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祇園祭 山鉾巡行 :49年ぶりに2回開催が復活

2014-07-07 22:41:52 | 祭り
今年も7月になり、祇園祭の時期になりました。
衹園祭は八坂神社の祭礼で、大阪:天神祭・東京:神田祭とともに、日本三大祭のひとつです。

祭は、神社だけのものでなく、京都市全体の町民の祭りとして実施されます。
平安時代869年に、京都で疫病が流行し、庶民の間に病人、死人が多数出ました。 これを牛頭天王(ごずてんのう)のたたりであるとし、そのため神をまつり、衹園社(八坂神社の前身)を信仰し、病魔退散を祈願するため、当時の日本全国の国の数の66本の鉾をつくり、それを神泉苑におくり、悪疫を封じ込む御霊会をおこなったのが始まりです。
はじめは、疫病流行の時だけ不定期に開催されていましたが、970年から毎年6月14日におこなわれるようになりました。

今年から祇園祭の山鉾巡行が49年ぶりに2回に分けて開催されます。
山鉾巡行が「前祭」(さきまつり)、「後祭」(あとまつり)
宵山や山鉾建てのスケジュールも変更されます。
7/17:「前祭」、
7/24:「後祭」

山鉾は、山と鉾を合わせて山鉾と呼んでいます。
山は、高さ5mくらいで台車のようなもの。

鉾は、山の上に鉾が追加され、高さ25mくらいにもなります。

有名なのは、鉾です。

また32基だった山鉾が、1基増えて「33基」になります。
江戸末期「蛤御門の変」で焼失していた「大船鉾」が、
再建した鉾で追加されます。

前祭(さきまつり)
●前祭 山鉾建て/2014年7月10~14日
●前祭 山鉾曳初め/2014年7月12~13日
●前祭宵山/2014年7月14~16日
※歩行者天国は15・16日のみの予定

●山鉾巡行・前祭巡行/2014年7月17日: 山鉾(全23基)
(巡行ルートと先頭通過予想時間/9時四条烏丸→四条河原町→河原町御池→11時35分御池新町)

後祭(あとまつり)
●後祭 山鉾建て/2014年7月17~21日
●後祭 曳初め・舁初め/2014年7月20~21日
●後祭宵山/2014年7月21~23日
※町内は車両通行止めになりますが歩行者天国・露店はなしの予定

●山鉾巡行・後祭巡行/2014年7月24日: 山鉾(全10基)
(巡行ルートと先頭通過予想時間/9時半烏丸御池→河原町御池→河原町四条→11時22分四条烏丸)

山鉾の中では、衹園囃子(ぎおんばやし) を演奏します
「コンチキチン」という優しい音色で気持ちいいです。
衹園囃子(ぎおんばやし) は、6月から町屋で練習が開始されるので
メインの通りから細い道では、衹園囃子の練習する様子が見れます。

まず、宵山を紹介します。

宵山の歩行者天国:18:00~23:00です。
宵山では、山鉾が町屋とよばれる昔ながらの商店の道路側に横付けされ、商店の家の2階から鉾に入ることができます。


山鉾の位置は、先ほど掲載した山鉾巡行の図で確認してください。
南北: 高辻通りから四条通を通って三条通りの間、東西: 油小路通りから烏丸通りを通って東洞院通りの間に設置されています。

宵山で山鉾を全部見るのは無理ですので、鉾は長刀鉾、蟷螂山、船鉾 や気に入った鉾を幾つか見てください。
「粽」を購入すると山鉾に入れる場合が多いです。入場券付き粽が800円という所が多いです。「粽」は、笹で作られたお守りです。商店では、伝来の屏風などの宝物の披露も行われます。


山鉾に登ると祭の夜景を上から眺めることができ、趣きがあります。
是非登ってみてください。

山鉾に吊られた駒形提灯に火が入り、祇園囃子の音と共に祭りを盛り上げます。
例年たくさんの人々で賑わい、町は祭り一色となります。
各山鉾町の町屋では格子をはずし、通りから見えるようにして家宝の屏風、道具を飾ります。

この「粽」は、翌年の「宵山」までの1年間、家や職場の戸口の上部に飾り厄除けにします。厄除けのため、中は空で、饅頭はありません。

「宵山」では、多くの人々、特に若い女性が浴衣を着てそぞろ歩きをしながら祭の風情を楽しみます。




7/17の山鉾巡業は、朝9時から12時前まで開催されます。
観光客で歩道は一杯になるので、朝9時までには、見る場所を確保しておきましょう。
また雨が降っても巡行は開催されます。


長刀鉾を先頭に山鉾が都大路を巡行します。
巡航経路:四条烏丸~四条河原町~市役所~烏丸御池~新町御池。
祇園祭の最大の見所で、長刀鉾を先頭に32基の山鉾が京都の中心部を巡行します。
山鉾の見どころは、方向転換の「辻まわし」です。河原町御池の交差点での辻まわしをぜひ見てください。

鉾の車輪は四輪とも固定されているので、鉾ごと方向を変えます。
鉾の下に割竹や樫の細丸太を並べ、滑りやすいように水を打ちます。
車方が鉾に乗り、通常は二人の音頭取りが四人になります。
引き綱を車輪にかけ音頭取りのかけ声に約40人~50人の曳き手が心を一つにして鉾を滑らせ、角度を変えます。
山鉾は各鉾町に戻り、解体されます。

山鉾は街中を巡行することで厄を集めるとされているので、解体するのは、その集めた厄を留めないようにするためだそうです。

7/24も山鉾巡行は、開催されますが、鉾が1台しかないため、本命は7/17です。
今年は、巡行が7/17、7/24の木曜日です。
7/16の宵山、7/17の巡行を見るのがお勧めです。

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