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成田山御本尊不動明王御上陸記念😊In Odaregahama Yokoshibahikari
天慶二年(939年)、平将門が関東で兵を挙げ、自らを新皇と称して朝廷に反旗を翻し、
関東は混乱の極みにありました。
時の朱雀天皇はこれを鎮めるべく、諸寺に調伏の祈祷を命ずるとともに、藤原忠文を
征東大将軍に任じて追討軍を向かわせ、あわせて寛朝大僧正に京の高尾山神護寺の
護摩堂にあった不動明王像を与えて、関東に入って調伏の祈祷を行うよう命じました。
寛朝大僧正(916~998)は真言宗の僧で、父は宇多天皇の皇子・敦実親王。
真言宗の僧侶としては初めて、日本では三人目の大僧正となり、洛外・広沢に遍照寺
を開いています。
寛朝大僧正は不動明王を奉持して大阪から船に乗り、房州の尾垂ヶ浜(おだれがはま)
に上陸しました。その不動明王は成田山新勝寺の本尊となっています。
「成田山御本尊不動明王御上陸之地」とありますが、なにせ今から千年以上も前のことですから、海岸線は現在よりもずっと内陸部にあったと思われます。
毎年上陸を記念する法要が5月27日営まれます。