魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

ふっと感じること

2022-10-07 23:48:00 | 日々のこと
朝、仕事に行くために自転車のサドルを握ってペダルを踏み出した時、
「あ、忘れた」
って思う時がある。
毎日じゃなく、ふっと、たまに。
忘れ物は何?
いや、忘れてないよ、私は何も。
あっ、アレだ。
マリッジリング。
左手の薬指に意識が向く。
あ、忘れちゃった、と。
いや、私にはもう必要ないんだよ。
もう着かなくなって7年になるのに、不思議だ。

銀座のティファニーで買ったリングは、いつしか枷みたいに感じる様になってしまった。
私を縛りつける枷。
指に着けるたびに喜びが込み上げた時もあったというのに。

どこにいったっけ?
プラチナだったかな。
売ればいいや、困った時は。

仕事で出会う高齢者のご婦人は、結婚指輪を外さない方もいる。
伴侶はとうに亡くなっているのに、100歳のその方は亡くなる時も着けていた。
その心は?
私には分からない。
きっと、夫を愛していたんだろうと推測する。
私にとって薬指のそれは、世間に対して「私は結婚していますよ」と示す意味合いが大きかったけど、相手との絆、愛の証として着け続けていく人もいるのだろう。

もう私はリングは着けないし、着ける義務もないんだ。
だからもう忘れて、私の左手薬指。


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夏が終わりました。鎌倉殿も3代目!第38回「時を継ぐ者」

2022-10-02 20:10:23 | 本・映画・テレビのこと

2ヶ月、更新していませんでした!

申し訳ありません!

暑かったですね、夏・・・。

本当にしんどくて、ほぼ寝ていましたね、休みは。

やっと涼しくなって、助かった・・・

更新がなかったうちに13人もだいぶ減りましたね・・・涙

そして今日、ついに時政が退場しました。パッパ・・・

パッパもまさか成功すると思っていなかったんだろうなあ。でもりくさんの言う通りにしてやりたかったんだろうな・・・。

憑物が落ちたような時政の顔。あの、伊豆一豪族だった頃の、頼朝のこと「いざとなったら首とっちゃえよ笑」なんて言っていたパッパに戻っていた。

恋女房と一緒に、余生を過ごせばいいよ・・・

でも、子ども達に看取ってもらうことは出来ないんだよ・・・でも、仕方ないよ、奥さんを取ったんだから。それは正しいことだよ。

心優しかった小四郎、親の死に目に会えない無念を涙を流して別れを告げた。

兵の前で頭を下げて命乞いする政子。こうして人の心を掴んで動かす彼女はまさに尼将軍に成って行くんだなと感じます。

義時も、政子も、子どもたちは立場が変わったことによって、変わっていく。

しかし変わっていけなかった親世代。

この上においても、りくさんのギラギラした野心の火は消えない宮沢りえ、美しく不穏だ。

りくさん、ずっと寂しかったんだな息子も亡くなってしまったし。りくさんにはしい様だけだったんだね。それをパッパも分かっていたからなんだよね・・。

「父上の怖さを分かっていない」と妻に打ち明ける太郎を「考えすぎ〜」なんて思っていたらトウが

そこまでする〜

しかしそこに平六無双「俺の女になれ」って、こんな時に?りくさんにも「会いに行く」なんて言ってるし。

でも、小四郎がそこまでする訳が分かったりくさんの最後の言葉。すごい煽りでしたねえ〜

「あなたはそこに立つべき人」

すごいこと言わせましたね、りくさんに。ただの父親の妻でなかった、これを宮沢りえにキャスティングした三谷先生よ・・・

ディエスイラ、ラクリモーサ。モーツァルトのレクイエム。

ついに最終形態、北条義時へ・・・。

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