クリスマスの夜、サンタクロースは子供たちにプレゼントを配っていました。
とある大きな家で、小さな男の子に見つかってしまいました。
「やあ、サンタだよ。メリークリスマス!」とサンタはプレゼントを渡すと、
男の子はニコニコ笑って「パパなんでしょ?」と言いました。
「私はね、本物のサンタなんだよ!」と男の子の頭を優しく撫でると、
男の子はニコニコ笑って「だってここには煙突がないよ?」と言いました。
「サンタはね、人間じゃないから壁を通り抜けるんだよ!」と
サンタが言い聞かせても、男の子は笑って「パパでしょ?」と信じません。
らちが明かないので、「さよなら、坊や」と手を振りながら、
サンタは壁を通り抜けてその家を出ました。
ふと、サンタはその家の表札を見てひどく後悔しました。
表札には「孤児院」と書かれていたからです。
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