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長野県松本市 旧開智学校、旧松本高等学校、中町通り、縄手通り を巡る旅

2014-12-22 23:57:37 | 歴史を巡る旅
今回は、城下町松本市を巡る旅を紹介します。

松本市は、市内ループバス:タウンスニーカーで巡るのが便利です。
500円の1日フリーチケットを購入して巡ります。
まず旧開智学校へ向かいます。

バスで13分で旧開智学校バス停に到着。
バス停前には、開智学校という現在の小学校があり、その北側に旧開智学校があります。
旧開智学校は1876年(明治9年)に建設された日本を代表する擬洋風建築の小学校です。
建築費用の7割を松本市民が負担し、廃寺の部材を多数使用し、天井には和紙を5層に重ねて貼るなど安く短期間で建設しています。

木造2階建で、外壁は漆喰塗です。校舎は中央に八角塔があり、2階のバルコニーには、天使、竜、雲などの彫刻があり、高級感があり、かつ芸術的な建物です。
入場料300円です。(ループバス1日乗車券で250円)
入口を入ると受付があり、売店があります。
建物の左側から校舎に入ります。


まず左側に大きな教室があり、明治時代の小学校の教室を再現しています。
木製の低い机と椅子があり、国語の授業風景を展示しています。
教室を出ると廻り階段があります。これは、廃寺の部材を使用しています。

次の部屋には、開智学校のミニチュアがあります。


現在ある場所は、移転してきた場所で、元は、女鳥羽川添いにあったそうです。
2階に行くと当時の小学生が修学旅行で、名古屋、鳥羽、関西へ行ったルートがあります。
小学校の修学旅行にしては、遠方まで行っています。

2階の南側には、明治時代らしい立派な講堂がステンドグラス付きであります。


見所は、1階の大教室、2階の講堂です。
高級感のある洋風建築で、小学校にこれほどの建築物を造った当時の松本市の繁栄ぶりが伝わってきます。
旧開智学校の西側には、旧司祭館があり、無料で見れます。



ここは、明治時代にあったカトリック教会の神父が住んでいた建物で、コロニアル風の木造2階建です。神戸の異人館とよく似た構造です。

次にバスに乗って中町通りへ向かいます。
中町通りは、松本市街地の中央にある東西の通りです。酒造業や呉服などの問屋が集まっていた通りで、商家の「蔵」が多く建ちならぶ街です。
現在は、「蔵」を利用した民芸・工芸などの店、レストランなどが集まり、観光地になっています。


中町通りの中央にある蔵シック館へ向かいます。
ここは、酒造の建物を移築、改修したもので、松本の商家の繁栄を伝える土蔵造りの建物です。無料で見学できます。



吹き抜けの大きな土間があります。
イベントもこの建物で開催され、玄関近くには、地元のお菓子やケーキのある喫茶店もあります。

中町で昼食にソバを食べます。
土蔵を改造した店でソバを味わいます。

次に、バスで「あがたの森公園」にある「旧松本高校」へ向かいます。
旧松本高校で下車します。



松本高校は、1919年(大正8年)4月、日本の長野県松本市に設立された旧制高等学校です。この高校は、信州大学の母体となった学校です。
現在は、「あがたの森文化会館本館」になって市民の教育文化活動の場となっています。
建物は、洋風木造建築でコの字型の建物です。
玄関には2階への大きな階段があります。
まず、1階の右手の図書室を通って奥にある復元教室へ向かいます。
50人くらいが入れる教室です。

木製の机と椅子が一体になったものです。
座って見ると椅子が机に近く窮屈な状態です。
昔の日本人は小柄なため、この大きさで問題なかったのだと思います。

階段を登って2階に行きます。

2階には、20人くらいの小さな教室が多数あり、市民の方が打ち合わせなどに使用しています。
ぐるっと回ってIT教室の奥に大きな講堂のような部屋があります。
200人くらいが集合できる大きさです。

当時をしのばせる木造の壁、窓があり、美しい中庭を見れます。
1階に降りて、校長室へ向かいます。


マスコミが校長室の撮影をやっていて、終わってから中に入ります。
大きなレトロな雰囲気の部屋で、立派な校長机があります。
昔の校長は、良い待遇を味わうことができたものだと思いました。
校長室の奥から中庭に出ることができます。


美しく刈り込まれた木があり、両端にブロンズ像があります。
ヨーロッパ風の庭です。

次に縄手通り商店街に行きます。
松本市大手にある昔の町並みが再現されている所で、飲み屋が多くあります。



「縄手」という名前は、松本城建築の際に測量用の縄を張ったのが由来といわれています。
 明治12年に四柱神社が建立され、縄手はその参道として発達してきました。
昭和の前半までは、祭りの時には、ずらりと露店が並び、通りに沿った女鳥羽川の水辺では、「河鹿蛙(カジカガエル)」が美しい鳴き声をかなでていました。
縄手通りは女鳥羽川沿いの千歳橋から一つ橋までの通りです。
縄手通りの西側にあるのが千歳橋です。おしゃれな橋です。
縄手通りのシンボルはカエルです。
晩飯は、縄手通りの居酒屋で地元の酒を味わいます。

松本市には、松本城以外に今回のような観光スポットが多数あります。
訪れてみてください。

京都「かぼちゃ供養」と京都ホテルオークラ イルミネーションの旅

2014-12-16 23:43:36 | 寺イベント
今回は、京都の矢田寺で開催される「かぼちゃ供養」の旅を紹介します。
京都駅から地下鉄に乗り、御池で東西線に乗り換え市役所前で下車します。
寺町通を下り5分ほどで矢田寺に到着です。

この寺は、寺町通りの商店街の中にあります。
「代受苦地蔵」と呼ばれる本尊にある地蔵菩薩は地獄の火の中にいて地獄の罪人を救っている姿を表しています。
本堂にある梵鐘は送り鐘と言われ、8月16日にこの鐘をついてご先祖様を冥土へ送る有名な鐘です。




京都では、冬至の日に、祈祷されたかぼちゃを食べるとその日から一年間は無病息災になるご利益があるとされています。
この矢田寺では、12/23(火)に「かぼちゃ焚き」の無料接待を10時から開始します。
9時ごろから長蛇の列ができてきます。例年午前中で終了します。


10:00から並んで45分くらい待ってやっと本殿に入り、釣鐘を突いて参拝し、その後にかぼちゃを頂くことができます。

先日紹介しました千本釈迦堂での「大根焚き」は1000円もするのに、この矢田寺のかぼちゃは無料です。
お茶もついています。庶民の味方です。
境内の席に座って食べることができます。
かぼちゃは1000名分あり、なくなれば終了です。

矢田寺の本堂には、撫でると中風除けや諸病退散にご利益があるとされる巨大な「撫でかぼちゃ」が12月から安置されています。
是非なでてください。きっと健康な1年を過ごすことができます。


この寺には、「ぬいぐるみ地蔵」があります。500円です。
ぬいぐるみ地蔵は、住職夫婦が手づくりで製作しています。
良縁成就・安産祈願・無病息災などのご利益があります。
かわいい顔をしていて値段も手頃ですので「ぬいぐるみ地蔵」を購入します


次に、京都ホテルオークラのクリスマスイルミネーションを見に行きます。
矢田寺から10分ほどで行けます。
最近クリスマスイルミネーションは、減少していますが、このホテルのイルミはきれいです。
12/25までやっています。


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京都 大文字山 登山の旅

2014-12-06 00:27:40 | JR御殿場線の旅
今回は、京都五山送り火の大文字山を登山する旅を紹介します。
大阪から阪急電車で京都河原町終点まで行き、鴨川を渡って祇園四条から京阪電車で出町柳終点まで行きます。
出町柳から今出川通りを東へ向かい歩いて行きます。

しばらくすると百万遍の交差点を過ぎ、京大の学舎が両側に見えてきます。

さらに歩いていくと哲学の道があり、哲学の道を歩いていくと琵琶湖疎水が右に曲がるので曲がらず直進します。

この道は、銀閣寺の参道で、店が並ぶ通りを少し歩くと、出町柳から30分ほどして銀閣寺に到着です。


ここで、左に曲がって行くと八神社があり、そこの鳥居で右折すると
銀閣寺伝いに行く道の行者の森が登山口です。




散り際のモミジを見ながら進んで行くと世界文化遺産貢献の森の看板があります。

ここからは勾配がきつくなっていきます。
小川を渡り、本格的な山道に入ります。



右手に京都盆地を森越しに見ながら千人塚の石碑に到着です。


左折してさらに登っていくと長い石段に到着。

少し呼吸を整えて石段を登って行きます。
平坦な部分を過ぎ、今度はゆるい石段を少し登ると大文字焼きの中心「火床」に到着です。


銀閣寺から40分ほどで到着です。
この大文字焼きの中心から京都盆地を見渡せます。
今日は快晴で最高の眺めが楽しめます。

百万遍の交差点を中心に右は国際会館、左は京都駅とほぼ京都中心部を見渡すことができます。
期待以上の開けた素晴らしい眺めに感動です。
紅葉も見納めの状況ですが、赤、黄と山々が色づいて美しいです。

しばらく石垣の端に座って京都市街地をじっくり眺めます。

この場所からは、京都五山の他の四山の送り火が見えます。
左から「法 」「妙」「船形」「左大文字」「鳥居形」が見えます。
「鳥居形」は、「左大文字」の向こうで遠く、霞んでいてみえているのかはっきりしません。たぶん見えていると思います。



この大文字の「火床」の山側には、弘法大師を祀った神社があり、参拝します。



この火床は、大文字の字の中心でたいまつを燃やす中心場所です。
丸く円状に石で囲んだ中にレンガを十の字に並べています。十の交点が大文字焼きの中心ポイントです。


大文字焼きの燃えた松明の火を持って帰ると無病息災になるとの言い伝えがあります。
下側に左、右に長い足が見えます。
点火場所へは、行くための階段が横にあります。


次に左の手、右の手が一直線状にあり、最後に上側に階段があるので登って行きます。


上側にも長く伸びており、最上部に到着するとさらに良い眺めが見れます。

少し景色を楽しんだ後、さらに上部の大文字山頂上を目指し登っていきます。

大文字山頂上へは、登りと平坦部を繰り返し20分ほどで到着です。


頂上部には、展望できるスペースがあり、丸太のベンチに座って、京都市街の南部と山科の盆地を見渡すことができます。
三条通りから東山の蹴上、そして山を超えて山科へ空から見たような雄大な眺めをしばらく楽しみます。


頂上には、標高465mの看板があり、記念写真を撮ります。

丸太に座ってユックリしようと思いましたが、近くで登山者が記念写真を撮っているので、水分を補給し、眺めを手短にして下山することにしました。

下山は、大文字焼きの左の足に沿って降りて行きます。

下山して行くと鹿ケ谷の所に降りてきました。
下山は、大文字山頂上から40分ほどと早いです。


哲学の道を歩いて、平安神宮を通り、地下鉄「東山」から帰宅します。

3時間あれば登山でき、京都で最高の景色を眺めることができます。

ウォーキングまたはジョギングシューズを履いていれば登れます。
晴れた日の大文字山登山を楽しんでください。