さー遂に決勝トーナメント1回戦も今日で終了、明日から2日間くらいはちゃんと寝れるようになりますね!そんな睡眠の心配より、出揃ったベスト8チームはほぼ想定通りの結果だけに、強豪同士の試合となる準々決勝が今から楽しみですね!
1. ブラジルvsガーナ
優勝候補No.1とアフリカ唯一の決勝トーナメント進出チームの試合。当然、下馬評ではブラジルの圧倒的有利。その予想通り、ブラジルが試合開始早々に先制しちゃう。カカーのドリブルで両センターバックがつり出されてDFラインが乱れた裏のスペースにロナウドが走りこむ。GKとの1対1を余裕を持って制したロナウドが、ワールドカップ記録となる通算15得点目をゲット。
でも、これからが「アフリカのブラジル」と呼ばれるガーナの本領発揮。エッシェンを出場停止で欠くものの、アッピアーとムンタリといったセリエAで揉まれたMF陣が豊富な運動量で完全に中盤を支配。フリーランニングが途切れない為、パスも良い感じに回ってボール支配率でもなんとブラジルを圧倒。世界最強と言われるブラジルを完全に守りにまわした!しかし、惜しむらくはガーナにドログバ(コートジボアール)のような破格のFWがいない事。試合を支配しチャンスは作るけど、ジーダを脅かすようなシュートはほとんど撃てない。ブラジルが前半終了間際にカウンターからアドリアーノのゴール(間違いなくオフサイド)で追加点を奪い、後半開始時にエメルソンより守備力に秀でるジウベルト・シウバを投入した事もあり、試合が進むにつれて完全に空回りしている状況に陥ってしまった。動きの落ちた試合終盤にはゼ・ロベルトにDFラインの裏を再度突かれて3-0。結局は大差で敗れてしまった。
記録にはこの3-0という結果しか残らないけど、ガーナは本当に良いチームだった。チェコとアメリカというFIFAランキング10位以内のチームに勝っているんだから、もう分かっていた事かもしれないけど。ただ、相手が悪かった。そのブラジル、相変わらず2トップのロナウドとアドリアーノは前線で動かず、メンバー相応の華麗な攻撃は披露出来ずにいるけど、さすがの試合巧者ぶりを発揮する。勝ち方を知ってるって感じ。ただ、2トップも心配だけど、ロナウジーニョが輝かないのも心配。大会前は世界最高のプレーヤーであるロナウジーニョの活躍は間違いないと思われてたけど、これまでは得点も多分アシストも無い。2トップの動きがバルセロナのチームメイトであるエトーやメッシと比べると相当低いレベルにあるのが影響してるんだろうけど、やはり今後はロナウジーニョが活躍しないと優勝までは行かないのでは?とりあえず、ここまでのMVPはカカーですね。
2. フランスvsスペイン
ウクライナ戦でも4-0での圧勝を含め、グループリーグで3連勝と久々の大舞台での躍進を期待させたスペインだけど… 一方のフランスは、ジダンの最後の試合はいつなのかが話題の中心で、試合内容は常に微妙。グループリーグでも最終戦で勝ってやっと2位通過… 試合前はやはりスペイン有利と思われてた。けど、この日はジダンの出来が一味違った!試合前はフランスはグループリーグ2試合で調子の悪かったジダンを外す、つまりトーゴ戦で快勝したアンリとトレゼゲの2トップで戦うのではとも噂されていたけど、さすがに今のドメネク監督がジダンを外せるわけが無い。アンリの1トップとジダンというジダン仕様の布陣で戦う事になったけど、ジダンの1人の出来がこの布陣を成功に導いた。
スペインはラウルが先発に復帰の3トップ、それもウィングを置かないイタリアと同じ様なスタイル。イタリアでのトッティの位置をラウルが担ったけど、ちょっと今のラウルは全盛期と程遠い。やはり今までのスタメンであるルイス・ガルシアの方が良いように思われたけど… アラゴネス監督もラウルの復活がスペイン躍進に不可欠と考えたんでしょう、イタリアでのトッティみたいに。しかーし、このラウルの起用はやはり失敗。チュラムがパブロの足を踏んだ事によるPKで先制はしたものの、この日のスペインの攻撃陣は泣かず飛ばずだった。そしてラウルは後半も早いうちにルイス・ガルシアと交代。シュートも無かったんじゃないかな、何もしないで終わった印象だった。
そんなラウルを尻目に、一方のフランスの支柱ジダンは前半から好調さをアピール。運動量も前の2試合より断然多くなり、完全にフランスの攻撃の中心になっていた。そして、全盛期には全くボールを獲られないキープ力で驚かされたけど、そのキープ力もこの日は発揮できて、チームメイトも安心してジダンにボールを預けられた。そんな好パフォーマンスはPKで先制されても落ちることなく味方を鼓舞。同点で迎えた後半38分のFKでビエラの逆転ゴールを導き出し、カウンターからヴィルトールのパスで抜け出してダメ押しの3点目を自ら記録した。新星リベリーの同点弾もジダンが中盤を支配していたから臆する事無く抜け出せた。ジダン1人でこうもチームが変わる、本当に今大会のフランスはジダンで成り立っている。一方のスペインは… 相変わらずの勝負弱さ、スペイン人が全く期待しないのも理解できる、毎回大舞台で期待を裏切っているからね。今回の敗戦も、「やっぱりそうなのか…」って感じだった。あまりがっかりもしないな。メンバーは相変わらず良いのに、メンタルの問題なのかな?バスクの独立運動を中心に、各地方の出身者がチームとして一体になれないってのもあるのかな?まぁ、他国民の僕には分からないけど。
さて、準決勝の組み合わせはフランスvsブラジル。当然大方の予想はブラジル勝利。僕もそう思う。フランスにチャンスがあるとしたら、ジダンの輝きが今日以上じゃなきゃ無理。ジダンにジウベルト・シウバを付けられたら… 勝負にならないかも。後はアンリ。いつまでも囮役じゃフランスは優勝できない。フランスの守備陣はボランチのビエラとマケレレを含め、非常にしっかりしてるから僅差の試合になるとは思う。けど、やっぱりブラジルでしょう。
Reo.
1. ブラジルvsガーナ
優勝候補No.1とアフリカ唯一の決勝トーナメント進出チームの試合。当然、下馬評ではブラジルの圧倒的有利。その予想通り、ブラジルが試合開始早々に先制しちゃう。カカーのドリブルで両センターバックがつり出されてDFラインが乱れた裏のスペースにロナウドが走りこむ。GKとの1対1を余裕を持って制したロナウドが、ワールドカップ記録となる通算15得点目をゲット。
でも、これからが「アフリカのブラジル」と呼ばれるガーナの本領発揮。エッシェンを出場停止で欠くものの、アッピアーとムンタリといったセリエAで揉まれたMF陣が豊富な運動量で完全に中盤を支配。フリーランニングが途切れない為、パスも良い感じに回ってボール支配率でもなんとブラジルを圧倒。世界最強と言われるブラジルを完全に守りにまわした!しかし、惜しむらくはガーナにドログバ(コートジボアール)のような破格のFWがいない事。試合を支配しチャンスは作るけど、ジーダを脅かすようなシュートはほとんど撃てない。ブラジルが前半終了間際にカウンターからアドリアーノのゴール(間違いなくオフサイド)で追加点を奪い、後半開始時にエメルソンより守備力に秀でるジウベルト・シウバを投入した事もあり、試合が進むにつれて完全に空回りしている状況に陥ってしまった。動きの落ちた試合終盤にはゼ・ロベルトにDFラインの裏を再度突かれて3-0。結局は大差で敗れてしまった。
記録にはこの3-0という結果しか残らないけど、ガーナは本当に良いチームだった。チェコとアメリカというFIFAランキング10位以内のチームに勝っているんだから、もう分かっていた事かもしれないけど。ただ、相手が悪かった。そのブラジル、相変わらず2トップのロナウドとアドリアーノは前線で動かず、メンバー相応の華麗な攻撃は披露出来ずにいるけど、さすがの試合巧者ぶりを発揮する。勝ち方を知ってるって感じ。ただ、2トップも心配だけど、ロナウジーニョが輝かないのも心配。大会前は世界最高のプレーヤーであるロナウジーニョの活躍は間違いないと思われてたけど、これまでは得点も多分アシストも無い。2トップの動きがバルセロナのチームメイトであるエトーやメッシと比べると相当低いレベルにあるのが影響してるんだろうけど、やはり今後はロナウジーニョが活躍しないと優勝までは行かないのでは?とりあえず、ここまでのMVPはカカーですね。
2. フランスvsスペイン
ウクライナ戦でも4-0での圧勝を含め、グループリーグで3連勝と久々の大舞台での躍進を期待させたスペインだけど… 一方のフランスは、ジダンの最後の試合はいつなのかが話題の中心で、試合内容は常に微妙。グループリーグでも最終戦で勝ってやっと2位通過… 試合前はやはりスペイン有利と思われてた。けど、この日はジダンの出来が一味違った!試合前はフランスはグループリーグ2試合で調子の悪かったジダンを外す、つまりトーゴ戦で快勝したアンリとトレゼゲの2トップで戦うのではとも噂されていたけど、さすがに今のドメネク監督がジダンを外せるわけが無い。アンリの1トップとジダンというジダン仕様の布陣で戦う事になったけど、ジダンの1人の出来がこの布陣を成功に導いた。
スペインはラウルが先発に復帰の3トップ、それもウィングを置かないイタリアと同じ様なスタイル。イタリアでのトッティの位置をラウルが担ったけど、ちょっと今のラウルは全盛期と程遠い。やはり今までのスタメンであるルイス・ガルシアの方が良いように思われたけど… アラゴネス監督もラウルの復活がスペイン躍進に不可欠と考えたんでしょう、イタリアでのトッティみたいに。しかーし、このラウルの起用はやはり失敗。チュラムがパブロの足を踏んだ事によるPKで先制はしたものの、この日のスペインの攻撃陣は泣かず飛ばずだった。そしてラウルは後半も早いうちにルイス・ガルシアと交代。シュートも無かったんじゃないかな、何もしないで終わった印象だった。
そんなラウルを尻目に、一方のフランスの支柱ジダンは前半から好調さをアピール。運動量も前の2試合より断然多くなり、完全にフランスの攻撃の中心になっていた。そして、全盛期には全くボールを獲られないキープ力で驚かされたけど、そのキープ力もこの日は発揮できて、チームメイトも安心してジダンにボールを預けられた。そんな好パフォーマンスはPKで先制されても落ちることなく味方を鼓舞。同点で迎えた後半38分のFKでビエラの逆転ゴールを導き出し、カウンターからヴィルトールのパスで抜け出してダメ押しの3点目を自ら記録した。新星リベリーの同点弾もジダンが中盤を支配していたから臆する事無く抜け出せた。ジダン1人でこうもチームが変わる、本当に今大会のフランスはジダンで成り立っている。一方のスペインは… 相変わらずの勝負弱さ、スペイン人が全く期待しないのも理解できる、毎回大舞台で期待を裏切っているからね。今回の敗戦も、「やっぱりそうなのか…」って感じだった。あまりがっかりもしないな。メンバーは相変わらず良いのに、メンタルの問題なのかな?バスクの独立運動を中心に、各地方の出身者がチームとして一体になれないってのもあるのかな?まぁ、他国民の僕には分からないけど。
さて、準決勝の組み合わせはフランスvsブラジル。当然大方の予想はブラジル勝利。僕もそう思う。フランスにチャンスがあるとしたら、ジダンの輝きが今日以上じゃなきゃ無理。ジダンにジウベルト・シウバを付けられたら… 勝負にならないかも。後はアンリ。いつまでも囮役じゃフランスは優勝できない。フランスの守備陣はボランチのビエラとマケレレを含め、非常にしっかりしてるから僅差の試合になるとは思う。けど、やっぱりブラジルでしょう。
Reo.