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風呂敷 (落語)

2014年05月25日 | 面白画像

風呂敷 (落語)

ある日、亭主の熊五郎の留守中にお崎の幼馴染の半七が遊びに来る。
2人で語り合っていると、路地のどぶ板で足音がする。
亭主が戸をとんとんたたいて「おい、今けえった」
こんなところを嫉妬深い亭主に見られたら、『不倫』と勘違いされて殺されかねない。
如何しよう…と悩んだ挙句、半七を戸棚に押し込んで隠すことに。
どうせ亭主は酔っぱらっているだろうから、うまく寝かせてその隙に逃がそう
という算段だ。
ところが、入ってきた熊五郎は問題の戸棚の前に寝そべると、
そのまま大いびきで寝込んでしまった。
これでは戸を開けられない。
かみさんが困っていると、そこへ鳶頭の政五郎がやってくる。
「助かった!」、そう思ったお崎さんは鳶頭に相談。
鳶頭も快く後処理を引き受けた。
隣の家から風呂敷を借りてくると、お崎さんを外出させてから熊をゆさぶり起こす。
「あぁ、鳶頭。お崎は如何しました?」
「買い物に行ったよ。ところで、面白い話があるんだが…聞くかい?」
「へぇ」
「今日、友達の家に行ったらな、おかしな話があったんだよ。
 そこのかみさんが留守番をしていると、そこへ幼馴染が遊びに来た。
 乱暴者の亭主の手前、追い返そうとしたかみさんだが、結局男を家に入れた」
「悪いアマだ!! 俺が亭主だったら張り倒してやりますよ」
「そうか。マァ、その幼馴染と語り合っていると、亭主が不意に帰ってきたと思え。
 で、そのカカアがあわ食って、戸棚に男を隠しちまった」
「へえー」
「すると、亭主が酔っぱらって、その戸棚の前に寝ちまった」
「そりゃ、困ったろうなぁ」
「そこで、オレがかみさんに頼まれて、そいつを逃がしてやったんだ」
「どうやったんです?」
「よく聞け! 寝ころんでたやつを、首に手をこうかけて起こして」
「ふんふん」
「余所見をされちゃいけないから、脇から風呂敷を持ってきて亭主の顔へこう
 巻き付けて…。何か見えるか?」
「いいえ」
「そこでな、俺は戸をこういう塩梅にガラリと開けた」
「なるほど」
 開け放たれた戸棚から、ヘニャヘニャになった半七が出てきて鳶頭に平身低頭。
「拝んでねえで逃げろ、と目で合図をして…
 下駄なんかを忘れるなと声をかける」
「へぇ」「そいつが影も形もなくなったら、戸を閉めて、それから
 亭主にかぶせた風呂敷を、こうやって」
ぱっと風呂敷を取ると、熊が膝をポンとたたいて
「なあるほど、こいつはいい工夫だ」


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