ある日のこと、2人は浜辺で遊んでいると、イルカが交尾の真っ最中でした。
それを見た2人は、「ははーん、そういうことかー」と男女の交わりを知りました。
ところが、男は年に何回やれば良いか分からず、ある物知りじいさんに聞きに行くことにしました。
男は、山向こうのじいさんを訪ねて歩いていると、途中、馬に出会いました。
「ヌーマ(馬)よー、お前は女と交尾することを知っているかー」
と聞くと、「知ってるさー」というので、「じゃあ、年に何回するんだ」
と聞くと、「それは知らん」というので、一緒に聞きにいくことになった。
しばらく行くと、牛が前をのっそのっそ歩いている。
男は「ウスよーお前知っているか…」と尋ねると「知らん」という。
じゃあお前も一緒に行こうということになった。
一人と2頭は物知りのじいさんの家に着き、最初馬から入った。
しばらくすると、馬がしょんぼり出てきて「俺は年に1回にしろ」と言われた。
今度は牛が入って行くことにした。
ところが、部屋の方からすごい声が聞こえる。
「なんで、馬が2回なのに、おれは年1回なんだー」と言って、じいさまを追い回している。
牛は角をふりかざし、大暴れしていた。
これを見た馬は「俺様も、年2回では納得いかない」と言って、牛の加勢を始めた。
馬は後ろ足で蹴り、牛は角でついた。
じいさまは「馬め、お前も牛の加勢をするなら1回にするぞー」と言って逃げ回った。
この成り行きを呆れて見ていた男は「じいさまー、俺はどうなるんだー」
と言うと、じいさまは「お前は勝手にしろー」と言ったそうだ。
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