Reoっちの駄文(ふつーの日常をハードボイルドに)

金融、サッカー、ボクシング、映画・・・そしてその他でふつーの日常を、楽しく読めるようにハードボイルドな読み物風に。

ワールドカップ決勝トーナメント1回戦、ブラジルの貫禄とフランスの輝き

2006-06-28 12:46:03 | サッカー
さー遂に決勝トーナメント1回戦も今日で終了、明日から2日間くらいはちゃんと寝れるようになりますね!そんな睡眠の心配より、出揃ったベスト8チームはほぼ想定通りの結果だけに、強豪同士の試合となる準々決勝が今から楽しみですね!



1. ブラジルvsガーナ
優勝候補No.1とアフリカ唯一の決勝トーナメント進出チームの試合。当然、下馬評ではブラジルの圧倒的有利。その予想通り、ブラジルが試合開始早々に先制しちゃう。カカーのドリブルで両センターバックがつり出されてDFラインが乱れた裏のスペースにロナウドが走りこむ。GKとの1対1を余裕を持って制したロナウドが、ワールドカップ記録となる通算15得点目をゲット。


でも、これからが「アフリカのブラジル」と呼ばれるガーナの本領発揮。エッシェンを出場停止で欠くものの、アッピアーとムンタリといったセリエAで揉まれたMF陣が豊富な運動量で完全に中盤を支配。フリーランニングが途切れない為、パスも良い感じに回ってボール支配率でもなんとブラジルを圧倒。世界最強と言われるブラジルを完全に守りにまわした!しかし、惜しむらくはガーナにドログバ(コートジボアール)のような破格のFWがいない事。試合を支配しチャンスは作るけど、ジーダを脅かすようなシュートはほとんど撃てない。ブラジルが前半終了間際にカウンターからアドリアーノのゴール(間違いなくオフサイド)で追加点を奪い、後半開始時にエメルソンより守備力に秀でるジウベルト・シウバを投入した事もあり、試合が進むにつれて完全に空回りしている状況に陥ってしまった。動きの落ちた試合終盤にはゼ・ロベルトにDFラインの裏を再度突かれて3-0。結局は大差で敗れてしまった。


記録にはこの3-0という結果しか残らないけど、ガーナは本当に良いチームだった。チェコとアメリカというFIFAランキング10位以内のチームに勝っているんだから、もう分かっていた事かもしれないけど。ただ、相手が悪かった。そのブラジル、相変わらず2トップのロナウドとアドリアーノは前線で動かず、メンバー相応の華麗な攻撃は披露出来ずにいるけど、さすがの試合巧者ぶりを発揮する。勝ち方を知ってるって感じ。ただ、2トップも心配だけど、ロナウジーニョが輝かないのも心配。大会前は世界最高のプレーヤーであるロナウジーニョの活躍は間違いないと思われてたけど、これまでは得点も多分アシストも無い。2トップの動きがバルセロナのチームメイトであるエトーやメッシと比べると相当低いレベルにあるのが影響してるんだろうけど、やはり今後はロナウジーニョが活躍しないと優勝までは行かないのでは?とりあえず、ここまでのMVPはカカーですね。



2. フランスvsスペイン
ウクライナ戦でも4-0での圧勝を含め、グループリーグで3連勝と久々の大舞台での躍進を期待させたスペインだけど… 一方のフランスは、ジダンの最後の試合はいつなのかが話題の中心で、試合内容は常に微妙。グループリーグでも最終戦で勝ってやっと2位通過… 試合前はやはりスペイン有利と思われてた。けど、この日はジダンの出来が一味違った!試合前はフランスはグループリーグ2試合で調子の悪かったジダンを外す、つまりトーゴ戦で快勝したアンリとトレゼゲの2トップで戦うのではとも噂されていたけど、さすがに今のドメネク監督がジダンを外せるわけが無い。アンリの1トップとジダンというジダン仕様の布陣で戦う事になったけど、ジダンの1人の出来がこの布陣を成功に導いた。


スペインはラウルが先発に復帰の3トップ、それもウィングを置かないイタリアと同じ様なスタイル。イタリアでのトッティの位置をラウルが担ったけど、ちょっと今のラウルは全盛期と程遠い。やはり今までのスタメンであるルイス・ガルシアの方が良いように思われたけど… アラゴネス監督もラウルの復活がスペイン躍進に不可欠と考えたんでしょう、イタリアでのトッティみたいに。しかーし、このラウルの起用はやはり失敗。チュラムがパブロの足を踏んだ事によるPKで先制はしたものの、この日のスペインの攻撃陣は泣かず飛ばずだった。そしてラウルは後半も早いうちにルイス・ガルシアと交代。シュートも無かったんじゃないかな、何もしないで終わった印象だった。


そんなラウルを尻目に、一方のフランスの支柱ジダンは前半から好調さをアピール。運動量も前の2試合より断然多くなり、完全にフランスの攻撃の中心になっていた。そして、全盛期には全くボールを獲られないキープ力で驚かされたけど、そのキープ力もこの日は発揮できて、チームメイトも安心してジダンにボールを預けられた。そんな好パフォーマンスはPKで先制されても落ちることなく味方を鼓舞。同点で迎えた後半38分のFKでビエラの逆転ゴールを導き出し、カウンターからヴィルトールのパスで抜け出してダメ押しの3点目を自ら記録した。新星リベリーの同点弾もジダンが中盤を支配していたから臆する事無く抜け出せた。ジダン1人でこうもチームが変わる、本当に今大会のフランスはジダンで成り立っている。一方のスペインは… 相変わらずの勝負弱さ、スペイン人が全く期待しないのも理解できる、毎回大舞台で期待を裏切っているからね。今回の敗戦も、「やっぱりそうなのか…」って感じだった。あまりがっかりもしないな。メンバーは相変わらず良いのに、メンタルの問題なのかな?バスクの独立運動を中心に、各地方の出身者がチームとして一体になれないってのもあるのかな?まぁ、他国民の僕には分からないけど。



さて、準決勝の組み合わせはフランスvsブラジル。当然大方の予想はブラジル勝利。僕もそう思う。フランスにチャンスがあるとしたら、ジダンの輝きが今日以上じゃなきゃ無理。ジダンにジウベルト・シウバを付けられたら… 勝負にならないかも。後はアンリ。いつまでも囮役じゃフランスは優勝できない。フランスの守備陣はボランチのビエラとマケレレを含め、非常にしっかりしてるから僅差の試合になるとは思う。けど、やっぱりブラジルでしょう。



Reo.

ワールドカップ決勝トーナメント1回戦、イタリアとウクライナの戦い

2006-06-27 16:02:21 | サッカー
今日も朝からしっかり2試合観ましたよ、ワールドカップの決勝トーナメント1回戦。優勝候補であり、日頃観ているセリエAの選手達が活躍するチームだけに応援しているイタリア代表の試合と、第1シードのフランスの不甲斐ない戦いぶりからスイスがグループ1位突破した為、ウクライナとの欧州中堅国同士の戦いとなった微妙な試合。とは言え、スイス対ウクライナも実力が拮抗したなかなかの試合でした。

1. イタリアvsオーストラリア
日本が予選突破していたらここで登場していたはずの試合。ま、実力的にはイタリアだろうと思われていたけど、ここでオーストラリアが完敗したら、そのオーストラリアに完敗した日本の弱さが明らかになるため、是非オーストラリアには頑張って欲しかった。しかし、オーストラリアは想像以上に健闘した。普通にイタリアに勝ちあがって欲しい人達にとっては、ちょっと健闘しすぎたくらい。イタリアはエース格のトッティを外して、デル・ピエロを左に置いてトニとジラルディーノと組ませる3トップで試合を始める。オーストラリアは3バックだから、マーキングに困るだろうな~とは思ったけど、左のデル・ピエロには中盤の右の選手を付けて、守る時には4バックのような位置取りになる布陣を敷いた。このオーストラリアの守備は正解だったと言う事も無いけど、イタリアはこのオーストラリア守備陣を崩せなかった。普通の3トップでは両サイドはウィングが張り、ドリブル突破とクロスで攻撃を作る。ポルトガルしかりオランダしかり。しかし、イタリアはウィングタイプでは無いデル・ピエロとジラウディーノを両サイドに置くから、フォワード陣だけでは攻撃にならない。それでも中盤で組み立てれれば良いけど、デ・ロッシが4試合の出場停止で欠場して中盤の3人はピルロ、ペロッタとガットゥーゾ。ピルロはパサーだけど、他の2人は運動量で勝負するタイプ。ピルロをマークされたこの試合では、中盤での組み立てもままならなかった。更に3トップでサイドにスペースが無い為に両サイドバックの得意な攻め上がりも見せられない。イタリアは本当に攻撃時に苦しんだ。


更にマテラッツィが1発レッドで退場してからは、もうほとんど防戦一方。DFを追加する為に2トップに変えただけに、カウンターもままならない状態になった。そんな一方的な状態なのに、ヒディング監督は珍しく動かなかった。キューウェルを怪我で欠いてオプションが少ないのは理解出来るけど、10人のチーム相手にあまりに消極的過ぎる気もした。さすがのイタリア守備陣がまったく隙を見せないので、あーこれはPK狙いかな~と思ったら、ロスタイムにドラマが待ってた!トッティを残り10分くらいで投入してからたまにカウンターを仕掛けられるようになったイタリア、そのトッティのキープ力を信頼して左サイドバックのグロッソが得意の攻め上がりを見せると、そのままコーナー付近で1人転ばせてペナルティーエリアへ。そして果敢にニールを抜きにかかり、その果敢さが土壇場のPK獲得に繋がった。後でスローで観ると、どうもニールがスライディングした後にグロッソが自分からぶつかって行ったように見えたけど、当然判定は覆らない。この非常に大きな、絶大なプレッシャーのかかるPKをトッティが冷静に決めて、同時に試合終了。イタリアが苦しみながらもベスト8進出に成功した。しかし優勝候補イタリア、グループリーグから布陣が毎回変わってるだけに、どうもまだベストな布陣を決めかねてる様子。まぁ次はウクライナだから大きな問題は無いだろうけど、準決勝(イングランドかポルトガル)では大丈夫だろうか?まだちょっと心配。まぁ、簡単に点は取られないから、負けにくいだろうけど…



2. スイスvsウクライナ
老朽化が進んでいるフランスに競り勝ったスイスと、初戦でスペインに完敗しながらグループ分けに恵まれて(チュニジアとサウジアラビア)2位通過成功したウクライナ。組織力ではスイス若干優勢ながらも、エースのシェフチェンコを含む個々の力でウクライナにも勝つチャンスは十分あるかな~と思われた試合。スイスは守備は良いけど、ちょっと攻撃に迫力が不足してるな~って感じだった。決してウクライナ守備陣は固くないけど、エースのフライがどうも迫力不足。そんな拙攻を幾度と無く助けてきたセットプレーの強さだけど、センデロスを怪我で欠いて、セットプレーでもチャンスを作れなくなってた。一方のウクライナは、スイスの組織力に苦しんだのか、どうもシェフチェンコが世界トップレベルと言われるようなキレを見せられない。中盤でも格となる、攻撃を作る選手がいない。まぁ、カウンターサッカーだから良いんだけど、スイスがあまり前がかりにならないだけに、ちょっと攻めきるには厳しい。そんな一進一退の攻防、両チームともリスクを犯さない攻防で延長も終了し、勝負はPKへ。


GKの実力的にスイスが上かなとは思った。そしてキャプテンとしての責任を果たそうと1番手に名乗りを上げたシェフチェンコは、甘いコースと強さのシュートを蹴ってしまい、簡単に止められてしまった。しかし、それ以降はPK要員として延長後半から投入された21歳のディナモ・キエフの現エースや、そのディナモ・キエフでシェフチェンコと2トップを組んで黄金時代を築いたベテランのレブロフはPKを成功。一方のスイスは3人がことごとくPKを失敗し、あっという間に勝負がついてしまった。まぁ実力はほぼ互角、ウクライナが勝ってもおかしくはない試合だったけど、グループリーグからの組み合わせからウクライナにとっては運に恵まれた初出場でのベスト8進出になった。果たしてこのまま98年で初出場で3位になったクロアチアのような快進撃を見せるのか?それはさすがに難しそうだけど、ヨーロッパの中堅国としてしっかりした実力は見せてくれそう。



Reo.

ワールドカップ決勝トーナメント1回戦、今後の予想

2006-06-26 16:00:29 | サッカー
さー日本に帰国して早々から決勝トーナメントが始まりました。全く休まる暇の無い試合観戦の日々ですが、各試合の考察は下!

1. ドイツvsスウェーデン
決勝トーナメントの初戦で登場するのは、グループAで想定通り1位突破した開催国ドイツ。対戦相手がスウェーデンと、ヨーロッパの強豪を迎えるだけに、本当の実力が問われる試合になるはずだったけど… なぜか知らないけど現在5得点で得点数トップのクローゼがキレキレで、上手くマーカーを集めて相方のポドルスキーをフリーにしてた。そしてポドルスキーの2点をお膳立て、それも前半の早いうちに。その後はスウェーデンが退場者を出して実質勝負あり。ラーションもイブラヒモビッチも、中盤のサポートを得られずに孤立してしまった。単独で突破するタイプでもないだけに、良いクロスやスルーパスが来ないと苦しい。スウェーデンの中盤の核はリュンベリ、だけど彼もパサーじゃない。ゲームメーカー役のはずだったシュルストロームは経験不足からか泣かず飛ばずで、退場者を出した後に交代させられたぐらいヘボかったら、もうダメ。トップ下に良い選手がいれば、スウェーデンはもっと面白いチームだったのに、残念。一方のドイツはホームの利を活かして、更にモチベーションも高く良くまとまった。唯一不機嫌そうだったのはカーンだけど、出番無いだろうから問題無いでしょう。これから1発勝負対決、ホームよりの判定含め、優勝してもおかしくないと思う。


2. アルゼンチンvsメキシコ
前の試合で勝ったドイツへの挑戦権を賭けて行われたこの試合、予選リーグの出来からアルゼンチンが完勝すると思われたけど… メキシコもさすが第一シード、リケルメにマンマークを付けて完全に決定的なパスを遮断。おかげで爆発的な攻撃は全く見られず、サビオラとクレスポの先発2トップもコーナーキックからの1点で打ち止め。このゴールでメキシコのマルケスの先制点を帳消しにしたけど、次が全く続かなかった。更に、メキシコは押し込まれての守勢には周らずに互角の戦いを展開する。さすがコパ・アメリカやコンフェデで互角の戦いを演じてきただけはある、これが第一シードの実力か。後半に入れ替えたテベスとメッシの2トップのドリブルとスピードも完封し、これはPKかなと思われたけど… そんな中でこの試合消えていたマキシ・ロドリゲスが凄いハーフボレーを突き刺した、大会3点目。アルゼンチンは個人で点を取れる選手を多く抱えてるのが強み、こんな接戦でも誰かが点を取ってくれる。最後は組織より個人の実力が勝敗を分けた感じ、まぁ順当な結果だけど。次にドイツ戦は… ドイツがこの日のメキシコみたいにアルゼンチンの攻撃陣を封じるのは無理でしょう、1ボランチのフリングスをリケルメに付ける事も出来ないし。そうなると打ち合いの可能性が出てくる。アルゼンチン有利なのは否めないけど、ホームの底力に期待したい。ドイツが準決勝に勝ち上がる可能性は十分ありそう。


3. イングランドvsエクアドル
オーウェンが怪我で戦線離脱し、FW陣のオプションが無いからルーニーの1トップで中盤を厚くしてきたイングランド。でも、一発勝負に腰が引けたのか、自慢の中盤を経由しないロングボール中心の攻撃から試合は始まった。一方のエクアドルも協力2トップ目掛けてのロングボールが主体。そんな展開で両チームとも中々決定機を作れないけど、そこで違いを作ったのがフリーキックという飛び道具。約30メートルのフリーキックを、ベッカムはポストすれすれに押し込んで先制。試合中に嘔吐して途中で退いた程の疲労は心配だけど、さすがベッカムって感じ。ランパードとジェラードのミドルが不発だっただけに、今後の試合は心配だけど… 今後はエクアドル以上の守備を誇るチームとの対戦になる、それをルーニーの1トップじゃまず点は取れないでしょう。「ワールドカップのベンチにいるだけでも良い経験になる」ってエリクソン監督が言ってる以上、17歳のウォルコットの出番はなさそうだし、FW陣の選手層の薄さは絶望的。40年ぶりの優勝を達成する為には、1点差での
薄氷を渡るような試合を繰り返さないと無理ぽい。厳しいか…


4. ポルトガルvsオランダ
おそらく決勝トーナメント1回戦でNo.1の好カード、優勝候補オランダと微妙に候補のポルトガルの対戦。相当荒れてた、これぞワールドカップって感じ。おかげで、合計4人も退場してたし(オランダのブラルーズとファン・ブロンクホルスト、ポルトガルのデコとコスティーニャ)。そんな激しい試合で前半を支配したのはポルトガル。C.ロナウドを酷いファウルでの怪我で失うも、中盤とパウレタの流れるような攻撃で数々のチャンスを作り出してた。そして先制はマニシェ、トラップからシュートへ移る速さは凄かった、さすが。でも、そんな展開もコスティーニャは退場するまで。1人少なくなったポルトガルは相当苦しんだ。でも、決定的な場面は作らせない、というのもオランダ唯一にして最大の武器である左ウィングのロッベンを対面の右サイドバックであるミゲウが完封したから。ロッベンは全く良いところなし、1回くらいミゲウの攻めあがった裏を突いてチャンスを作っただけ。結局は不調でベンチに座ったファン・ニステルローイを投入せずにオランダは完封負け。試合後にファン・バステン監督は経験不足を敗因に挙げたけど、そんな事は分かっていたはず、経験の足りない選手だけを選んだのが問題。スナイデルよりセードルフ、カイトよりマカーイの方が何かをしてくれる恐さがあったはず。結局は監督自身も経験不足か。一方のスコラーリ監督は素晴らしい、退場者を2人出してもしっかり守れる選手を随時投入し、ピッチの選手に何をするべきかを的確に伝えてた。しかし、次のイングランド戦は厳しい… なにせデコとコスティーニャを欠く事になったから。特にデコの欠場は致命的。恐らく代わりはペチとチアーゴもしくはシモン・サブロサになるだろうけど、攻撃オプションが減るのは否めない。負傷退場して悔しさで涙していたC.ロナウドは帰って来るだろうけど… 準々決勝はイングランドが1-0で勝つのではないだろうか。ベストメンバーなら、イングランド相手でも十分勝てるけど…


という事で、個人的予想ではベスト4はドイツとイングランドが進出。おかげで相当盛り上がるはず。残りはイタリアとブラジルを予想する。となると、準決勝は以下の組み合わせになる:

ドイツ vs イタリア
イングランド vs ブラジル

ここからの予想はこの4チームが正解してからにしとこう。準々決勝の戦いぶりと、欠場者の面々も大きく勝敗を左右するからね。しかし、今回の大会はトップシードが全てグループリーグを突破するなど、至極順当な結果に終わってる。こうなると本当に楽しみな組み合わせが最後まで楽しめて素晴らしい。今日のポルトガルvsオランダみたいな死闘をまだまだ観たいね~


Reo.

ドイツから帰国しました◎

2006-06-24 22:05:05 | サッカー
いやー、ドイツ出張から今朝帰ってきました、日本代表と一緒ですかね?同じ便じゃなかったけど。日本vsクロアチアとセルビア・モンテネグロvsコートジボアールの2試合を予定通り観て来ました!本当はもう1,2試合観たかったんだけど… まぁ仕事で言ったからしょうがないか。

まずは日本vsクロアチア戦の舞台であるニュルンベルグへ。ミュンヘンとニュルンベルグは、第2次世界大戦後から街の景観を古いままに残してるので、非常に興味深い街。逆にフランクフルトは近代的な街になったらしい。まぁ、そんな観光の時間なんて無かったから、全く観て周ってないけど… まぁ、次にドイツ旅行に来た際は色々と観とこう。

試合2時間前のニュルンベルグのスタジアム前、香取慎吾も来てました。


スタジアムの名前はフランケン・シュタディオン。最寄り駅はフランケン・ステイション。ほぼダジャレ。


スタジアム自体は結構小さい、イメージ的には調布の味スタ


いやー、しかし結局勝てませんでしたね… この試合は勝ちが必須だったはず、まさか本気でブラジル戦で勝負なんて考えてなかったはず。この試合に関してはジーコ采配も積極的で、決して悪くは無かったと思うけど、それでも勝てないのはそれが実力だから。オーストラリアに負けた時点で1勝1敗1分けのノルマは厳しくなった、そこでほぼグループリーグ敗退は決まってしまった… 実際ブラジル戦は先制こそしたけど、4点連取されて完敗。この負けは誰も責められないし。やっぱり初戦が大事だった…

そして次の僕の目的地はミュンヘンのセルビア・モンテネグロvsコートジボアール。死のグループの最終戦、それもグループ突破が決まったオランダvsアルゼンチンという好カードの裏試合だけに、あまり注目されてないかなーと思ったけど… さすがワールドカップ、しっかり6万人以上の観衆を集めて満員でした。それも驚きは、ヨーロッパのセルビア・モンテネグロのサポーターより、コートジボアールのサポーターの方が多い事。まぁ、良いけど。しっかりとスタジアム前でセルビア人から定価100ユーロでチケットゲット、愛するセルビア・モンテネグロを応援してきました。しかし、2点先制しながら逆転されるとは…

雨の中のワールドカップ・スタジアム。またの名をアリアンツ・アリーナ。変な形だけど、更に夜には光る。


バイエルンのホームであり、決勝の舞台でもある。


1階席でも雨に濡れないのが素晴らしい。イメージ的には駅からよく歩かせるさいたまスタジアム。


今回のワールドカップは本当に順当ですね、しっかりシード国がグループリーグを突破しています。若干フランスだけ2位通過だけど。と言う事は、波乱が無いだけにこれからは好カードが目白押しと言う事!これからも寝れない!!

ちなみに、日本代表次期監督はオシム監督が有力だと。なるほど、素晴らしい。誰が選ばれるか分からないけど、次の代表も期待できますね!



Reo.

セルビア・モンテネグロの敗退…

2006-06-17 00:25:09 | サッカー
今日はお待ちかねのセルビア・モンテネグロvsアルゼンチン、好きなチーム同士の対決という事で、すんごい楽しみにしてた!でも、明日から出張という事で、結局は早く会社を出れなくて、後半からの観戦になった。まぁ、とりあえずは両チーム共に予選突破して欲しいから、引き分けで良いかな~と思ってたけど、前半の結果を見てみたら… なんと3-0でアルゼンチンがリード!おい!W杯欧州予選10試合でたった1失点の守備陣が…!?すごいショック!日経平均大幅続伸したけど、そんなのふっとばす大ショック!まぁ、サビオラの活躍があったって事は良いんだけど… それでもなぁー


更に後半は最悪だった。もういい加減に流せば良いのに、まだまだ点を取りにくる。ケジュマンもこれじゃあ頭にきて相手を削りに行くわ。1発レッドもしょうがないかな。それを良い事に、かさになって攻めてくる途中出場のテベスと天才メッシはマジでムカついた。これは本当に屈辱、今大会最多失点の記録をこのセルビア・モンテネグロが刻むとは… それにキープレーヤーのコロマンとエースのケジュマンが次戦出場停止… まぁ予選敗退はほぼ決まってるんだけど、まさかの3連敗の危険が… 初出場のコートジボアールに負けるのは、これまた伝統国として屈辱(コートジボアールには悪いが…)。最後はしっかり勝って、もう無くなる「セルビア・モンテネグロ」という国の名をしっかり歴史に刻んで欲しい。屈辱の記録だけでなくね。


さー、僕は明日ドイツに出発します。仕事だけど、しっかりW杯の雰囲気を楽しんできますよ。そして日曜日はクロアチア戦、しっかりジーコの日本代表の戦いを胸に刻んできます。グループ最弱と思われたオーストラリアに完敗しただけに、更に世界最強と言われるブラジルとの試合を残すだけに、さすがに日本国内でも悲観論が多いですが、もうそんな事を考えてる場合じゃない。しっかり残り2試合を戦って、後から結果はついてきます。僕は何かあるといつも言うのですが、チェコ代表のカレル・ブリュックナー監督はこんな言葉を負けてる試合のハーフタイム(EURO2004のオランダ戦)に自チームの選手に伝えました。「オペラでも人生でも第2章、第3章が大事だ、まだ勝負は終わっていない!」この後、チェコは奮起しオランダに逆転勝ちしました。今の日本も同じ、相手はどこでも、まだグループリーグの3分の1が終わっただけ、まだまだこれからです。悲観的な考えはW杯が終わってからでも十分でしょう、まだこれから何が起こるかわからない、諦めずに戦い続けるのが大事。僕も日本代表を信じて、しっかり応援して来ます!!


ところで、次期日本代表監督としてエメ・ジャッケ(フランス)とかオシム監督(ジェフ千葉、ボスニア・ヘルツェゴビナ出身)とかの噂がありますが、チェコのブリュックナー監督なんてどうでしょう?チェコは激戦区に入りながらも、しっかりとアメリカとの緒戦で3-0と勝利しました。強豪アメリカ相手に素晴らしい勝利、更に(ジーコに欠ける)戦略家としても(ジーコに欠ける)若手育成にも定評がある。今W杯に出場している監督の中だったら、僕はブリュックナー監督を選びますが、どうでしょう?まぁ、多分可能性はゼロに近いけど…


じゃ、ドイツに行ってきます。次からはドイツレポートです、多分。



Reo.