと、思い出しちゃったじゃないですか…窪田くんの、板挟みになった苦しげな顔が…‼︎
「壇ノ浦で平氏が滅びた」って、こういう事なんだよね…
波打ち際に打ち上げられた屍累々。ドローンで撮ると、よく分かるね!
安徳天皇も、あんなに小さい子どもなのに…
しかし、歴代義経で怖ろしさNo.1(私調べ)の狂戦士・菅田将暉義経みたいなのが来たら、飛び込んじゃうよね…
「漕ぎ手を射る」って、鎧も着けていない、矢が当たったら間違いなく大ダメージを負う、非戦闘員を射殺す画、かなり凄惨。きたないなあ、と思う。
しかし義経はその命令に対抗する味方を射ようとしてた。
こんなにも卑怯なやり方で掴んだ勝利なのに、腰越で追い返されてしまう。
平氏一門が滅んで、滅ぼした義経がハッピーかというと違うのがつらい。
脳裏に、清盛を一門が海の底の都で待っているあの最終回が甦ってつらい。
義経の「規格外」が平氏を滅ぼしたけど、それが己に向かった時の事を、頼朝がどう思うか。
薄々、義経が悟っているのも、つらい。
平氏の兄弟の絆を聞いて、「自分と兄は違う」と決定的な隔たりを理解した義経の額に差す光。「法皇様につく」。
漕ぎ手を丁重に葬る様に命じる義経。静に対する義経。処刑前に親子対面を叶えてあげる義経。里芋を振る舞う義経。
戦の時と、全く違った顔を見せる義経。「良い人」モードをここにきて発動するのずるいなあ〜‼︎
「悲願成就」した頼朝と抱き合って泣く政子。
まさか、冷や飯食いの御曹司が、父の仇を取って武士の頭領になれるとは。
でも、それを叶えられたのは、義経の力に負う所が大きいのだ…頼朝に、義経という弟がいなかったら、鎌倉幕府は開かれていたのだろうか。平氏は滅びなかっただろうか。

まだ18回なのに…義経の逃避行が始まり、その終わりは?
また鬼脚本なんだろうな…と思うとね…
かなり菅田将暉義経に心が持ってかれてるので(決して好きではない、推しでもない)、来週もつらいんだろうな…
和田殿と中川大志さんが入水を見て手を合わせていたのが心を打った。
この2人もね…
そしてパッパ。
嫌な役目も引き受けてるし、りくに「(京育ちの私には鎌倉は)全く慣れません」と言われてがーん😱ってなってて、今週も頼もしく可愛い😍癒し…
正直、「ながら見」できない大河です。重い。でも観たい。「兄が言ってた平氏からこの坂東を取り戻す」という事が本当にどんな事なのか、そしてもう自分は降りれない、という中で、小四郎はどう立ち回って行くのか。
来週も観ます。



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鎌倉殿の13人「助命と宿命」…つらみ…

2022-05-02 00:21:00 | 本・映画・テレビのこと
今晩は…「鎌倉殿の13人」…
これからもっとつらくなっていくのだろうとは思いますが…朝日将軍義仲が討たれ、巴御前も和田殿に捕われ、嫡男である義高がそのままでいられるはずもなく。
歴史は覆せないのだから、当然結末は分かっているのですが、つらい…
自分の命を賭けた大姫が、この後どうなるのかというのもつらい。
地獄みすごい…こんなに殺さなきゃならないんですかね❗️
もう、政子の言葉は以前とは違う、ひとの命がかかってくる。
義高を討った人はもうとばっちりでしかなく、その命の重さが、政子に権力の重さ、逃れようのない責任を自覚させる第一歩になったのではないでしょうか。
そして、同じものを突きつけられたのは、弟の小四郎も同様で。
もう、だんだん顔がね、暗くなって行くのがね…
その中で救いが金剛。なんて可愛い赤ちゃん。この子が大きくなる時には、血生臭いこの闘いが終わっている様に…。
しかし、部下全員が「試されている」って思って働く会社ってどうでしょうね…イヤですよねぇ…地獄み…
その中で、巴と再会した小四郎。
和田殿が「めっちゃ強い義仲の家人捕まえててさ」って言う物言い、最初男だと思うじゃないですか。
「あれ?巴だよね?やっぱり巴だ」
って思ったんですけど。
その後、和田殿が「おれの家人になってくれ」と巴に頼んでるの観て、「あっそこは妻じゃないのね、和田殿…‼︎」ってなりました。
義仲が巴を家人とし、巴も「一の家人」と名乗りを上げた事をちゃんと尊重している和田殿、いいヤツ…さすが小鳥が寄ってくるだけある…
その後、義高宛ての義仲の書状を勝手に開封する小四郎に、掴みかからんとする巴‼︎暴れ馬の様な巴‼︎必死に取り押さえる和田殿も抑え切れてない怪力な巴‼︎
巴、また出てきてくれるかな〜。
でも、義高殺しちゃったからな…
和田殿の家人になってくれるといいな…

来週の予告、またこれすごい絵が撮れてましたね、壇ノ浦の浜辺…
人が魚の様じゃないですか…
「義経殿は八幡大菩薩の化身」というのを実写で観せられると、当時の平家の絶望感がわかる気がするしますね…
なんかね、今回の鬱展開…結構きましたね、わたしには。
来週観たいけど観たくない…海の底にも都はございます…


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