KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

秋の収穫

2009-10-29 | 夢の街手しごと工房
昨日はシアターワークと工房作業、出張レッスンの日でした。
その合間には羊毛をシルクやモヘアなどブレンドしカーだーにかけて、毛糸にしていきます。

十月も明日で終わりですね。台風も来たし。そろそろあきも深まります。
リトルマーロゥの風渡りのお庭にも秋がやって来ました。

葉っぱやまんりょうや南天が黄色く、そして赤く色づき始めました。
玄関脇のカリンやナツメは実り、柿は小鳥達がおいしく食べています。
金柑も大きくなって、これから黄色くなるところです。
お池の上の山茶花がきれいです。

ほんの少し、秋にもお部屋の中にもやってきてもらいました。
写真はカリンとナツメとまんりょうです。

*しようね*

2009-10-27 | KOFUKU日記
私は戸籍上は一人身である(^^;)
なので彼氏も夫も居なければ、子どもも居ない、、、のではあるが、
運命共同体のたましいの家族が二人居る(笑)
そのうち一人は我がソウルファミリーのお子ちゃま的存在なのである。
で、それが、写真のチワワのぴーちゃん、その人。

このお嬢様は共に運命共同体である「おにいちゃん」の
全身全霊から繰り出される珠玉の愛(まぢですーー;)を一心に受けており、
そして全身全霊をかけてその愛に答えている、まさに相思相愛のカップル。
そのタカラ○カ・グランドロマンにもなりそうな
ドラマティックでディープな二人の愛の間には
誰一人として入り込む隙間は無いのだ。。。。(これまたまぢっすーー;)

アタシの存在?お二人にとって?
乳母か召使、ぴーちゃんとっては椅子代わりくらいのものでしょうな。

時として世の善悪の基準すらかき消される二人の世界だが(^^;)
私は学ぶことも多いのでございますよ。

ぴーちゃんはお兄様が大好きな訳で後からついて歩いては
言うことをよくお聞きになるわけですが~、
アタクシの言うことはぜーんっぜん聞いてくれませんことよ~。

何故か?

それは・・・・

「ダメ」「しなさい!」

って言うからです(^^;)


乳母ですから言いますよ、そりゃ。
小さいお子様と行動はほぼ一緒な上に、犬としての本能もございますので
時にわれを忘れてしまわれるんですもの、もの、もの、もの・・・・

ところがデスね、ぴーちゃんの愛するお兄様の辞書には
「ダメ」って言葉は無いらしい。。。。

よくよく聞いていると、ダメとは言わず

「~~しようね」

と、優しくやさし~~~くおっしゃるのである。

「ぴーちゃん、あぶないからね、近寄らないようにしようね」
「寒いからお洋服を着ようね」

という具合。
私のように「~~しなさい」「こうしたらダメ」とは決して言わないのだ。
だからぴーちゃんはおにいちゃんが話せば体外の言うことを素直に聞く。

確かに人も上からものを言われては気持ちのいいものじゃない。
何をしても怒られた気分になってしまうだろう。

その点、このフレーズは素敵だ。
どちらも優しい気持ちで居られる。
さすが、壊れることの無い二人の深い愛の中には
こんなすばらしい言葉の魔法が潜んでいたのか・・・・

アタクシ、また今日も一つ学びました。
ちょっと言葉でもめやすい、カップル、そしてご夫婦の皆様、
この魔法、ぜひお試しあれ。。。(笑)







ちょっとずつ、ちょっとずつ~レ・ミゼラブル

2009-10-26 | KOFUKU日記



今月も残すところあと少しですがなんだかとても忙しい月でした。
家の中ではクラフトや色々な家内作業に追われております。
今月中に仕上げてしまわないといけないものが多数あるのに
風邪気味で体調崩したりしてまして…
ヨワヨワ~~~~~って感じです(^^;)

忙しい毎日ではありますが、その反面、今月は芸術の秋!
ってこともありまして各種「芸術」をば満喫中~~~~~~。
そして、秋、冬と言うのは季節と同じく、心が静かになり
自分の内側を向く時なんだそうですが、学び多き月を過ごしてます。

まずはコトコトバでは写真のように、羊毛を使い、
羊毛から毛糸のつくりを学び、布を織り上げるまでを
自分の手を使って創ることで学んでおります。
写真は生徒さんの裕君がスタッフKちゃんの力を借りて
羊毛を糸にするために少しずつ伸ばしているところ。
これは集中してやら無いとすぐに切れてしまいます。
ゆたかくん、一生懸命がんばっておりました(^^)

ダウンの子どもたちは個人差がありますが、
基本的に集中力が弱い傾向にあるかもしれません。
その集中の時間を長くしていくためには、
繰り返してチャレンジすることが大事。

人は誰も好きなことはがんばれます。
それはダウンちゃんも同じなんですが、
好きでないことになると頑張りが普通よりもききません。
けれど、それでは、将来困ってしまいます。
彼らだって、周りのサポートはあれども
自分の力を使って生きていくのですから。

大人になった時、一つの事を好き嫌いからするのではなく
その必要性から納得してきちんとこなすことが出来るように、
そんな思いも込めて、レッスンをしています。
そして、色々な世界の始まりやつながりを少しでも感じてもらえるように。
ちょっとずつ、ちよっとずつだけどみんなは前に進むのです。

こういうことをやってますと、共に学ばせていただくことばかりですが、
TAP DO!さんでの一件もそうですが、今回は観劇の場で学び多しです。

先日、スタッフのKちゃんからのご招待を受けまして
ミュージカル「レ・ミゼラブル」を拝見してまいりました。
以前、天国に帰ったソウルメイトならびにやってた事務所の
大事なメンバーたち次々とがお世話になりまして、
上演してる側の関係者の一人として過ごさせていただきました。
そして今も、その当時から、またそれ以前からお付き合いのある
尊敬する先輩方もメインキャストとして輝かしいステージを創っておられます。
始まりは2008年の夏からですから、この作品とはかれこれ10年のお付き合いになりますね。

その長くて短い10年の間にいろんなことが起こりました。
まずソウルメイトの帰天、これは仲間内でも決して忘れることのない日でした。
その時、レ・ミゼラブルのメンバーの皆様が彼を見送ってくれました。
メインキャストの方からアンサンブルの方まで、
皆様がピープルソングを歌って彼を見送ったあの日が昨日のようです。

レミゼのキャストの皆さんは一人一人が彼にとっても
私にとってもどの方も特別で大切な存在です。
そんなすばらしい方々の中でその時、
彼のために自らが和紙に専用の印刷をし、
お忙しい身の中、ご自分の手で墨をすり、
写経をして来てくださった先輩が居ます。
当時はマリウス役、現在はジャベール役を演じておられるI・Zさん。
Zさんと彼のサポートをしておられるAさんとは
当時より公私共に親しくさせていただいておりました。

どの方もそれぞれに私にとっては特別な意味ある仲間ですが、
お二人はなんと言うか、魂の家族的な存在です。
個人的にも俳優として、またサポーターとしてのあり方に
無くなったG君ともども、深く共感を持ち、
また心から尊敬すべき方々でもあります。

実はこのソウルメイトが舞台の上でなくなってから
私は劇場のドアを一人で開けられなくなりました。
仲間たちの支えもあり、仕事にも復帰して、
何かと元気になっては来ましたが、それは今も変わらずに居ます。
そんな私は彼の思い出深い東京に居ることが出来なくなり
しばらく北は北海道の地で過ごしていました。

そこで出会ったのがシュタイナー学校の生徒たち。
そして彼らと共に、当時は2度とやれないだろうな。。。
と考えていた演劇を一緒にやる事になりました。
そして「レ・ミゼラブル」を基にしたミュージカルを上演したのです。
音楽も全部生演奏で、舞台装置も衣装も手作りの舞台でした。
けれど、演劇大好きの生徒たちはがんばりぬき、
それはそれは素敵な舞台を作り上げました。

そのときの生徒の一人が妹分のスタッフKちゃんなのです。
その時彼女は14歳の女の子でした。

その彼女の夢は「本物のレミ」を観ること!
彼女は昨年上京してきて、今年、その長年の夢が叶うことになりました。
そして、ぜひ一緒にと私をご招待してくれたのです(^^)

今年のレミも素敵なキャストの方ばかりで、
どの方の出演日に伺うか決めることになった時
彼女が見たことの無いキャストさんでぜひ見てほしい!
と思ったのがZさんのジャベールでした。
そして親しくしていただいているS・Kさんのアンジョルラス。
今回はこのビッグ2のお二人の姿から学んでもらいたいものがたくさんありました。

私の周りにおられる俳優の方々は本当に仕事にストイックであると思います。
決して、仕事に甘んじて死んでいる俳優さんはおられません。
多分、お客様の見えないところでの努力は並みならぬものと思います。
そんな方の舞台を生で見る。まさに生き様を観る、ということです。
当日は偶然にもたくさんの懐かしい方にお会いすることが出来まして、
お声をかけて頂き、心に残る観劇となりました。

そして、上演わずか数分前にZさんがKちゃんと私のために面会してくださいました。
その日はZさんの千秋楽であられて、ご自身も舞台を務める前の
特別な思いであられたろうに、お心使いに感謝しました。

ZさんがKちゃんに話してくださった言葉の数々は
きっと彼女の胸に大きな灯りをともしたでしょう。
そして、その演技は同じように彼女に大きな力を与えてくれたと思います。
またS・Kさんのすばらしい演技も同じように彼女の光となったと思います。
S・Kさんはお疲れのところご面会くださり、Kちゃんにとっては一生の思い出になった舞台かと思います。
この日を一緒に過ごせたことを心からKちゃんに感謝します。

この日千秋楽だったZさんがご挨拶でこう言っておられました。
「毎日、ちょっとずつ、ちょっとずつ。
だけどその積み重ねが大切だと思ってがんばっております」
本当だなあ、と感慨深く、その言葉を聴きました。
ちょっとずつの歩みでも、それがより良い明日を作る。
大事にしなくては。。。

そして、レミといえばジャンバルジャンの最後の歌の歌詞。

「誰かを愛することは神様のおそばに居ることだ」

私はいまもレミを観るたびに、この歌詞を聞きに行くのだと思っています。
そして、これは神様が書かせた名台詞であると思っています。

写真は私の中の「真実のレミ」
いずみの学校の生徒たちの公演からです。
ちょうどこの歌詞を歌っているシーンです。
そして後列、右のエポニーヌ役がKちゃんです。
そしてすべてのキャストたち。
この公演は永遠です!






TAP DO !の皆さんに会いに行きました~!!~そして反省

2009-10-26 | 神様、天使、平和の祈り、愛の言葉


10月24日、コトコトバの有志みんなで、お友達のポケちゃん率いる
タップダンスエンターテイメントユニット
「TAP DO!」の皆さんのショーを観劇しました~!

「TAP DO!」はミュージカル俳優にコメディアン、ミュージシャン、
色んな人が集まって出来たエンターテイメントユニットです。
TAPはさることながら、生演奏に、ジャグリングに、パントマイムに
チアダンス、バトントワリング、コメディ、歌にと大活躍!

もうお母さんたちも、子どもたちもおなかを抱えて大笑い、
TAPの妙技にジャグリングの技に歌にダンスにうっとりの一時間半でした。
終わってからの子ども達の様子やほぼ全員のお母様方から、
即座に長い感激メールを頂きまして、とっても嬉しかったです。

終演後、皆様に子どもたちからお花贈呈させていただきました。
子どもたちへのキャストのみなさんの笑顔がとても優しかったです。

ジャグリングやTAPなどタップドゥ!のやってることは
楽々とやっているけれど、実はとても繊細な芸術。
一瞬の緊張が途切れても成功しないし、怪我だってしちゃうくらいハード。
そんな中、素直なダウンちゃんたちは声を上げてしまったり、
緊張して立ち上がってしまったり、お母さんとおしゃべりしてしまったり。

同業者として拝見していて、子ども達の声などが
キャストさんの他のお客様との本来の呼吸のタイミングを
結構崩してしまったりしていたのではと思います。
上演時間も時間も制限ありますしね~。
作るほう、やってるほうは秒単位の世界ですもんね。
いえ、もちろん彼らはプロですから、
そういうことも問題なくやらなくちゃいけませんが、
やはり人間ですから、そういう場合はいつもよりぐんと
努力度数が上がるわけですよ。
本当はそんな中演じるのは大変だったと思いますが、
子どもたちの呼吸を無視せずにしっかりと受け止めてくださり、
笑顔で舞台とつなげて下さっていました。
とってもとっても嬉しかったです。

前のほうのお席で、前後のお客様は私たちの団体の様子に
時にご迷惑をおかけしたかと思いますが、
多くの方が子どもたちの個性をご理解くださって、
何もおっしゃらず、お見守りくださったことも感謝でした。

また開演前から、チケットも無いままお手洗いを使わせて頂いたり、
スタッフの方にもご迷惑やお手数をおかけいたしましたが、
皆様に快くご配慮いただきました。
この場をお借りしまして、キャスト様、スタッフ様、
当日ご観劇のお客様に重ねて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

今回、思いましたことは、子どもたちの個性がどうであれ、
守らないといけないルールは存在し、守るべきということです。
ルールを大事にするって大事だなあと。
今は理解できず、また現状の状態として守れなくとも、
守っていく努力というものを、子どもたちと関わる私たち大人と、
ともに努力して、多くの方と一緒になって快く観劇したいと思いました。

時に素直な子どもたちと関わっておりますと、
大人もその子ども達の状況になれてしまい、
またそれが当たり前になって来てしまいます。
今は何を大事にしないといけないのか解らなくなったり、
すっかり考えなくなってしまう時があります。

実はお客様のお一人がお連れのお子様がお母さんに聞いておられました。
「どうしてあの子たちはずっとしゃべってるの?
席を立っちゃダメだよね。後ろの人は見えないし。
なのにどうして一緒の大人は怒らないの?」
お母さんが言いました。
「暗いから怖くてたっちゃったのかもね。
でも観てる時にしていいことではないね。」

反省しました。
確かにそうです。していけないものを出来ないから仕方ない
と思われる様な行動をしてはいけませんでした。
自分たちがそう思うなら、出来ないところには
参加してはいけないと言っているようなものです。

楽しませたいという配慮から席を自由にしたけれど
テンションがあがってしまうものだからこそ、
大人のサポートが必要だった、と。
一緒になって笑ってるだけじゃいけなかったナーって。
他の人とも楽しく時間を共有するために
「だめ」と注意するのではなく「こういう時はこうしようね」
と子どもたちに教えてあげなくてはならなかったんだ、と。
今は出来なくてもきっと親と子のその真摯な姿が見えることで
受け取られ方も全然に違ったはず。

何より、この世界を理解している私が皆さんにちゃんと
アドバイスしてあげなければならなかったと思いました。
この親子さんの会話は私が言わせたのだなーと思い、
いろいろ思い巡らせながら劇場を後にしました。

帰り道、たくさんの個性が集まって出来ている世界だからこそ
それぞれの個性を許しあい、そしてお互いが出来る範囲でいいから
それぞれのことを思いやる事がとっても大事では無いかと感じ、
努力していきましょう、とスタッフのKちゃんと話し合いました。
今後はお母さんたちともこのような経験を糧に話をして、
みんながどこに行っても快く楽しめるようにしていく努力を
みんなでしていきたいと思っております。

それはなぜなら、子どもたちもお母さんたちにも
本当に心から楽しんで欲しいなあと思うからなのでありました。
コトコトバのみんなが素敵な大人になっていけますように、
私たちも素敵な大人になって行ける様に努力したいです!


それでは、タップドゥ!の皆さんをご紹介します!
左からタップといえばこの人「まきさん」
左から二番目がパーカッション担当の「まーちゃん」
そして顔芸にバトンに切れのいいダンスに歌に大活躍
女子の東大、お茶ノ水女子大卒の「なおちゃん」
そしてリーダー、エンターテイナー「ポケちゃん」で~す!
お隣はミュージカルの天使「ひかるちゃん」
タップドゥはまだまだメンバーが居るのです。
みんなで7名の大所帯。
他にもベースの神様「みやじくん」
キーボードの妖精「かおりん」もおります。

こんな感じでジャグリングもしちゃいます。



けど、お笑いばっかりじゃないのよ。
かっこいいのよ!
(本人たちいわく、TAP三割、笑7割ですが。。。^^;)

皆さんもぜひ今度はTAP DO!体験してみてくださいね!