Reoっちの駄文(ふつーの日常をハードボイルドに)

金融、サッカー、ボクシング、映画・・・そしてその他でふつーの日常を、楽しく読めるようにハードボイルドな読み物風に。

アメリカン・ヒーロー映画

2007-09-29 02:14:12 | 映画
そうそう、そう言えばこの前、ちょっとショッキングな事があったんですよ。まず、一人バスに乗ってぼ~っと外を観ていたら、外を通勤中のおっさんが歩いてるじゃないですが。スーツを着た、40歳以上の、普通のお父さんが。すると、そのおっさんが、ふと立ち止まって、缶コーヒーを足元に置いて、靴紐を結び始めました。そのままぼ~っと観てると、なんと紐を結び終わったおっさんは缶コーヒーをそのままに、そのまま通勤の続きを始めるじゃないですか!?えぇー、良い歳したおっさんが、道のど真ん中にゴミを捨てて行くんですか!地元の道ですよ、普通はむしろボランティアで掃除をするくらいの責任を持つ年齢でしょ!!こんなお父さんだったら、じゃあ子供はどうなるんですかね?お父さん、明らかに子供がゴミを道に捨てても、注意は出来ないですよね。むしろ、「あぁ俺もやる」的に受け継がれんですかね・・・ショックでした。


あと、昼食にモスバに行って、あぁ腹一杯だ帰ろうって時に車に乗り込んだら、ふと少年がテクテク歩いてきてそのまま駐車場に入ってきて、止めてある自転車のロックをチェックしていくじゃないですか!?そして、自転車にチェーンがかかってるのを確認すると。残念そうにテクテク駅に歩いて行きました・・・パクろうとしてるんじゃねーか!!それも、白昼の、人が普通にいる駐車場で、堂々とですよ!?どんだけ馴れてんのか、もしくは全く悪く思ってないのか、はたまた良心がないのか・・・まぁ私も小学生の頃に自転車泥棒はしましたけど、あそこまで堂々とやるとは・・・ショックでした。


ま、とは言え、私もそんな完璧な人間じゃないし、ヒーローじゃないし、世直しをしようとも思ってないので、じゃあ何かを始めようとは思ってもないのですが・・・ちょっと頑張ろうかなと思って、早速アメリカン・ヒーロー物の映画を観てきました。参考にね。まずは「トランスフォーマー」・・・って、元は日本なのですが、映画では良い感じにアメリカナイズされて、ヒーロー物っぽくなってました。ちょうどヒーローは5人出てくるし。後は、WOWOWで「ファンタスティック・フォー」を観て、その続編の「ファンタスティック・フォー 銀河の危機」を劇場で観ました。当然1人で、です。さすが、おれ。


いやぁ、今まではヒーロー物とかは避けてたんですよ。私はストーリーが良い映画が好きで、「レオン」や「ヒート」とかが好きなんですよ、ちょっとリアルなストーリーが。だから、明らかにフィックションである「スパイダーマン」とか「スーパーマン」は、あまり興味が無かった。社会人になると、そんな何作も劇場で観るほどの時間も無いしね。ところが、今はちょうど時間があるので、ヒーロー物にちょっと挑戦してみました。


まずは「トランスフォーマー」。いやぁ映像が凄いですね。ストーリーはぶっ飛んでますが、逆にこれくらいぶっ飛んでるとストーリーに納得云々とかは環形無いので、むしろ気持ち良い。そして、やはり見所は、車がロボットに変身して、ガンガン迫力満点な戦いを見せてくれるところ。ってか、むしろそれだけの映画ですが・・・でも、なかなか楽しかったですよ、後悔はしなかった。それにしても、カマロはやっぱりかっこいいですね。アメ車だけあって燃費悪そうだしデカそうだけどね・・・


次に「ファンタスティック・フォー 銀河の危機」ですが、注意しなければいけないのは、ちゃんと1作目を観ておかないと、最初から全く意味の分からないストーリーになってしまう事ですね。なんか凄い能力を持った4人のヒーローが出てくるんですが、彼らがなんで能力を持ったか、そして彼らの人間関係とか、1作目では完璧にカバーされているんですが、「銀河の危機」ではそれらの情報を知っているのがあたりまえのように話が進んでいく。例え1作目を観ていても、ストーリーを忘れていたら、全くついていけない事になる心配が・・・ストーリーは、まぁストーリーを求めちゃだめですね、こういうハリウッド映画は。こう、雰囲気とか、派手なアクションとかを堪能しなければ。ま、正直、無理に映画館で観るほどの映画ではなかったですが・・・


いやぁ久々にハリウッドらしいアメリカン・ヒーロー物の映画を観ましたが、ところどころにアメリカン・ジョークが散りばめられて、そして派手で、何より観てる人を楽しませようとしている。考えさせるとか、悩ませるとかじゃなくて、楽しませる、ね。だから、頭をからっぽにして観れるんで、たまには良いですよね。ただ、やはりハリウッド映画はアメリカ人を対象に作ってる感じがふんだんにするので、その辺は残念かな。アメリカン・ジョークとか、明らかに翻訳に困ってる感じがするもんねぇ・・・



Reo.

WBA世界S.フライ級戦- ムニョスvs相澤

2007-09-24 21:58:57 | ボクシング
さて、遂に私も無職生活は残すところあと1週間だけです。10月からは、また新しい会社で、新しい人間関係の中を、まぁテキトー(!?)に頑張ります。まぁそれでも、お金の為に出世争いに参戦する気持ちなので(!)、仕事が始まってからはあまり暇な時間も無いんでしょうねぇ~週末も、休むだけで終わってしまうかもしれませんね。なので!今のうちにやりたい事を、思い残す事のないようにしとこうと思ってます。と言う事で、またまた行って来ました、後楽園ホール。


WBA世界S.フライ級タイトルマッチ
 王者 アレクサンドロ・ムニョス(ベネズエラ) vs 同級6位 相澤国之(三迫)

祝日の午後の興行、器は後楽園ホールで、ムニョスと言う著名チャンピオンを迎える世界タイトルマッチです。いつものように当日券を購入する考えでしたが、正直買えるか結構心配していました。ところが!発売開始30分前に行ったのですが、並んでたのは僅か3人・・・そして、発売開始になった時点でふと後ろを見たら、並んでたのは僅か8人・・・そうか、日本でのボクシング人気なんて、しょせんこんなもんか・・・ライブでのテレビ中継も無かったしな。でも、そんなの関係ねぇ、そんなの関係ねぇ!は~い、おっぱっぴ~!!


ま、もうちょっとボクシングも人気が出て欲しいですが、それもやはり日本人ボクサーの活躍があってこそでしょう。そう考えると、例え強敵ムニョス相手の挑戦と言えど、相澤の金星に期待してしまいましたが・・・経験面でも、ピュアな実力面でも、そしてなによりパンチ力で、相澤はムニョスに大きく水をあけられていましたね。ムニョスは2002年に23戦23勝23KOという驚異的な戦績を引っ提げて来日し、セレス小林にKOで勝ってWBA王者に就きました。その後も、本田秀伸や小島英次を相手に日本で防衛を重ねました。そのベルトは1度マーティン・カスティーリョ(メキシコ)に奪われましたが、そのカスティーリョを負傷TKOで下した名城信男(六島)に勝利し、再戴冠に成功しています。なので、結構日本での試合も多く、知名度もあり、実力も良く知られています。ま、母国ベネズエラで強盗に襲われた後は連続KO記録を更新していた時の実力を発揮する事は無くなっていますが、それでも相澤には厳しい試合になると、十分予想されていました。


一方の相澤は、空位の日本王座挑戦で菊井徹平(花形)と決定戦を戦うも判定で破れ、その後は東洋太平洋王者に戴冠するも、これまでの対戦相手の実力には疑問符が付き、日本タイトルを争った菊井がWBC王者のミハレス相手に何も出来ずに完敗したのを考えても、本当に世界挑戦に最適な時期だったかってのは微妙なところです。


さて、試合のほうですが、試合序盤はいやぁ本当に相澤は良く逃げていました・・・まぁ良く言えばサークリングですが、全く手を出さずに回ってるとは・・・ムニョスを疲れさせる作戦だったのかもしれませんが、あんだけ見事なスピードで逃げると、ムニョスはパンチも打てず、ずっとリング中央で佇むだけでしたよ。ムニョスも全く疲れない・・・全く無駄に序盤のポイントを失ってしまいましたね。まぁ、ムニョスのパンチを警戒して様子見に徹したっていうなら、理解も出来ますが・・・


中盤戦は良くなって来ました。逃げてても意味無いと気付いてきたのか、良い感じに足を止めて打ち合う場面も出てきましたが、打ち返されるのにビビってパンチに腰が乗ってないは、1発放っただけで攻撃は終わるは・・・試合を支配するまではちょっと難しかったですかね。残念なのは、終盤に入って明らかにポイントで負けているのに、多少の被弾を覚悟しての打ち合いに挑まなかった事。常に逃げ腰だったのが良く分かりました。もう少し勇気を見たかった・・・残念。


判定は、ムニョスのフルマークが2人(120-106、120-107)に9点差(118-109)が1人の3-0でした。完敗ですね。なかなかホームでフルマークは出ないもんですが・・・この試合を観てて、ムニョスに本田秀伸が挑んだ試合を思い出しました。倒されない為にディフェンス・マスターと言われた本田は徹底的にクリーンヒットを喰わない戦いに終始しました、そして、倒されはしなかったのですが、全く攻めないので判定で完敗しました。逃げてるだけじゃ、守ってるだけじゃ勝てないのは明らかなはず。日本で行われたムニョスのこの試合、相澤は研究しなかったのでしょうかね?ま、実際にムニョスと対峙してみれば、パンチが恐すぎて勇気を持って打ち合うなんて言ってられないかもしれないですが・・・


ムニョスの戦績は33戦31勝(27KO)2敗になりました。KOが減ってきたのは気になりますが、カスティーリョ以外には負けていません。S.フライ級は日本国内にも好ボクサーが多いので、また来日する可能性は高いです。期待しましょう。一方の相澤は、16戦13勝(10KO)2敗1分けです。今回完敗したとは言え、まだまだ戦績は浅いですね。これからの上積みに期待しましょう。あと、この日のせっかくのポスター、大きくTITLE MUCHと書かれていました。タイトルマッチはTITLE MATCHです、スペルチェックには引っかかりませんが、みなさん気をつけましょう。あと、CHAMPIONもHが抜けててCAMPIONになって・・・でも、そんなの関係ねぇ、そんなの関係ねぇ!!



Reo.

モウリーニョ退団ショック!!

2007-09-21 10:36:51 | サッカー
今週は平日なのにチャンピオンズ・リーグの試合を5試合くらい観てしまいましたよ。そして、全て観終わって、じゃあ他の試合の結果でも見てみるか~と思ったら・・・なんと、チェルシーが格下ローゼンボリ相手にホームで引き分け!まぁそれもビックリだったんですが、ショッキングなのはその試合の後にモウリーニョがチェルシーから退団した事。もうショックで、意識を無くした後に寝込んでしまいました・・・今も調子が悪い。本当に想定外の出来事ですよ、こういうのを「青天の霹靂」って言うんですよ。


モウリーニョが億万長者のオーナーであるアブラモビッチさんにチェルシー監督に招聘されるまでは、チェルシーはそれまで50年間もリーグ優勝から遠ざかっている状態だった。それが、モウリーニョが就任してからの3年間で、リーグ戦から優勝、優勝、2位と来ています。これ以上ない成績でしょう。チャンピオンズ・リーグこそ優勝はもとより決勝進出もありませんが、それでも多くの識者は今年の優勝候補筆頭としてチェルシーを挙げていました。今年の補強こそマルーダくらいしかありませんでしたが、それでもチャンピオンズ・リーグを優勝するというモチベーションとチームの成熟から、他の数百億円補強したチームより評価されていました。


確かに、今季の成績はあまり良くはありません。チャンピオンズ・リーグの開幕戦でローゼンボリと引き分けたのもそうですが、リーグ戦でも6試合で3勝1敗2分けです。しかーし!ここまでの勝ち点11は、現在首位のアーセナルと勝ち点2差です。まだ6試合ですよ、全然優勝の可能性はあるでしょう。まだまだこれから・・・なのに・・・


この時期の退団に関しては色々と言われていますが、まぁまず間違いなく成績だけの問題じゃないでしょうね。アブラモビッチとの確執が言われていますが、オーナー含めチーム主導でモウリーニョ監督を解任したのなら愚の骨頂ですね。じゃあモウリーニョ以上の監督をどこからか拾ってこれるのか、って話ですよ。ヒディング?まぁ良い監督ですけど、モウリーニョ並みとは思えない。セビリアのファンデ・ラモス?ビッグクラブでの経験も、優勝した経験も無いじゃないか。ってか、何よりモウリーニョを慕ってた選手達がはたしてモチベーションを保てるか。契約更新がまだ済んでないランパードを筆頭に、色々な選手が退団する可能性もある。ま、普通に考えて、今年のチェルシーの優勝は消えましたね。


チーム主導ではなくて、モウリーニョも辞めたかった可能性も否定出来ませんね。去年の末から、どうもチームの補強に本気で取り組もうという熱意が薄れていたように感じる。おそらく、フロント陣の影響が強すぎ、自分の思い通りに補強できなくなったのが不満だったのでしょう。モウリーニョの要望が大方通り、ドログバやエッシェンやカルバーリョを獲得出来た1年目に圧倒的な強さを見せただけに、補強が思い通りになれば・・・!と優勝を逃した去年あたりは思ったんじゃないでしょうか。そして、遂にそんなチーム内の人間関係が嫌になった、のかな?まぁ、プライドが高くて我が強い人なだけに、しょうがないかな。


ともかく、もう私はチェルシーへの興味が薄れました。これまでは毎試合観るくらいの勢いだったけど、もう良いや。逆にモウリーニョ監督の方は、こんなシーズン序盤の退団なので、なかなか次は決まらないでしょうね。ビッグクラブしか招聘出来ないような年俸が必要だしね。そうだな、是非、マリノスあたりに・・・



Reo.

牛若丸あきべぇ、15連続KO勝利の日本タイ記録達成!

2007-09-18 21:19:31 | ボクシング
そうそう、先週の3連休、久々にキャンプに行ってきました。久々って、なんと高校時代以来ですよ。高校時代と言ったら、私がアメリカで行ってた高校はプチ軍隊調の学校だったので、はんぱなく厳しいキャンプだった事を憶えていますが・・・今回はさすがにそんな体を鍛えるようなキャンプじゃなくて、普通にのんびりするキャンプでした。良かった。いや、どんだけのんびりかって、料理もせずに、火も熾さずに、ず~っとハンモックで寝てたり、子供達を遊んでたり・・・仕事の事も考えず(仕事してないけど・・・)、テレビも無く、ただ自然の中でのんびりと。いやぁ、素晴らしい◎


もし仕事してたら、数少ない週末にキャンプなんて疲れるからイヤ!とかって思ってたかもしれないけど、いやぁグッドタイミングのキャンプでした。そして、自然の中ですごす事の良さを再認識したキャンプでした。これからは仕事が始まりますが、それでも機会があったらキャンプに行こう◎あ、次はもっとキャンプらしい事しないとな。戦争ごっこ、とか・・・(?)


さて、そんなキャンプから帰ってきたら、牛若丸あきべぇ(協栄)が日本タイ記録となる15試合連続KO勝利に成功していました。節目の試合の相手は、WBA世界ウェルター級11位のファルカド・バキロフ(ウズベキスタン)。35歳とは言え、去年には現日本ウェルター級王者である湯場忠志(都城レオ)に勝っている。強豪なのは間違いありません。そんな相手を、見事8回でKOするとは・・・見事です。


バキロフの湯場戦は観てないのですが、この日のバキロフは、初回から足の運びが非常に拙かったですね。バネが無く、常にぎこちなく動く感じ。いつもこんな感じなんですかね。ただ、足の運びは微妙だけど、バキロフのカウンターは見事だった。あきべぇ強打に合わせる左のフックやアッパー・・・良いパンチが幾つもあきべぇの顔面を捉えていました。しかし・・・あきべぇの眼は試合が終わる8回まで死んでいませんでした。ずっとギラギラと輝かせ、自分の価値を示すべくKOを狙っていました。これまではあきべぇのタフさ、打たれ強さが試される試合などほとんど組まれていなかったのですが、この試合であきべぇもタフな試合を戦えると証明されました。そして何より、気持ちの強さが一番大きかったです。試合はあきべぇが8回TKOで勝利したのですが、それまでのジャッジのスコアは66-68、67-67、66-66。お互いに良くパンチが当たる、非常に僅差の試合でした。そんな中、勝負を分けたのは、やはりあきべぇのモチベーション、気持ちでしょう。常に前に出続け、精神面でバキロフを圧倒しました。


さて、戦績を16戦16勝(15KO)無敗にしたあきべぇは、次は日本王者の湯場に挑戦し、日本新記録に挑戦するそうです。ってか、11月4日のさいたまスーパーアリーナで内定しているようです。いやぁ、記録面を抜きにしても注目の好カードになりそうですね。ただ、私は、例えバキロフに負けているとは言え、湯場の方があきべぇより実力は上と見ます。いずれにしろ、楽しみですね。



Reo.

北京オリンピック予選カタール戦! スイスvs日本も!

2007-09-13 11:48:01 | サッカー
いやぁ行って来ました、北京オリンピック最終予選のU-22日本代表対U-22カタール代表戦を観に国立競技場へ!水曜日の夜の試合でしたからねぇ、ただでさえ友達の少ない私は、自身はヒマだったから良いものの、一緒に行ってくれる人を見付けられませんでしたよ・・・一緒にボランティアやってる大学生を誘ってみたら、「いや、絶対無理!」って言われたし。いや、もうちょっとオブラートに包もうよ・・・でも、そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!!は~い、おっぱっぴ~!


じゃあ余ったチケットを現地で誰かにあげようかと思ったら、当日の入場者数は約2万3千人と半分しか埋まらない入り・・・チケット譲って下さい!サインを持ってる人もいなければ、ダフ屋もいない。ってか、普通に当日券売ってるし・・・でも、そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!!


しかし、今まではボクシングを観に後楽園ホール行くくらいしか1人では出来なかったのですが、最近はヒマだから映画もサッカーも1人で観に行けるようになりましたね。そろそろ遊園地でも1人で行けるくらいの勢いですよ、1人でいるのに馴れてきましたね・・・寂しい限りです・・・でも、そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!!


[U-22日本代表 1-0 U-22カタール代表]
さて、試合の方ですが・・・この日は不動のレギュラーと言える本田圭祐が出場停止なので、じゃあどんな布陣になるのかなぁと思いましたが、左サイドに家長を置いて、真ん中に引き続き柏木を置いて、余り冒険はしませんでしたね。ただ、ディフェンスラインは伊野波が帰ってきたけど、その伊野波を左サイドバックに起用しての4バックで挑みました。左なら攻撃的な安田がいるじゃないか、とも思われますが、センターも出来て守備が固い伊野波を起用する事でよりセイフティーに戦えて3バックへの切り替えも簡単に出来るという事で、なかなか良い選択だとは思いました。実際に、伊野波は慣れないポジションでも相応のプレーを見せてましたからね。


そして、1トップには森島を起用。決定力の点では平山とどっこいどっこいって感じですが、守備への貢献度は比較にならないですね。後半ロスタイムに交代するまで、本当に良く動いてました。前半早々にセットプレーで先制した後から、特に本田拓が退場したあとからはカタールに一方的に攻められましたが、そんな時の前線からのプレスは、非常にチームを助けてました。将来的には巻の後継者ですね。巻よりもうちょっと決定力上げて欲しいけど・・・いや本当に日本に必要なのは決定力ですからねぇ。この日も、ホームでの試合なのに、セットプレーでの得点で打ち止め。2点目を取れていれば、本田が退場した後ももうちょっと余裕ある試合運びが出来たんだけど・・・本当に危なかった。


現地で観ていて、後半も終盤は本当にドキドキものでしたよ。こんな試合はして欲しくない。とは言え、しっかり勝ち点3を取れたのは非常に大きい。私的予想では、最終予選はホームで全勝、アウェーで3分け(サウジもカタールも、アウェーのベトナムで引き分けてます)で、得失点に関係無くおそらくグループ1位で突破出来ると思います。ここ3試合の試合内容はともあれ、これまでしっかりとこのノルマは達成してますからね。1試合1試合しっかりとノルマを達成していければ、試合内容には目を瞑りましょう。それが、本当の真剣勝負ってもんです。リスクは負えません。


[スイス代表 3-4 日本代表]
以前から私は、スイスは間違いなくオーストリアより強いと言いましたが、それは間違い無いです。それはこの日の日本戦を観ても明らかですが・・・いやぁ見事な勝利です。前半早々にFKとPKで2点獲られた時はどうなるかと思いましたが、日本もPK獲ってフリーキックからヘディングで決めて、更にPKもう1回で逆転・・・本当にビックリです。3-3に追い付かれたのは余分ですが、両チーム通じてこの日唯一の流れからの得点で再逆転して勝利したので、まぁ良しとしましょう。アウェーで(厳密には中立国ですが)、来年のユーロに向けて本気ムードのスイス相手に、逆転勝ち・・・選手達には本当に自信になるでしょう。


この日起用した松井大輔と稲本潤一と中村俊輔・・・他のメンバーとの絡みも含め、素晴らしい出来でした。特に松井、今まで頻繁にチャンスを貰っていた山岸と比べ、もっと自分から単独でチャンスを作れる点が素晴らしいですね。3人とも、今後の代表の中心になれるんじゃないでしょうか。このメンバーだったら、欧州の中堅みたいなまともに打ち合ってくれる相手なら、しっかり戦えるってのも分かりましたね。アジアの相手みたいに引かれると決定力不足が明らかになりますが、引かない相手ならここまで戦えるってのが分かりました。これまでのチーム作りに間違いは無いようです。ただ心配なのは、セットプレーで3点獲られた事ですね。崩されたわけではないので、もうちょっと気をつければ、しっかり守れる気はしますが・・・本番では完璧を目指して欲しいです。



Reo.