ケアハウス ラポーレ駿河ってこんな処

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鳩山政権の失政を明らかにしろ☆

2013年02月27日 | 気になるネタ

平成21年8月から2年間、沖縄防衛局で勤務したOさんががんで亡くなった。59歳だった。

 この期間の沖縄は普天間基地問題で大揺れに揺れた。鳩山由紀夫氏が首相になったのが、Oさんが赴任した1カ月後。鳩山氏は、普天間基地は「最低でも県外」と辺野古移設を破棄して、沖縄県外への移設を約束した。しかし、移設に応じる他県はなく、結局、自民党政権が米国や沖縄県に了解をとりつけた、辺野古への移設を再度言いだすことになってしまった。

 これに沖縄県民が怒った。基地は県外、と喜ばせておいての前言撤回は沖縄をバカにしているというのだ。鳩山氏が来県したとき、人々は「怒」のプラカードを並べた。当然だろう。

 鳩山氏の思いつき発言のため、普天間問題はいまだに宙に浮いたままであり、基地周辺住民の危険な状況は改善されていない。

 Oさんは、時の首相のでたらめ発言のために、県、市、市民団体、米軍との調整に走り回った。鳩山氏の尻拭い役をやらされたようなものである。

 鳩山氏は翌年6月、国民の非難の中、首相を辞めた。鳩山氏は首相を辞めれば、それで済むかもしれないが、Oさんの苦労は続いた。宙に浮いた普天間問題を抱え、頭を下げ、膝を折って、沖縄県民の理解を得ようと奮闘した。自分の発言がどれだけの悪影響を与えたか、鳩山氏は考えたことがあるのだろうか。

その激務が彼をむしばんだのだろう。沖縄にOさんを訪ねた友人は、あまりのやつれように驚いたという。Oさんは平成23年8月に北海道に異動になったが、3カ月後にがんが見つかり、翌年7月、体調不良を理由に、定年を待たずに退職した。故郷に戻り、治療を続けたが、今月上旬、帰らぬ人となった。明らかな戦死である。無念だったろう。

 その遠因を作ったであろう鳩山氏は首相をやめ、民主党の最高顧問になった。昨年、国会議員を辞めたが、まだ懲りもせずに海外に行って妄言を連発し、日本の名誉を傷つけ続けている。

 民主党は総選挙で敗北した原因を総括し、鳩山氏の失政にも言及しているが、なぜ、査問委員会を開いて彼を処罰しないのか。法律で彼を裁けないのなら、せめて党で裁いたらどうなのか。鳩山政権の失政を明らかにし、どうしてあのような男を首相にしたのか、真摯(しんし)に反省し、責任をとらせなければ、民主党の再生は永久にあり得ない。(編集委員 大野敏明)

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民主党の鳩山由紀夫元首相は25日、札幌市で開かれたシンポジウムで、民主党に関し「再生は難しいと感じた。昔の民主党とはあまりにも懸け離れてしまっている。私としては別の行動をしたい」と述べ、今後は党と距離を置く考えを示した。

 鳩山氏は「研究所を作って活動していくに当たり、政党に偏らない方がいいと思った」と説明。「今日をもって党員であることから離れ、自由にしていきたい」と述べた。離党届提出などの手続きは取らないという。

 鳩山氏は22日の日米首脳会談に触れ、「日米同盟に偏りすぎて、アジアに対する視点がおろそかになることは危ないと思う」などと指摘した。


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