豪州落人日記 (桝田礼三ブログ) : Down Under Nomad

1945年生れ。下北に12年→東京に15年→京都に1年→下北に5年→十和田に25年→シドニーに5年→ケアンズに15年…

オーストラリアのフットボール

2001-09-29 20:39:36 | Weblog
9月29日(土) 快晴


    プールの水替え

甲板に大小2つの海水プールがあります。大プールといっても直径6mくらい。運動不足の解消には役立ちそうにありません。なぜか周囲に小窓が並んでいて、泳ぐ姿をレストランから鑑賞できます。プールの水には海水を使用し、毎日交換するので、世界中の海で泳いだ気分を満喫できます。

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   オーストラリアのフットボール

海が荒れている時、スポーツデッキでサッカーをやって足首を捻挫する患者が多発している。大抵は冷シップだけで済むが、中には松葉杖が必要な重傷者もいる。

オーストラリアには4つの異なるフットボールがある。サッカー、ラグビー・ユニオン、ラグビー・リーグ、オーストラリアン・ルールズだ。ラグビー・ユニオンは日本で言うラグビーだ。
≪オーストラリアン・ルールズ・フットボール≫
オーストラリア独特の変則ラグビー。長径150-185m、短径130-155mの楕円形のグランドで、1チーム18人、1クオーター25分で行われる。グランドの長径の橋に4本のポールが立てられ、真ん中の2本は外側の2本より高い。これがゴールポストで、足で蹴られたボールが真ん中の2本の間を通過すると6点、外側のポールを通過したときには1点の得点になる。ゲームはグランド中央のボールアップから始まり、それぞれのゴールに向けてキックやハンドパスで進んで行く。ラグビーと違うのは、ボールをもったまま15m以上走ってはならないし、ハンドパスもげんこつで打って行う。足で蹴ったボールが10m以上飛行した後ダイレクトキャッチされると、捕球した選手がそこからキックやハンドパスでゴールを目指す。ボールをもったままタックルされると、捕まった方が反則を取られるのでパス回しが早く、ゲームはスピーディーで、展開もめまぐるしく変わる。蹴られたボールをマークするために激しい空中の肉弾戦の応酬で人気が高い。服装は短パンにランニングシャツだ。
≪ラグビー・リーグ≫
大英連邦諸国で行われる変則ラグビー。1チーム13人、ゲームは前後半各40分。トライで4点、フィールドゴールで2点とここまではラグビーと同じだ。大きく違うのは、1チームの攻撃権が連続5回までしかないことだ。ボールをもった選手がタックルされるとゲームが中断。そこで攻撃権が1回終了で、タックルされた選手がボールを後ろに蹴り出してゲームが再開される。だからフォワードがぐいぐい押すようなラック、モールは一切ない。ゲームが中断するスクラムが少なくて、ゲーム展開が速いので単純で正直なオージーには人気が高い。

読書:「熱帯医の記録」 田淵四郎

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