占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)

占星術に関して思いついたことを書き留めるブログ。西洋占星術による地震予測、金融占星術の研究をしています。

2010年のまとめ(1)

2010-12-31 23:41:16 | 占星学
年初に投稿した春分図による概観「2010年の占星術予測(1)」を振り返る。リンク記事と並行してお読みいただきたい。

◆政治◆
国際政治情勢は中東などの緊張に加え、中国、北朝鮮による極東アジア情勢の緊張の高まりも目立った。北朝鮮の韓国・延坪島への砲撃は朝鮮戦争休戦協定以来の事件だった。国内の政治的対立も深まり、米オバマ政権を擁する民主党は中間選挙で大敗、日本の民主党も混迷度をさらに深め、小沢問題で党分裂の危機に瀕している。

◆経済◆
欧州ソブリンリスクが長く尾を引くなど世界経済は重い足かせをひきずった一年だった。11月には米FOMCによるQE2(量的緩和第2弾)が実施されるなどして、溢れ出たキャッシュは金や商品相場に流入し価格上昇が続いている。中国ではインフレ対策の利上げが施行されているが、先進主要国ではデフレ傾向が続いており、利上げの機運は今年は無かったといえる。

◆金融◆
為替政策について政府の介入を指摘していた。実際に9月に日銀が介入を実施。もっとも介入自体は日銀のみであった。予測の根拠は春分図太陽と水星の距離の近さから。突然のクラッシュ相場も予想していたが、5月のNY株式市場のシステムトラブルで実現した。

過剰債務はマーケットから出ないと見ていたが、これは量的緩和で膨張したキャッシュが金融商品相場に吸収されている状況から実現しているといえよう。特に金は各国財務省が長年の売り姿勢から一転、買上げを続けていることから、金価格は今後も上げ基調に推移すると思われる。バックボーンとなる天体位相は、2011年4月より成立するうお海王星とやぎ冥王星の緩いセクスタイルだ。

◆気象・農業◆
年前半に欧州で猛威をふるったアイスランド火山噴火は、太陽-土星の衝のほか、火星-ヴェスタの衝に月-パラスの衝がグランドクロスを組むなどの影響が大きいと思われる。また特に太陽とセレスの0度完全スクエアにより、高温による森林火災がロシア全域に及んだ。7月末にはロシアは小麦輸出を停止。穀物先物も倍近い値上がりをする商品が相次いだ。
古典占星術では、太陽と土星の衝でおそらくすべて網羅できる現象だ。

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