これは脅迫だ。
真琴の手には見慣れたデジカメが握られていて、
その中には女装してオナニーに耽る俺の姿が納められている。
「三万でいいから。安いよね?たったそれだけでこの秘密が守れるんだもん。」
手の平の上でデジカメが弄ばれる。いまにもこぼれ落ちそうだ。
「祐一が変態だって知ったら、秋子さんショックで失神しちゃうかも。
だいたいなんで女装なの?見た瞬間爆笑しちゃった。」
そう言った後、真琴は嘲笑的な笑い声を立てた。
俺は深く息を吸い込み、声が収まるのを待ってから、言った。
「秋子さんは俺のキャミソール姿に目が無いんだ」
デジカメは明日修理に出す。
真琴は引きこもった。
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