最速英会話学習・話せるための英会話学習法プロ英語教師への道・養成講座

英語教育は英語の発想を学ばせるものです。1年で完了形まで身につく学習法を展開します。

現役の先生には少し耳の痛いこと

2009年11月15日 | ひとまとまりの行為・状態論

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詳細 「自由に英語が話せるためのたったこれだけ英文法

[今日の学習]

今回は、現役の先生には少し耳の痛いことを述べています。
でもこれは「今さら消ししようがない」、私がかつて本に書いたものです。

いくら英会話学習を続けても、なかなか自由な会話ができない。
でもこの「コミニカ中学英語基礎編」で育ったものは、学習時間に応じてどんどん語彙を定着・蓄積していき、自由な英会話ができるようになる。
どうしてそうなのか。それは中1配当の始めから補語や動詞フレーズを意味あるものとしてとらえることができるからです。
意味あるワンフレーズ表現をどのようにして展開していけるか、これが絶対に欠かせないことばとしての学習です。

これはこのブログでも紹介しているように、「コミニカ英作法」ではファンクションフレーズと動詞(補語)フレーズの組み合わせで英文を生産するという、世界中で英語学習をしている人たちが「当たり前」としているメソッドです。

「コミニカ英作法」
1. 私は、(ふだん)牛乳を飲んでいません。
<~ドウする文>
① 私は ~しない  ⇨ I don't
② 牛乳を飲む    ⇨ drink milk
(完成文) ⇨ I don't drink milk.

2. 私は、牛乳を飲みたくありません。
<~ドウする文>
① 私は ~したくない  ⇨ I don't want to
② 牛乳を飲む      ⇨ drink milk
(完成文) ⇨ I don't want to drink milk.

3. 私は、牛乳を飲むのが好きです。
<~ドウする文>
① 私は ~したくない  ⇨ I like
② 牛乳を飲む      ⇨ drinking milk
(完成文) ⇨ I like drinking milk.

このように中1配当の始めから、動詞フレーズをひとまとまりのものとしてとらえる学習をするから、このdrink milkが他の動詞フレーズに変わってもどんどん英作をこなせるし、しかも英語をことばとしておぼえていくことができるのです。

しかもそれが「目に見える」問題形式となっているので、いつの間にかそのしくみ、回路が備わっていくことになります。

以下は私が2003年に著した本からの記事の転載です。

  「ムリなく話せる イメトレ英語学習法」日本実業出版社刊
   中嶋太一郎著

ちなみにこの本は絶版となっていますが、一時は中古本市場(アマゾン)で5,000円以上の値段で売買されていたことがあり、これは私のちょっとした自慢です。原価は1,600円でした。

また自慢ついでに言えば、私が今まで書いた本の内、4冊が韓国や台湾で翻訳され、販売されていたことです。

Coffee Room
  11. 英語を切りきざまないで!


中嶋: Kenny,以前あなたは、「日本人はふつう、学校で何年英語を学んでいるんだ」とぼくに聞いたことがあるね。

Kenny: そう、中嶋さんが「だいたい6年だ、あるいは大学に行くと10年になる人もいる」と聞いたとき、思わず絶句したことを今でも覚えてるよ。

中嶋: 日本人の英語ベタ、あのTOEIC試験で平均点がアジア32カ国中31位という無惨なものだよ。その最も大きな原因は、「英語の先生がいるから日本人は英語が話せない」とぼくは考えている。

このことはぼくだけではなく、大前研一氏もその著書で述べている。英語の先生が、英語を話せるようになるための障壁となっているわけだ。

Kenny: でも、「話せない」だけじゃなく、31位という成績は、英語の先生が誇る読解や文法もダメだということだよ。実際、試験の結果を見てみるとリスニングの方がいい点をとっている。

中嶋: 英会話の先生も、英会話の文法書などを見ても、「5文型は基礎だ」とか「中学の文法くらいは身につけなさい」などと気楽にアドバイスしたり、書いたりしているが、本当にそうだろうか。この日本の英語教育には致命的な問題があるということを、彼らはわかっていないと思うよ。

Kenny: 具体的に説明してください。英語の先生が英語を話せない、といったことですか?

中嶋:そうではないよ。英語をすらすら話せなくても英語の発想は教えることができる。むしろ日本語できちんと教えるべきだ。英語は日本人が母国語できちんと教えるべきなんだ。私は日本語をまったく話せない英語教師よりもずっといいと思っている。よくネイティブに教えてもらいさえすれば、英語か話せると思い込んでいる人は多いが、これはそんな簡単なものではないよ。

具体的に説明しよう。問題は、日本の英語教育では、ただただ読解のために「ひとまとまりの行為や状態」を切りきざんで教えていることだよ。たとえば、日本の英語教育や英会話の本では,次のように教えている。

  (1) Drink milk!
     V O
  (2) I + drink + milk.
    S  V  O
  (3) I + don't drink + milk.
    S   V   O
  (4) I + will drink + milk.
    S   V   O
  (5) I + will be able to drink + milk.
    S     V       O
  (6) I + don't have to drink + milk.
    S     V      O
  (7) I + am drinking + milk.  進行形
    S   V     O
  (8) I + like + drinking + milk.  動名詞が目的語に
    S  V    O
  (9) I + have just drunk + milk.
    S    V     O
  (10) I + want to + drink + milk.  to不定詞が目的語に
    S   V     O
  (11) I + want +you+ to drink + milk. to不定詞が目的格補語に
    S  V  O   C
※ S=主語、V=動詞、 O=目的語、C=補語

Kenny: まさしく、「ひとまとまりの行為や状態」が切り刻まれてしまっているね。ぼくたちネイティブは、drink milk、drinking milk, drunk milkだけで、その自体のイメージを持って話してるのにね。
このような教え方では、いつまでも英語が言葉として身につかないわけだよ。

中嶋: こういう教え方になっているのは、読解のためだよ。読解のための英語教育からいまだに抜け出せないのが現実なんだ。彼らの頭では、5文型理論は「絶対に崩せない」ことなんだ。つまり(2)の基本文がSVOだから、これがどんな形になっても、SVOを維持するわけだよ。

でもこれは読解のためにはとても便利なもので、まずSを訳し(私は)、Oを訳し(ミルクを)、そしてVの部分を「飲まない」「飲むつもりだ」「飲むことができるだろう」「飲む必要はない」「飲んでいる」「飲んだところだ」と訳すと日本語訳ができあがことになる。これが「後戻り訳」というものだ。

確かに、これは便利なものだが、こんな教え方では「助動詞は原形の動詞をとる」とか、「進行形はbe動詞+現在分詞」とか、「現在完了形はhave+過去分詞」などとしかとらえることができないことだよ。そんな無機的な学習が英語の学習だと勘違いしている。逆に言えば、話せなくてもこれらの文法さえ覚えていたら、英語のテストでは確実に点数がとれるということだ。実は、英語が話せない英語教師の問題というのはここにあると思うよ。

Kenny:問題は、英語教師が自分が勝ち抜いてきた受験の成果でしか英語を教えていないということだね。

中嶋: だからいつまでも英語教育は進化しないいうわけだよ。
英文のしくみをファンクションフレーズと動詞フレーズの結びつきだとするファンクションメソッドでは、英語のしくみはとてもシンプルなものになるよ。

  (1) Drink milk!
    牛乳を飲みなさい
  (2) I drink milk.
    (ふだん)牛乳を飲んでいる
  (3) I don't drink milk.
    (ふだん)牛乳を飲んでいない
  (4) I will drink milk.
    (これから)牛乳を飲む
  (5) I will be able to drink milk.
    (これから)牛乳を飲むことができるでしょう
  (6) I don't have to drink milk.
    牛乳を飲む必要はない
  (7) I am drinking milk.
    (今)牛乳を飲んでいる
  (8) I like drinking milk.
    牛乳を飲むのが好きだ
  (9) I have just drunk milk.
    (ちょうど)牛乳を飲んだところです
  (10) I want to drink milk.
    牛乳を飲みたい
  (11) I want you to drink milk.
    あなたに牛乳を飲んでもらいたい

現在、先進的な塾やフリースクールにこの教材が導入されたり、英会話学習者が購入されているのは、日本で始めての世界水準の英会話学習法を展開しているからです。

いったんその「英語の枠組み」を身につけたら、どんなフレーズもその枠組みで展開できることになります。これが英語脳の構築です。
これが社会人になれば、動詞フレーズが社会人に必要なフレーズを覚えなければなりませんが、その土台は中学英語で作られるということです。

ファンクションメソッドによる市販の本も、あるいはすべての教材がファンクションフレーズと動詞(補語)フレーズの二色刷りになっているのは、そんな英語発想を身につけていただきたいからです。

やはり一日一日、プリントをこなすことでできるようになるのです。
英語の回路はこのようにして着実に生徒たちの頭に仕組まれていくことになります。
   
○ファンクションメソッド英語研究会では以下のような動詞フレーズに特化した教材を販売しています。

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<「コミニカ中学英語基礎編>」で学習している人たちの声>
 ○ この教材でなら話せるようになると思う。希望が湧いて来た。
 ○ こんな教材の出現を待ち望んでいた。親子でやっています。
 ○ 初学者も再学習者も、楽しく学べて確かに英語が言葉として身につく
 ○ すごい学習法の発明だ。目から鱗が落ちた。
 ○ 日本語の発想を生かして英作するから、誰でもできる。




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