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京都 祇園のえべっさん祭り

2018-12-31 21:03:37 | 祭り

謹賀新年!

今回は、京都祇園の八坂神社で新春に開催される 祇園のえべっさん祭り を紹介します。

 

京都駅から奈良線「東福寺」で京阪電車に乗り換え「祇園四条」下車。

四条通りを東に向かって突き当たりが、八坂神社です。

 「祇園のえべっさん」は、八坂神社にある祇園蛭子社(ぎおんえびすしゃ)の神です。

 

この神社は、平安時代に八坂神社に祀られるようになり、北向きに社を構えていることから、「北向蛭子社」とも呼ばれています。

 

祇園のえべっさんは毎年19日・10日に行われます。

祇園のえべっさんでは大判・小判・鯛・俵などの縁起物を飾り、商売繁昌・家内安全のご利益がある福笹が授与されます。

 19日(宵蛭子)の蛭子船巡行

  10:00から蛭子社祭(えびすしゃさい)が神社で行われ、

   15:00から八坂神社・西楼門の石段下より巡行がスタート。

   四条烏丸で折り返して八坂神社へと戻ってきます。

   七福神を乗せた蛭子船、福娘たちが四条通りを巡行。

   福娘は、四条繁栄会の店主らに福笹を授与して回ります。

110日(本蛭子)の蛭子社祭(本蛭子)

   15:00から、境内の祇園蛭子社の神前にて商売繁盛の祈願祭が執り行われます。

 祭りのメインは、19日(宵蛭子)の蛭子船巡行です。

 「商売繁昌で笹もってこい」のかけ声とともに開始されます。

蛭子船には、七福神(恵比寿天(えびすてん)、大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、寿老人(じゅろうじん)、福禄寿(ふくろくじゅ)、弁財天(べんざいてん)、布袋尊(ほていそん)の七つの神様)が、笑顔と福を振舞きます。

「えべっさんの像」が「だし」に乗って、福娘の後方から巡行しています。

小さいので見落とさないでください。 

七福神の笑顔はユーモアがあり、見ているだけで幸せな気分になれます。

 福娘も可愛い女性が笑顔で巡行してくれます。

 1910日は蛭子社前にて福笹を購入することができます。

 金運に恵まれることを願って多くの方が、福笹を購入します。

 

「祇園えべす」へ行って、七福神と福娘を見てください。

幸せな気分になれ、金運に恵まれるかもしれません。


愛知県三河湾の戦国時代の城をめぐる旅

2018-12-08 18:34:17 | 城を巡る旅

今回は、愛知県三河湾の西尾市に残る「西尾城」、「東条城」、「寺部城」の戦国城を巡ります。

城が電車から離れているため、クルマで向かいます。

まず、西尾城へ向かいます。

西尾城は、名鉄西尾駅から西に2kmほどの「西尾市歴史公園」にあります。

西尾城は、三河守護の足利義氏が1225年ごろに築いた西条城が始まりで、長男の「西条吉良氏」を城主とした城です。

西尾城跡には「本丸丑寅櫓(うしとらやぐら)」や「鍮石門(ちゅうじゃくもん)」などがあります。

まず、本丸丑寅櫓へ向かいます。本丸丑寅櫓は、高さ約10メートルの三層の木造で、入場料は無料です。最上部から西尾市の中心部を見渡すことができます。

西尾城には、天守閣もあったそうですが、再建されていません。

二の丸の跡地には、1995年に京都の公家・近衛家の「旧近衛邸(きゅうこのえてい)」の一部を移築した建物があり、無料で入れます。抹茶+和菓子のセット¥400をいただきながら、美しい枯山水の日本庭園を眺めて休憩します。

公園内には、「西尾市資料館」もあり、西尾城の歴史に関連する資料が展示されています。ここも無料です。

 

次に、西尾駅の南東7kmほどにある「東条城」へ向かいます。

東条城は、「古城公園」にあります。

この東条城は、足利義氏が、1225年ごろ西尾市西側の西条城(西尾城)とセットで東側に築き、足利義氏の三男東条吉良氏を城主とした城です。

東条城は、大手門、物見櫓(やぐら)、木柵があり、土塁を基本とする丘の上の城になっています。

大手門、物見櫓が黒塗りで、戦国時代の城の荒らしさを見事に蘇らせています。

登城口から登っていくと門があり、その先に三の丸が広がっています。

三の丸の左側に二の丸が八幡神社になっています。

三の丸の先が古城公園になっていて、大手門をくぐると大きな本丸が広がっています。

大手門の左手に物見櫓があります。

大手門、物見櫓の両方が木造で痛んできたため、現在は工事の鉄策で囲われ「危険」と記載されています。

大手門の横には、木柵があり、その外側を土塁が囲っています。土塁の外側は、険しい崖になっており、城を守っています。

大手門、物見櫓をバックに本丸の全景を撮ってください。戦国時代の城らしい記念写真になります。

 

次に、寺部城(てらべじょう)に向かいます。

寺部城は、東条城から南東に14kmほどの名鉄西幡豆駅の南にあります。

カーナビにも載っていない城のため、近くの幡豆図書館で詳細な場所を確認してください。

寺部城址の案内板から急な坂道を登って行きます。

二の丸、本丸の案内板が見えてきます。

まず、本丸へ向かいます。

天守閣のない小さな城で、本丸の面積も小さいです。

案内掲示板で当時の城の地図を確認します。

この城は、創建年、築城者が不明ですが、戦国時代1514年に小笠原氏が城主になった城です。1590年に、徳川家康とともに小笠原氏も関東に移ったため、廃城となりました。 

同じ名前の城は、豊田市、名古屋南区にもありますが、これらの城とは関係がありません。

三河湾を見下ろす標高30mほどの丘に築かれた平山城で、曲輪、土塁、堀などの遺構がよく残っています。

本丸の下に二の丸があります。

戦国時代に交通の重要な地点に築かれた城として活用された雰囲気を味わうことができます。

今回の3つの城は、特に有名ではありませんが、特に東条城、寺部城は、戦国時代をよく再現した城です。

ゆっくりと散策して、実戦的な戦国時代の城を味わってください。